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  • れな

セントラルサンとは?~神のことではなく、内部宇宙の太陽の意味でもない~

スピリチュアルな本などで時折り見かける《セントラルサン》という言葉。どのような意味なのでしょうか?

セントラルサンにまつわる数多の誤解をすべて解いていきます。



セントラルサンとは、神のことではなく《宇宙の根源の光》のこと。

セントラルサンとは、《宇宙の根源の光》のことをいいます。主に、ホピなどのアメリカ・インディアンが用いる言葉です。

私たちの魂は、セントラルサンの一部分であり、その分け御霊(わけみたま)です。その根源の光のことを《神》と表現することがありますが、それは正確な定義とは言えません。神は意思を持ちますが、セントラルサンは意思を持っていないのです。

《神》は、惑星や特定の宇宙地域を統括する者のことを指し、セントラルサンはまたそれとは別のものです。

なお、地球の内部空洞の中心にある太陽のような大きな光源のことをセントラルサンを呼ぶんでいる人たちがいますが、それは本来のセントラルサンの定義とは異なります。



グレートセントラルサンはセントラルサンと同じ意味。

《グレートセントラルサン》という言葉を用いる人もいます。セントラルサンよりもさらに偉大な、神秘的で崇高な存在であるかのように語られていたりしますが、グレートセントラルサンとセントラルサンは同じものです。

グレートセントラルサンというのは元々、ホピ族などがセントラルサンのことを話したり書いたリするときに、敬意の念から形容詞を冠しただけです。私たち日本人が「母なる地球」と言ったり「偉大なる王」と言ったりするのと同じニュアンスですね。

「母なる地球」という地球ではない地球があったりはしません。グレートセントラルサンもセントラルサンと別物であったりはしません。

「グレートセントラルサン」という言葉を扱う人はつまり、過剰に自分を(自分の文章を)神秘化したがっている人で、つまり信頼のおけない人です。スピリチュアルブロガーはそのような人たちばかりなので気を付けてください。



《グレートセントラルサンのメッセージ》はニセモノ。セントラルサンに意思はない。

セントラルサンは、すべての礎となる存在ですが、意思を持ちません。セントラルサンが地球や宇宙を彩っているわけではないのです。

つまり、セントラルサン(グレートセントラルサン)はチャネリングメッセージをおろしたりはしません。巷にはグレートセントラルサンからのチャネリングメッセージとかたる文章が散見されますが、それは偽物ということです。

また、グレートセントラルサンのヒーリングなどというものも実際は存在せず、ペテンです。何かエネルギーが飛んでくるとしても、それはレイキにすぎません。

セントラルサンは、ただ増殖し続ける細胞と同じようなもので、神聖視すべき存在とは言えません。また、セントラルサンが私たちに何かをしてくれるというものではありません。



セントラルサンの正体は、《プラーナの集まり》にすぎない。

セントラルサンは、プラーナの集まりです。プラーナとは万物を構成する最も細かい元素です。

私たち人間は、7次元以上の精神レベルに達していれば、肉体の死を迎えたあとにセントラルサンへと戻っていきます。死後に「光に還る」などと表現されるのはこのことですね。

霊界にて、セントラルサンの一部であるときはとても暖かく、心地よい感じがします。クリスタルチルドレン(天使や妖精の転生者)たちは次元がどうであれ、肉体転生を終えるとセントラルサンへ還っていきます。



セントラルサンと地球空洞説は関係ない。《内部太陽》の意味ではない。

地球空洞説について知っている人も多いことでしょう。地球には内部に空洞があり異なる人類が住んでおり、その中心部にも太陽のような光源があるという話です。この内部宇宙の太陽のことをセントラルサンだと思っている人が多いようですが、その解釈は正しくありません。

まぁ地球空洞説の内部太陽のことをセントラルサンと呼ぶ人々がいてもかまいませんし、内部太陽を直訳すればセントラルサンになるとは言えますが、一般論としてのセントラルサンは、地球空洞説とは関連しないのです。

もちろん、《宇宙の根源の光》の正体が内部地球にあるということもありません。



北銀河の外側には、他のセントラルサンがあるかも?

なお、ここで解説しているセントラルサンは、あくまで私たちの居る宇宙の根源にすぎません。また他の宇宙には他のセントラルサンがあり、セントラルサンのない宇宙もあるかもしれません。

とは言っても、その外部宇宙のセントラルサンがチャネリングメッセージを下ろしたりすることもないです。そのような介入があるなら高次レベルのアセンテッドマスターや大天使たちは認識していますが、今のところそのような事実はありません。



セントラルサンはサギに利用されやすいのでご注意を!

セントラルサンおよびグレートセントラルサンという言葉はいかがわしいスピリチュアリストに濫用されやすいので、セントラルサンに関する表記を見たら、くれぐれも注意深くあってください。

神やすべての根源、偉大な者というイメージを感じさせるセントラルサンという言葉は、その存在からのチャネリングメッセージだヒーリングだと言えば、スピリチュアリストたちが飛びつき躍起になるのも自然なことです。このような心理を利用して、注目を集めたいスピリチュアルブロガーやお金儲けをしたいスピリチュアルヒーラーなどが「グレートセントラルサンのヒーリングを提供します」「グレートセントラルサンのチャネリング2020です」などと言うのです。


仮に、非常に崇高なレベルの存在が地球人に話しかけてくるようなことが、これから先、あるとしても、言う内容は想像できます。

結局、アセンションを超えたレベルの者たちにとって、現代日本人がお金稼ぎやスマートフォン、高級ランチなどに夢中になって自己成長・奉仕をおろそかにしている実情を、とても幼く思いため息をついています。今、地球や地球人がすべきことは「奉仕の惑星になること」「一人一人が自立的になること」しかないため、高次レベルの存在が言うメッセージも、それしかないのです。「人生を楽しみなさい」といった甘やかした内容のことを、壮大な宇宙を統べる者が今さら地球人に言うでしょうか?そんなことはないのです。

彼らが地球人にヒーリングをする必要性もありません。なぜなら、レイキの中にすべてのヒーリングエネルギーは内包されているからです。


このようなことを論理的に理解していれば、グレートセントラルサンやそれに類するような神秘的な雰囲気のものにだまされることはないでしょう。スピリチュアリストの人々はとてもだまされやすいので、くれぐれも気を付けてください。

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