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ルーン文字とは?~魔術や秘儀、占いに用いられた神秘的な古代文字~

女性には、願望成就を期待して、ルーン文字の施されたペンダントなどを購入したことのある人が少なくないでしょう。ルーン文字の占いも有名です。



ルーン文字とは?ゲルマン人が用いた古代文字。

ルーン文字とは、ゲルマン人が用いていた古い文字・言語です。「ルーン」という名前の語源は、「秘密」を意味するゴート語のrunaです。

開運グッズにモチーフとして用いられることが多く、日本人でもこれを知っている人は多いことでしょう。



元々は儀式・呪術用の文字であったわけではない。

「儀式や呪術に用いられた神秘的な文字」と説明されることの多いルーン文字ですが、元々は、秘儀用の文字であったわけではありません。普通に生活の中で用いられる一般的な文字でしたが、ラテン語(アルファベット)が普及したのちに、ルーン文字がふるめかしく神秘的な感じがしたことから、「呪術に使う」という用途やイメージが定着するようになりました。



ルーン文字は文字それぞれがキーワードを持つ特殊な言葉。

ルーン文字は、それぞれが文字記号であると同時にキーワードを持っています。すると、日本語で言えばひらがなよりも漢字の概念に近いと言えます。人の名前はかなの音の組み合わせでありつつも、どのような漢字を使うかで名前のイメージや込められた願望が異なりますが、そのような特色がルーン文字にもあります。



ルーン文字の読み方はネットで簡単に情報入手できる。

ルーン文字の一覧や読み方、アルファベットへの変換については、わざわざ本を買わなくても、インターネットでたくさんのサイトが解説しています。ルーン文字で書かれた文章を「解読」しようと思うと、単語のスペルがわからないのでそれは難しいですね。ルーン文字と日本語の両方に長けた人でないと、解読はできません。

また、パソコンではルーン文字のフォントが用意されており、誰でも打ち込むことができます。日本人の好む複雑な顔文字には、ルーン文字が用いられているものも多いです。



現代では占いに用いられるルーン文字。

過去の呪術だけでなく、現代では占いにも用いられています。

ルーン文字が刻まれた木や石、ガラス、金属などのカケラを袋に入れ、質問を念じながら1つを選びだします。その文字が象徴する事柄から、占いの結果を判断します。現代では、トランプカードのような紙状のものを使用することも多いです。



占いに用いられるが、ルーン文字に神秘的な力があるわけではない。

それぞれのルーン文字には詳細なキーワードが設定されていますし、その字面が神秘的なことから、占いや開運の作用があると信じている人も多いですが、残念ながら、ルーン文字に神秘的な力はありません。

ルーン文字を使った占いは当たりませんし、ルーン文字の刻まれたペンダントなど身に付けていても、願望成就の力はないのです。



ルーン文字のペンダントを身に着けても開運にはならない。

ルーン文字のペンダントなど装飾品は、開運にならないばかりか、むしろ悪影響があります。というのも、ルーン文字の装飾品を身に付けていると、他人からは、「この人は迷信深い人だな、オカルトだな」と思われてしまいやすいからです。さらにスピリチュアルな商売をしている人からは、「この人は神秘グッズにお金を払う人だな」と、カモにされてしまいやすいのです。

中学生くらいの女の子が身に付けるぶんには可愛らしいものですが、大人の女性が身に付けるのは少し危険です。

繰り返しますが、ルーン文字に神秘的な効果はありません。



どの文字にせよ呪術に用いられたことはある。

ではなぜ呪術や秘儀に使われていたのか?と問う人がいるかもしれませんが、単純に、文字だから使われていたというだけです。

たとえば、神道のお守りには筆文字の日本語が書かれていますが、しかし日本語の各文字に魔法の力はありません。達筆の筆文字で書くと神秘的な感じはしますが、しかし文字に神秘があるわけではありません。これと同じようなことがルーン文字にも言えます。(ちなみに、お守りにも神秘の力はありません。)



ルーン文字占いを発信する人はその占いがでたらめだと理解している。人が集まるから商売にするだけ。

ルーン文字での占いを本格的な商売にしている人がいますし、ルーン文字の神秘について何十ぺージもの解説を綴っているサイトがありますが、しかし、そうした占い師は、ルーン文字占いがでたらめであることは理解しています。

占いを頻繁に行っている当人は、同じ質問を念じながらカケラを掴んだりカードを引いたりしても、いつも違う文字が出てくることを誰よりも経験しています。



ルーン文字占いに限らず、占いはどれも当たらない。お金を払う価値はない。

ルーン文字に限らずですが、占い師をする人というのは、それがでたらめであるこを理解しています。理解していますが、日本人の女性の多くがそうした神秘を好み・信じ込み、そこに多額のお金を払う性質であることを知っているので、そうした商売をするのです。

たとえば手相や占星術のスクールでは、占術の方法だけでなく、誘導尋問の仕方についても教えます。占い師は誰もが、そのような心理術・会話術を心得ているので、さも当たっているかのように錯覚させられるのです。


あるていど論の立つ人は、占いは当たらないということにすぐに気づきます。だから、女性よりも論理的思考の強い男性たちは、占いに熱中しないのです。そして、占いに熱中している人は、あまり頭のよくない人なんだな、と思われています。女性でも、論理思考力の強い人は占いに振り回されません。



占いが好きならチャネリングを活用するのがお勧め。

占いのようなものでアドバイスを得たいと願っているなら、チャネリングを用いるチャネラー、霊能者を頼ると良いです。

チャネリングは占いではなく、相談者(あなた)の守護天使に直接答えを尋ねます。そのため、確実に事実がわかります。あなたの使命や適職がわかりますし、あなたの運命の人が誰なのか、どこにいるのか確実にわかります。

ただし、正確なチャネリングの行える人はあまり多くないです。誠実な人もあまり多くないです。依頼するときは慎重に選びましょう。

霊視ではなく霊聴を扱えるチャネラー、霊能者のほうがよいです。

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