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サプリメントと市販薬(セルフメディケーション)

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サプリメントは効果ある?効果ない?正しい使い方!

サプリメントの需要と普及はますます高まっています。
非常に多くの人が、なんらかのサプリメントや健康食品を体調管理に用いているでしょう。でもその反面、「本当に効果があるのかな・・・?」と半信半疑になっている人も多いのではないでしょうか?
体調がイマイチで、親や友人からサプリメントの服用を勧められたけれど、本当に効果はあるのだろうか?買う価値はあるのだろうか?いぶかしげてこのサイトを検索したでしょうか。
皆さんが感じているそんな疑問に、このサイトはズバッと容赦なく切り込みます!

 


多くのサプリメントに効果はある。が、その値段の価値はない・・・

結論から言って、多くのサプリメントにおいて、健康や美容を増進する効果はあります。9割くらいのサプリメントに、「効果はある」と言えます。あなたが今飲んでいるそのサプリも、まったくムダになるということはないでしょう。ちょっと安心ですね。
いや、安心するのはまだ早いです!
多くのサプリメントにおいて、たしかに健康増進や美容、アンチエイジングなどの効果はあるのですが、しかし、「購入する価値があるのか?」と問えば・・・それはYESとも言い切れないのです。
なぜかというと、多くのサプリメントや健康食品、美容食品は、「高すぎる」のです。
そのため、「効果がある?」ではなく「購入する価値がある?」のかと問えば、それは「やめたおいたほうがいいんじゃない?」と言えるものも数多いです。

 

たとえば、1,000円のエンピツがあるとします。それは、エンピツとしての役割は果たすでしょう。しかし、だからといって、あなたはそのエンピツを何本も買いますか?友人に「これ、使えるよ♪」とおすすめをしますか?
しないでしょう。
「エンピツは50円も出せば買える」という常識があるからです。
文字が書けるとしても、文字が虹色に書けるとしても、1,000円出して買う人はいません。その価値はないですよね。

 

サプリメントや健康食品、美容食品の多くも、同じことが言えます。
たとえば、コラーゲンドリンクを飲むなら、多少は肌が潤うでしょう。かといって、1本300円もするコラーゲンドリンクを、1か月飲み続ける価値はあるのか・・・?それはひょっとすると、2,000円の良コスパな美容液を買って使ったほうが、美肌への効果は高いでしょう。
このようなことが、多くのサプリメント、健康食品、美容食品などに言えるのです。

 

ですからやはり、サプリメントや健康食品、美容食品を購入する際は、慎重になるべきです!

 


サプリメントだけでは健康になれない。バランス食生活や運動が重要!

もう1点、サプリメントや健康食品を購入する前に、理解しておくべきことがあります。それがこれ。
サプリメントだけでは健康になれない。
ということです。

サプリメントはあくまで「栄養補助食品」にすぎず、それだけを摂取しても健康体にはなれません。
「健康になりたい」「〇〇の症状を改善したい」と思ったとき、まずは食事や生活を改善することが大切です。
まず、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。タンパク質、ミネラル、ビタミンなどしっかりと摂りましょう。
そして、適度に運動をすることが大切です。多くの病気や体調不良は運動不足が引き起こしているのが実情で、運動を避けてサプリメントでそれを改善しようともくろんでも、上手くはいきません・・・。
ちょっとしたスポーツの趣味を持つくらいな取り組みが理想的ですが、それが難しいとしても「1駅前で降りてたくさん歩く」くらいのことは行いましょう。

 

実は、多くのサプリメントのパッケージの裏面にも、「まずはバランスのとれた食事と運動を心がけましょう!」と注意書きがなされていたりします。そのサプリを開発する研究者たちは、サプリが万能でないことはわかっているのです。
しかし、営業・広告部門の人々が、「飲むだけで関節痛がラクになる!」などと大げさなことを書いてしまうのですね・・・。

 

サプリメントを飲んで「効かなかった!」と怒っている人には、サプリメント服用だけで望みが叶うと思い込んでしまっている人が多いです。健康的な食生活の努力もせず、体を動かしもしないのですね。
また、サプリメントや健康食品は、食生活の改善や生活習慣の改善を面倒くさがる人が飛びつく傾向にあり、だから「だまされた」と感じる人が多くなるのです。
いえ、怪しいサプリメントも多いわけなのですが(笑)

 


サプリメントは元々、「未病」の精神に基づいて作られた。

サプリメントに対して、否定的な思いを抱いている人は少なくないでしょう。
「真面目な医薬品に対して、怪しい商売をする業界」というようなイメージを抱く人は少なくないはずです。たしかに、巷に流布するサプリメントのCMや広告は、ちょっとうさん臭い感じのものが多いですよね・・・。
しかし、サプリメントはもともと、悪徳商売などではありませんでした。「未病」の精神に基づいて開発されたものなのです。

 

アメリカはサプリメント先進国です。アメリカでサプリメントが発達したのは、日本とは違って国民健康保険のシステムが充実していないから。アメリカは皆保険ではなく、満足な医療を受けられない人も多いのです。
そのため、病院にかからないようにするために、「未病」の心がけが早くから発達しました。それを助けたのがサプリメントだったわけです(ハンバーガーとコーラばかりの食生活を先に見直せばよいのに!(笑))。
国民の病院依存を軽減し、未病やセルフメディケーションが発達するために、国もサプリメントの普及を後押ししました。
医薬品よりも緩い基準で発売できることから、もちろんアメリカでもサギめいたサプリメントが横行したりもしたのですが、それに対する規制や基準の厳格化などを重ねて、サプリメント文化は成熟してきたのです。
日本はまだサプリメントの文化が浅く、サギや無知を含め様々な経験の中で、成熟をしていく必要があります。

 

「未病」と言えば、セルフメディケーションという言葉の少し前に、医療業界、健康業界で叫ばれるようになった言葉です。「病気にならないからだを作ろう。病気にならない生活習慣を身に着けよう」というものですね。そのため、サプリメントで栄養補助をすることは、どうしても必要なことと言えそうです。古くは漢方やハーブなどが担ってきたもので、サプリメントはそれらが形を変えたものと言えます。

 

実際問題として、重症化してしまった病気や症状を迅速に治すことは、サプリメントにはあまり期待しないほうがよいです。「未病」というほど前のめりにサプリメントを常時摂取する人はまだ少ないでしょうが、痛み止めなどの医薬品で苦痛・症状を抑えつつ、サプリメントでゆるやかに体質改善を図っていきましょう。
サプリメントは医薬品とは性質・役割が違うのです。即効性が期待できるものではないですし、すでに発症してしまった病気・ケガを迅速に治せるものではないのですね。

 


サプリメントだけで健康管理が可能になる時代がくるかも?

サプリメントは現状ではあくまで、「栄養補助剤」です。栄養摂取のメインは食事で行い、不足しがちなぶんをサプリメントで補う、というふうに考えたほうがよいです。「栄養の8割は食事で摂ろう」と考えましょう!
しかし、時代は変わっていきそうな気配です。
サプリメントの研究は日進月歩で進んでいますし、「料理も食事も面倒くさい。もっと効率よく栄養管理したい!」と考える人はますます増えていますよね。こうした流れから、やがてはサプリメントだけで健康管理・栄養管理が完結できてしまう時代が、来そうな気配があります。
サプリメントや健康食品の嫌いな私がサプリメントの巨大情報サイトを作ろうと思った理由は、まさにそこにあります。
サプリメントはこれから、無視できないものになるでしょう。野菜や食事にとって代わるような時代が来るでしょう。
そのため、サプリメントとの付き合い方を体感的に学んでおくのは大切なとてもことと感じます。
サプリメントを崇拝するのはよくないですが、サプリメントを毛嫌いするのもよくなさそうです。

 


「健康食品」よりも「サプリメント」のほうがコスパが良い傾向。

サプリメントに似たもので、「健康食品」があります。
やはり健康や美容を助ける食品ですが、スムージーだとかシリアルバーだとか、食べ物に加工されているものが健康食品です。
健康食品も、特定の栄養成分を豊富に含んでいれば、何らかの効果があるでしょうが、「より安く健康や美容の効果を得る」コストパフォーマンスを考えるならば、「サプリメント」のほうが勝る傾向があります。
たとえば、美肌スムージーとヒアルロン酸のサプリメントで比べてみましょうか。どちらにも同じ量のヒアルロン酸が入っているとしても、サプリメントのほうが安いでしょう。
理屈は簡単です。サプリメントは、ただ栄養素をタブレット状に形成するだけでよいですが、スムージーや食品の場合、その食品としても美味しく見栄えがよいように、開発研究を重ねる必要があります。そしてもちろん、その食品としての原価や手間がかかりますよね。
健康食品は、スムージーだとかドーナツだとか、マンゴー味だとか、そのとき流行になっている食品に加工しているものが多いです。その流行品を食べたい気持ちから、健康食品のほうに手が伸びてしまう人も多いかもしれませんが、健康や美容を得るために、コストパフォーマンスを考えるなら、「サプリメント」のほうが割安な傾向です。覚えておいてくださいね。


通信販売やネット通販限定の商品は高い傾向・・・

割安なサプリメントを見極めるコツがもう1つあります。
テレビ番組の合間に流れてくる通信販売や、ネットで見かける通販限定の商品がありますよね。「ここでしか買えません!」「独占販売!」などと書かれていると、プレミアを感じてしまうでしょうか。
しかし、気をつけて!
通信販売やネットショップ限定で売られているサプリメント、健康食品、美容食品などは、割高な傾向です。
販路が狭く無名だから、ということではなく、無名であってもドラッグストアや大手スーパーの棚にも陳列されている商品のほうが、割安、つまりコスパの良いものが多いのです。
近年であれば、Amazonや楽天ストアなど様々な複合通販サイトで売られているなら、それは限定販売の品とは言えないですね。

 


「今ならもう1つオマケ!」「送料無料!」の商品は高い傾向・・・

サプリメントや美容食品の多くは、「1つ2,980円のところ、今ならもう1つオマケ!」といったキャンペーンをしているものが多いです。1つ2,980円なのに同じ値段で2つ買えるなんて、すごく安く見えますよね。
しかし、ご注意を!
それは実際には、割高な可能性が高いです!
「同じ価格でもう1つオマケ」というのは安いのですが、しかしもともとの2,980円などの基本価格が、高めに設定されているわけです。

 

これは、「送料無料!」を謳うサプリメントなどにも言えます。980円くらいの商品に多く、「送料だけでも1,000円近くかかるんじゃない?太っ腹!」と感じてしまいます。
でも、やはりカラクリがあるのです。
その商品自体は、実は500円程度の価値しかなく、そしてパッケージが小さい(薄い)のでメール便で送ることができます。企業が負担する送料はわずか100円、200円なのです。すると、「送料無料!」で980円で売っても、充分に儲けが出る、というわけですね。

 

サプリメントや健康食品の業界は、このような狡猾な販売戦略をとる企業が多いです。それゆえ、社会の裏側をよく知っているサラリーマンや左脳派な男性などは、サプリメントや健康食品そのものを嫌うのですね。

 


登場したばかりの栄養素は高い傾向・・・

DHA、セサミン、ヒアルロン酸、エクオール・・・様々な栄養素が、「これがすごい!」というフレコミとともに台頭してきます。
思わず飛びついてしまうでしょうか?
ちょっと待って!
登場したばかりの栄養素は、割高な傾向があります!
たとえば、プロポリス入りのキャンディーなど、登場した頃は1袋1,000円もしました。しかし大きなブームが過ぎ去り、様々なメーカーが類似品を作るようになった今では、同じようなものが200円くらいで買えます。普通のキャンディーより少し高い程度ですよね。

 

言い換えれば、多数のメーカーが類似品を作るようになると、そのサプリメントや健康食品、美容食品は値段が安くなる傾向にあります。こうして値段がこなれてくるまで、様子をうかがうのもよいかもしれませんね。

 


「天然成分」にこだわらなくてよいかも?

高価格のサプリメントは、「この製品は天然由来の成分を使っています!」と説明するものが多いです。
合成化合物よりも天然成分のほうが効果が高いように思ってしまいますが・・・実は、そうでもないのです。
合成化合物でも効果は変わらないこともありますし、むしろ天然成分よりも効果が高いケースもあるくらいです。
しかし、天然由来の成分のほうが「希少で高価」なのは事実です。原材料代が高くかさむなら、商品代も高くなってしまいますよね。
「ウチの商品は天然由来の成分を使っています!」というのは、ブランド商法のような側面が強いです。「天然成分を使っている」と銘打つことで、類似品の1.5倍の価格でも高いと思われないだろう、と企んでいるのです。

 

要するに、サプリメントや健康食品、美容食品を購入する際、「天然成分」にはあまりこだわらなくてよいんですね。そのほうが安く買えそうです。

 


比率を計算してみて!

高価格のサプリメントは、「この商品はヒアルロン酸の含有量が400mg!他社の1.5倍!」などと謳っているものが多いです。そして価格は他社類似品の2倍くらいしたりします。
一見するとまっとうな理屈ですが・・・あれれ?本当にそうでしょうか?

ヒアルロン酸400mgのサプリを1か月分購入するのに2,000円。
ヒアルロン酸300mgのサプリを1か月分購入するのに1,000円。

 

それなら、300mgのサプリのほうが、コストパフォーマンスはずっと良いわけです!
サプリメントや健康食品は数字で質をアピールすることが多いですが、こうしたカラクリが多くの商品に見受けられます。
「なるべくコスパよく入手したい」と考えるなら、少し慎重に数字を見たほうがよいですね。

また、最高級品でなくても効果は充分に得られることが多いです。それを理解すれば、サプリメントや健康食品への浪費は減るでしょう!

 

 

複数栄養素のサプリのほうがコスパが良い傾向!

サプリメントには、1つの栄養素だけのものと、複数の栄養素が入ったものがあります。たとえば、「亜鉛」と書かれた商品は亜鉛だけが配合されていますし、「マルチビタミン」と書かれた商品は複数のビタミンにさらに複数のミネラル成分が配合されたものが多いです。
このように、複数の成分の配合されたもののほうが、コストパフォーマンスは良い傾向にあります。
「亜鉛」を摂取したい場合も、「亜鉛」というサプリより「マルチミネラル」と銘打つ商品のほうが、安く多くの栄養がとれそうですよ。
一日分に対する亜鉛量は「亜鉛」という商品のほうが多いのですが、
総合的な栄養は「マルチミネラル」のほうが多いですし、コストパフォーマンスも良いです。「マルチミネラル」の1日分では亜鉛の量が足りないなら、「マルチミネラル」をちょっと多めに摂取する、というアイデアがあります。
 

サプリメントはどれくらいの期間、飲み続けるべき?

サプリメントに興味はあれども、どれも買って飲んですぐにやめてしまう・・・そんな人は少なくないのではないでしょうか?
すぐ効果が出るものでないとわかっていても、あまり長い期間は待てないですよね。
その気持ちはわかりますが、やはり少々の辛抱が必要です!
ケースにもよりますが、一般的にサプリメントは、1か月は飲み続ける必要があります。
2週間分のパッケージも多く売られていますが、それでは短い・少ないわけですね。

 

時々は飲み忘れることがあってもよいです。
一度飲み忘れたからといってそこでやめてしまうのではなく、翌日からまた、コツコツと続けましょう。

 


サプリメントが効果ある人とない人、その差はどこからくるの?

サプリメントを飲んでみて、すぐに効果を実感する人もいれば、辛抱強く飲み続けても効果を実感できない人もいる様子。
この差はどこからくるのでしょうか?
要因はいくつかあります。

 

まず第一に、症状の度合いです。
たとえば、関節痛を治したくてアミノ酸系のサプリメントを飲んだとしましょうか。右ひざの関節が痛いだけの人は、わりと早く改善の効果を実感できるでしょう。
でも、あちこちの関節が痛い、おまけに筋肉痛や肉離れにも苦しんでいるスポーツ選手はどうでしょう?適切な量のサプリメントを服用したとしても、その成分は体のあちこちの修復に分散されてしまいます。するとこの人は、右ひざの関節の改善を実感するまでに、かなり時間がかかりそうですね。

 

第二に、相性の問題です。
人の体には、ある成分を吸収しやすい、吸収しにくい、という体質の個人差があります。そのため、たとえば鉄分のサプリメントを飲んでも、それが効きやすい人とそうでない人がいるのです。
こうした相性の問題は、サプリメントだけでなく医薬品の薬にも存在します。ロキソニンは効くけどボルタレンは効きにくい、そんな人もいますよね。
たとえば、美容に作用するサプリメントは数種類ありますが、1つだけでなく複数種類のものを試す根気は、大切なことかもしれません。
逆を言えば、あなたの友人は「プラセンタが効いた!」と騒いでいても、あなたにはあまり効かないかもしれないのですね。

 

第三に、体格の問題です。
薬やサプリメントは、子供に対しては「15歳未満は体が小さいので1日半錠」などと特記をしますが、体格の個人差については言及してくれません。
でも、150センチの女性と190センチの男性では、必要量は違って然りです。
サプリメントのパッケージに「1日3錠」と書かれていても、体格の大きな人には不十分で、効き目が弱いこともありえます。そういう場合は、自己判断で4錠に増やす、といった工夫も必要かもしれません。

 

サプリメントとの付き合いはなかなか難しく、自分に合った容量を体感的に把握したりする試行錯誤が必要になりそうです。体格がとても大きい人、とても小さい人などはなおさらですね。

 


期待した効果が出ないとしても、ムダにはなっていない!

たとえばあなたがバストアップを望んで、女性ホルモン系のサプリメントを飲み続けたとしましょうか。
1か月経っても2か月経っても、思うようにバストは豊かにならなかったかもしれません。それでも、「ムダだったわ!」と嘆くのは早とちりです。
「バストアップ」という効果は出なかったとしても、「女性ホルモンが増えた」という成果は出ているはずなのです。それは、肌荒れを少し改善したかもしれませんし、生理痛の痛みを少し和らげたかもしれません。
あなたの自覚しないところに、なんらかの貢献はしているのです。

 

信頼できるメーカーの信頼できるサプリメントであれば、大体は何らかの成果は出ています。体に栄養は補給されています。
ただし、不審なダイエット食品や精力増強サプリなどは、「何の効果もない」ということもあります!

 


サプリメントはある意味、薬よりも効果がある。

サプリメントに夢中になる人に対して、「薬じゃないんだから、効きはしないよ」と嘲笑する人がいます。
「サプリメントは薬よりも弱い」と、下位互換のように考える人が多いのですが、そうとも言えません。
薬は、化学成分によって症状を抑え込んだり、痛みをマヒさせたりするだけのものが多いです。薬は、その病気そのものを治しているわけではないんですね。それに対してサプリメントは、体を作る栄養素のカタマリです。少なからず、体を再生・活性させるのです。

 

ピンときませんか?
たとえば、風邪薬について、「体が熱を出して解毒するのを、風邪薬はジャマしてしまっている」という話、聞いたことあるのでは?しかし、ビタミンや必須アミノ酸のサプリメントなどは、粘膜を修復したり体力の回復を助けたりしてくれます。
たとえば、ひざの関節痛に苦しんでいるとき、痛み止めの薬を飲み続けても、関節痛は完治しません。軟骨の生成に関連するサプリメントを飲むなら、改善が期待できるのです。

 

薬が無意味だというわけではありませんよ?
薬は、今困っている症状を抑えてラクにすることが得意なのです。サプリメントにはそんな即効性はありません。薬で症状や痛みを抑えている間に、サプリメントや栄養摂取で体の細胞を治していく、そういう使い分けですね。
椎間板ヘルニアが痛くて困っているときに、流ちょうにサプリメントを選んでいる場合ではないのです!まずはロキソニンやシップで痛みをマヒさせて、ラクになることが大切です。
薬とサプリメント、双方の特徴を理解し、上手に使い分けましょう。

 


サプリメントはこれからさらに常用されるようになるでしょう。

20世紀の頃は、もっと多くの人々がサプリメントに対して懐疑的だったものです。
「そんなの効くわけない!」と。
実際に、昔のサプリメントはあまり効果がなかったのですが、サプリ業界はそれにめげず(懲りず?)、サプリメントの飽くなき研究を続けました。
それによって、サプリメントの効果はだんだんと高くなっています。
今でも、「サプリメントはあくまで栄養補助食品。バランスのとれた食事をすることが大前提」と言われていますが、これも変わっていくとみられます。
サプリメントは、1粒の中にますます多くの栄養素を含むように開発され、自然由来の食品と同じように様々な栄養と肉体組成能力を持つようになるでしょう。
病院ではすでに、固形物を食べられない患者さん向けにジュースで栄養補給がまかなえる商品が活躍していたりしますが、こうした動きはどんどん精度を増し、そして一般大衆に普及していくでしょう。
シリアルやコーンフレークが毎日の朝ごはんとして完全に市民権を得たように、「夕食はゼリー飲料」「昼食は10粒のタブレット」ということが一般的になっていくと思われます。サプリメントの性能が、それを可能とするラインまで向上していくでしょう。

 

「サプリを飲むのはよいことだ」と言っているわけではないです。
良し悪しは別として、そのような世の中になっていきそうです。時代はそのような潮流を見せています。
 

サプリメントのおすすめはどの栄養素?

「いまいち体調が良くないな」と感じてサプリメントに頼ろうと思っても、「はて、私に足りてない栄養素って何なんだろう?」それがわからない人も多いかもしれませんね。
現代日本人に不足しがちで、おすすめのサプリメント・栄養素をご紹介します。

 

ビタミンD

日光に手のひらを向けることで生成される栄養素・・・そんな話、聞いたことありませんか?それがビタミンDです。屋内で生活することの多い現代人が、不足しがちな栄養素。
骨や歯を丈夫にすることに役立ち、また、免疫機能の働きを高めます。
マグロ、サケ、サバ、牛レバー、卵黄、チーズなどに多く含まれます。比較的大衆に好まれ、手に入りやすい食材に含まれているのにもかかわらず、不足しがちだとは・・・たしかに厄介ですね!
カルシウムの吸収を助ける栄養素としても有名で、カルシウムのサプリメントに一緒に含まれていることも多いです。

 

ビタミンDの過剰摂取は体に悪影響と言われますが、耐用上限量はかなり多く、よほどサプリメントをがぶ飲みするのでもないかぎり、心配は不要です。
なお、一日の必要摂取量は、成人で5.5μg。耐用上限量は100μgです。

 

食物繊維

「お通じをよくする栄養素」として有名ですね!
野菜や全粒粉に多く含まれる栄養素で、外食の多い現代人がとても不足しやすくなっています。便秘の人、とても多いですよね・・・
また、水溶性植物繊維の場合は、脂肪やブドウ糖の吸収を抑えてくれるうれしい働きがあります。肥満を防いでくれるわけですね!
昔、ファイブミニという清涼飲料水が「これ一本で食物繊維5ml!」と誇らしげに謳っていましたが、1日の必要摂取量は男性で20g、女性でも18gです!5mlでは全然足りないですね・・・
野菜をたくさん食べるのも難しいため、サプリメントを上手に活用したい栄養素の1つです。

マカ

特に男性におすすめのサプリメントです。
精力増強の効果があることで有名な、南米の植物ですね。
男性にとって魅力的な効能であることから、マカを主成分としたサプリメントや健康食品は多いですが、どれも高額ですし、うさん臭い印象があります。
実際、「足元をみている」卑しい商売をする業者が多いのですが、胡散臭い商品ばかりでもありません。
簡易パッケージの、大手スーパーなどでも売られている、総合サプリメーカーが出しているものなどは、安心ですしコストパフォーマンスもよいです。
精力増強だけでなく、滋養強壮の効果もあります。
マカは「天然のバイアグラ」などと呼ばれますが、飲んだとたんに精力がギンギンになる!という類のものではありません!あくまで栄養摂取によってゆるやかに体調を変えていくものです。

 

また、妊娠を切望している女性にもマカは効果的です。妊娠を促し、冷え性改善やホルモンバランスを改善する働きがあります。

 

プエラリア(女性ホルモン)

特に女性におすすめのサプリメントです。
女性ホルモンを補給することが、美肌・美容にも健康にも効果的だということは、あなたもご存じのことでしょう。そこで大豆製品や豆乳を摂取しよう、という健康情報が定番になっています。
プエラリアという植物は、イソフラボンがなんと、大豆の40倍も含まれています!そのため、プエラリアを主成分としたサプリメントは、女性の美と健康にとても効果的です。
飲みすぎないようにご注意を。

体臭に効果的にサプリメントはある?大豆イソフラボンがコスパ良し!

男性だけでなく、女性でも気になっている人は多いことでしょう。30歳も過ぎてくると、体臭だけでなく加齢臭も加わってきて、頭を抱えてしまいます。
体臭は恋愛にも直結する悩みで、すると体臭ケア用品を探そうとすると、高額なものばかり・・・。弱者の足元を見ているな、と感じてしまいますよね。
体臭改善のサプリメントとしておすすめなのは、「大豆イソフラボン」です。
大豆イソフラボンは女性ホルモンを高めますが、これが体臭改善にも効果あるのです。もちろん、男性でも大丈夫です!

 

体臭向けのサプリメントを探すと、1か月3,000円くらいの高額なものばかりです。しかも定期購入を推してきますよね。サイトの作りもなんだか怪しいです。なかにはまるで効果のないものもあるでしょう。
それよりも、すでに廉価品が普及している大豆イソフラボンのサプリメントのほうがおすすめできます。30日分が1,000円くらいで買えますね。怪しい高額品の1/3の安さです。

 

なお、体臭を減らしたいなら食べるものにも気を付けましょう!タバコ、お酒、お肉をガツガツ・・・そんなワイルドな食生活をしているなら、体臭が強くなってしまうのは当たり前。サプリメントでも対応しきれないです。


若い人におすすめのサプリメントは?プロテインが不足しがち!

平成世代くらいの若い人向けの内容です。
21世紀の日本は、食品の健康志向がとても進みました。ドレッシングはノンオイリー、揚げ物油はコレステロール0、といった具合で、特にカロリーのもとになるような成分が、食品からずいぶんと減量されました。
その結果、普通に食事を摂っていると、むしろ「カロリーが足りない」という事態に陥ってしまいがちなのです!
とはいえ、カロリー摂取のために脂肪や糖質をたっぷり増やすのはあまりよろしくないですよね。
そのため、タンパク質のカタマリであるプロテインの摂取がおすすめです。

 

スピリチュアリストにおすすめのサプリメントは?プロテインが不足しがち!

スピリチュアルなことに興味のある人向けの内容です。
スピリチュアル好きな人は、ヘルシー食にも興味のある人が多く、健康には問題ないように思えます。しかし、「健康に気を遣うがゆえに栄養が偏ってしまっている」という人が多いです・・・。
特にカロリーやコレステロールの制限に努めている人が多いでしょうが、それゆえにタンパク質が不足してしまいがちなのです。
「玄米と大豆食品を食べていればタンパク質は大丈夫」と書く人が多いのですが、実際には植物系たんぱくだけでは丈夫な体を維持するのは難しいです。
「食事に気を遣っているはずなのになんだか体が重い・・・」そんなふうに感じている人は、タンパク質不足の可能性が高いです。プロテインを摂取することをおすすめします。
 

栄養ドリンクは効果ある?効果ない?正しい飲み方!

近年は、塾通いの子供さんなども栄養ドリンクを飲み、手放せなくなっていたりするようです。
多くの人が仕事の合間に「さぁもうひとがんばり!」とグイっと飲んでいますが、栄養ドリンクには効果があるのでしょうか?

 

栄養ドリンクも、基本的には長期的に飲んで効果を発揮するもの。

崖に落ちそうな男性が、栄養ドリンクを飲んでパワー全開!というシチュエイションのテレビCMの印象で、「今がんばる」「今日がんばる」という目的で購入されることの多い栄養ドリンク・・・しかし、それは実は、栄養ドリンクの本来の目的とは違うのです。
栄養ドリンクは、ドリンク状のサプリメントのようなもので、本来は長期的に飲み続ける必要のあるものなのです。滋養強壮、体力回復に効果的なアミノ酸など多く含んでいます。「お肉を食べて精をつけよう!」というのに近いですね。

 

栄養ドリンクの質の目安として「タウリン」の配合量がアピールされているのをよく見かけます。「タウリン3000mg配合!」などと誇らしげに書いてありますよね。
このタウリンも、肝細胞の再生を促進する栄養素にすぎず、即時的な興奮作用やパワーアップ、パワー回復を期待できるようなものではないのです。


カフェインの興奮作用に300円の価値はある???

栄養ドリンクにも一応、カフェインが配合されているので、活力の即効性があるにはあります。
カフェインには興奮作用や脳の活性化作用があると言われていますが、カフェインならコーヒーや緑茶、コーラにも含まれていますよね。緑茶を飲んで「よーし元気になった!」と喜ぶ人は見かけませんが・・・

 

栄養ドリンクの平均価格は300円程度でしょうが、はたして、カフェインの興奮作用に300円の価値があると言えるのでしょうか・・・。
インスタントコーヒーを飲んでも50mg程度のカフェインは摂取できますが、インスタントコーヒーなら1杯10円くらいですね(笑)

 

高額な栄養ドリンクにはたくさんの栄養素が配合されているが・・・

「ゼナ」など、1,000円以上もするような高額な栄養ドリンクもあります。
こうした高額品なら、元気の即効性はあるのでしょうか?
高額な栄養ドリンクは、高麗人参やローヤルゼリーなど希少な栄養素が数多く配合されています。しかし、それらの栄養素もまた、即効性の元気を期待できるものではなく、長期的に摂取を続けて体調を整えていくものです。
高額な栄養ドリンクは、高級漢方ドリンク、という感じですね。
疲れたときにちょっと1本買って飲んでも、あまり意味はありません・・・。そして、1,000円の栄養ドリンクを1か月飲み続けるのであれば、滋養強壮系のサプリメントや漢方を選んだほうが、コストパフォーマンスはよさそうです。


 

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