【詳述】自給自足とは?~集団アセンションのカギを握っている~
執筆者:れなさん
スピリチュアルなことに興味を持っているなら、「自給自足」という概念を知っておくべきです。これは、あなたが憧れているであろうアセンションに非常に大きく関連するものなのです。
スピリチュアルなことに興味のない自給自足探求者にもお読みいただける解説記事になっています。
自給自足とは?
自給自足とは、衣食住などの生活に必要なものを、自分(たち)の手でまかなうことで暮らしていくことをさします。
スピリチュアルな観点から言えば、自給自足は「集団アセンション」のカギとなる、非常に重要な営みです。
自給自足には様々な規模がある。大きい規模はエコヴィレッジ。
自給自足には様々な規模・概念のものがあり、家庭菜園や自家畑によって食料を手作りすることを指している人もいれば、家を建て、衣服を紡ぐことまでをも自分でまかなう人もいます。一人きりで行っている人もいれば、小さな集団で行っている人もいます。完全にお金を使わずに暮らしている人もいれば、可能なものだけを自己調達し、それ以外はお金で得ている人もいます。
集団で行うものは、エコヴィレッジとも同義語になります。
スピリチュアリズムの掲げる自給自足は衣食住すべての自給。それによって国福祉に依存しなくてよくなる。
スピリチュアリズムによって推奨されている自給自足は、家庭菜園で野菜を作るレベルのものではなく、衣食住その他すべての生活インフラを全て自分たちでまかう暮らしを指します。これはすなわち、国福祉への依存を断ち切り、自立的な生活を確立し、持続していくことを目指すのです。
自給自足するには、ナチュラリストになることがカギ。
とはいえ、あらゆる施設やものを作る必要はなく、生活に必要のないものは作る必要もありません。電化製品やインターネット網などを自作することは極めて困難で、すなわち自給自足をするためには、質素でアナログな生活に適応できるタフさや柔軟さが必須と言えます。エアコンを作ろうと苦心するのではなく、エアコン無しで暮らしにはどうすれば良いかを考えましょう。
多くのものを製造しなくなるなら、私たちはたくさんの時間を得ることができるようになります。日本人が最も欲しているものですね。
自給自足が軌道にのると、1日4時間程度の労働で暮らしていけるようになります。趣味や遊びの時間がまだ半日以上も残っています。「エデンの園」ですね。
修道院も自給自足生活。フィンドホーン、アーミッシュ、ダマヌール。
様々なものに囲まれている現代日本人からすると、自給自足とは極めて難しいものに感じられますが、自給自足をしている人々は世界に大勢います。
先進諸国でも、欧米に多くある修道院では、ほとんどの生活品を自給自足しています。今では、修道院の多くは観光施設を兼ねており、土産物を売って現金収入を得たりもしていますが、基本的に多くの修道院と修道士は、お金を使わなくても暮らしを継続させることが出来ます。
他にも、修道院を真似たり、アセンテッドマスターの助言を参考に自給自足の暮らしを営む共同体があちこちにあります。フィンドホーンやダマヌールなどが有名でしょうか。古くからあるものとしてはアメリカのアーミッシュが有名です。
また、1970年頃には、自給自足を試みたヒッピーやスピリチュアリストが大勢居ました。
東南アジアの僧院や原住民族も自給自足の暮らし。お金が掛かっていない。
宗教つながりで言えば、チベットなど東南アジアの仏教僧院にはやはり、自給自足で生活をまかなっている院がたくさんあります。
さらに、原住民族と呼ばれるような人々は、今でも自給自足に近い暮らしをしています。観光地化により現金が手に入るようになり、それで家電やスナック菓子などを買う原住民は増えていますが、しかし基礎的なものは自給自足でまかなうことができています。
キリスト教修道院や仏教僧院の場合、生活の土台となる建物を、有力者の寄付金で建ててはじめるものが多いですが、原住民族たちは木の家を自分たちで建て、住居も自給自足しています。衣服も、糸をつむぐところから自給しているのです。
このように、発展途上国のようなシンプルな暮らしであれば、大きな支度金がなくても自給自足を行うことは可能です。
TOKIOの「ザ!鉄腕!DASH!!」という番組を見たことがあるなら、現代日本人でも自給自足が可能であることをイメージしやすいのではないでしょうか。
日本は世界で最も自給自足文化が遅れている・・・。
実は、日本は、世界でもワースト1と言えるほどに自給自足の発展が遅れています。シンガポールやモナコなど、国土の大半が都市である国は自給自足に無理があるとして、豊かな自然を持つ国としては、およそ世界で最も自給自足生活をする人の割合が少ないのは日本でしょう。
女性たちの高級志向がその原因。
この要因は、女性にあります。現代日本の女性は、自給自足にみられるような質素でアナログな生活に耐えられる人が少ないのです。それを好んでやろうとする人はもっと少ないです。
男性には、日本人でも一定数は自給自足に取り組みたがる人がいるのですが、奥さんに反対されたり娘さんに反対されたりして足踏みしてしまいます。また、どうしても人は異性を欲するため、自給自足の地に行っても女性がまったく居ないと知ると、やはりそこでの生活に躊躇してしまうのです。
自給自足を志す人の中に女性が増え、特に「かわいい」と周囲から言われるような美人女性に自給自足実践者が増えると、日本の自給自足文化は急速に回り出すでしょう。
繊細体質のクリスタルチルドレンは自給自足文化を推進するために生まれてきた。
そのような展開になることを見越して、アトピーなどの繊細な体質を持つクリスタルチルドレンが大勢、21世紀の日本に誕生しているのですが、クリスタルチルドレンの繊細な美人女性たちは、化学薬品でダメージを抑えながら都市型社会で暮らすことを選んでしまっています。
アトピー体質の女性、お酒の苦手な女性は、自給自足の暮らしをするブループリントを持って生まれてきています。
日本で最も自給自足に向いているのは沖縄。
日本で最も自給自足に向いているのは、沖縄です。
発展途上国になぜ自給自足の民が多いかと言えば、それは電化製品や立派な家がなくても、凍え死ぬことが無いからであり、一年中ココナッツやバナナなどが実るからです。この環境に最も近いのは、日本で言えば沖縄です。そのため、ある種の人々はスピリチュルな助言から沖縄に導かれていきます。
しかし、田舎生活を苦手とする人や、富裕者になびいてしまう欲深い人は、志半ばで本島に舞い戻ってしまいます。残念ながら現代日本には、そのような中途半端なスピリチュアリストばかりです。
自給自足の土台は神が造ってくれるわけではない。
彼らは、天使や神が自給自足の生活を作ってくれると他力本願に期待していることが多いのですが、そういうものではありません。自給自足というのは、当人たちの努力によって作り上げていくものです。
また、自給自足に興味を持つ人の中には、「どこかに自給自足の共同体があるなら私もそこに参加したい」と考える人が多いのですが、「自分で作る」くらいの気概が無いと、おそらく途中で根を上げてしまうでしょう。
「楽したい」と考える人には自給自足は難しい。
なお、「賃金労働がイヤだ」という感情から自給自足に興味を持つ人も多いのですが、自給自足には賃金労働とはまた違う種類の困難が伴いますから、逃避的な動機ではやはり、長続きはしないでしょう。
自給自足は、ある意味では超資本主義の社会よりも楽ですが、しかし「楽したい」と考える怠惰な人に自給自足は営めません。
「スピリチュアルな親+アトピー持ち」あなたは沖縄で自給自足するブループリントを持っている。
「親がスピリチュアルな感性をしている」「アトピーを持っている」この2つの条件を満たしていて、沖縄に移住する流れになったなら、あなたは沖縄で自給自足をするブループリントを持っています。
アセンションに近いのは、スピリチュアリストよりも自給自足実践者。
今の日本で、アセンションの達成に近しい精神に達しているのは、スピリチュアリストよりも自給自足の実践者たちです。もちろん個人差はあり、他の条件によっても変わってきますが、おおまかに言ってこのような傾向があります。
現代日本のスピリチュアリストは、多少のサイキックを持っている人は多いですが、「天使に願いを叶えてもらおう」というような他力本願かつ願望充足の考えをした人たちばかりになってしまっています。そのような人々が高い精神性を持っているとは言えず、また、アセンションできるはずもありません。
自給自足の生活をしている人々のほうが、アセンション文明に暮らすアセンテッドマスターたちに近い振る舞いをしています。サイキック能力などないとしても、無神論者だとしても、精神性は自給自足実践者のほうが高いのです。
日本では、完全な自給自足生活を実現するのは難しい。
現代日本は、他の国に比べて完全な自給自足は実践しづらいと言えます。
無料で手に入る土地がなく、また、税金を納めないと犯罪者になってしまうため、収入を完全に絶って自給自足に専念することが難しいです。
誰か資産のある人が広大な土地を提供してくれれば、参加者は土地代を払わなくても暮らせますし、無収入を申請すれば税金を納めなくても暮らせますが、しかし自給自足に対して土地や建物を提供するような富裕者は、日本にはなかなか現れません。
そのため、日本で自給自足をはじめるなら、なんらかの方法で収入を確保しながら行うことが妥当でしょう。
農家の人は自給自足を始めやすい。
最も自給自足をはじめやすいのは、農家の人でしょう。生きるうえで最も重要な食を自給する環境とスキルがあり、その作業が収入を生む糧にもなるからです。
SOHOのようなスキルを持っている人も、自給自足に取り組みやすいでしょう。
自給自足に興味があるなら、肉食を減らして慣れておこう。
自給自足ではお肉を得にくいので、菜食でも耐えられる感性があると成功しやすいです。スピリチュアリズムで菜食を推奨するのは、そのような理由もあるのです。
菜食は、訓練すれば誰でも可能になります。いきなり肉食を絶つのではなく、「まずは週に2日くらいお肉を食べない日を作る」というような感じで徐々にお肉の摂取量を減らしていくと良いです。肉食を絶つとたんぱく質が不足しがちなので、豆乳、豆腐などの大豆製品の摂取を増やしたり、卵は食べるようにするとよいです。
実践者のブログは自給自足の事前勉強に役に立つ。
自給自足の様子をブログで綴っている人は、昨今大勢います。彼らのブログを読ませてもらうと、自給自足のイメージが湧きやすくなり、また身近に感じやすくなるでしょう。
ただし、ブログで綴る人には、自分の自給自足スキルを自慢したがる人も多いです。それは、「こういう能力がないと自給自足は出来ないんだな」と読み手にブロックをかけてしまう要因になりかねないので、ご注意ください。
自給自足のブログや本に書かれているスキルが全部なくても大丈夫。
自給自足は、欲張りさえしなければ、スキルや物が少なくても充分に可能です。様々なスキルや物は、趣味がてらにマイペースに増やしていけばよいのです。
自給自足に関しては、本もたくさん出ています。驚くほどたくさんの自給自足スキルを解説する本もあります。本であれば、電気やインターネットがなくても読むことが出来ますね。繰り返しますが、そこに書かれているスキルを全部できるようになる必要はありません。ハチを飼えなくても自給自足は出来ます。
自給自足にためらいがあるなら、田舎暮らしからやってみよう。
または、自給自足が重く感じられるなら、まずは単純に田舎暮らしをしてみると良いでしょう。自然の豊かな田舎で、鶏の鳴き声で目を覚まし、畑の匂いに慣れ、蚊や虫に慣れましょう。
できれば古民家を家賃20,000円くらいで借りて、質素な住環境にも慣れたほうが良いです。そのような古民家は、土地付きで安く譲ってもらえる可能性もあり、自給自足の基盤も作りやすいです。
いきなり農業を生業にするのではなく、休日に近所の畑を手伝わせてもらうことから始めましょう。
田舎への移住は収入が不安になるでしょうが、家賃20,000円程度の家に住むなら、月収15万円くらいでも夫婦で暮らせるはずです。そして15万円程度なら、スーパーのレジ打ちでも稼げます。高い収入を得ようとするよりも、低い収入で暮らせるように適応していきましょう。
そして月収が15万円程度なら、かなりたくさんの税金が免除されるはずです。
天変地異を生き抜くカギも、自給自足にある。
頻発する天変地異が今後も続き、電気や流通など都市機能が崩壊するようなことがあっても、自給自足をしている人々はあまり困ることもなく生き延びられるでしょう。