れなです。私の執筆しているスピリチュアルコラムを熱心に読んでくださる方が、増えてきているとのこと。管理人様から言伝てをいただき喜びました。
特に男性に、霊的成長を遂げようと懸命な人が多いようです。
このコラム集を熟読される方には、アセンションを目指そうと考える人もいらっしゃるかと思います。誰よりも誠実に、正直に生きようと考える人も多いかと思います。
しかし、少し歩を止めてください。
あなたが日本に生きているなら、アセンションを目指すことはリスキーすぎます。アセンションを果たしたときに、お金を介入させずに生きようとするあなたを受け入れてくれる場所が、日本には無いのです。そうなるとあなたは、行き倒れてしまいます。
また、アセンションに相当する精神性に達したり、とことん誠実に生きようとすると、ひどく孤立してしまう懸念があります。日本社会は誠実な人間をあまり好んでおらず、賞賛しないばかりか疎むような人も多いです。
あなたのがんばりに対する結果は、あまりにも残酷なものになってしまいそうです。
仮に、このコラム集を通してこの1、2年の間に10人ものアセンション達成者が誕生したとしても、それでも行き詰まるでしょう。
そうなれば自給自足のエコヴィレッジでも造って暮らすべきなのですが、それは、現代日本では上手くいかないでしょう。日本政府の掲げるモラルとは異なる価値観を持ち、霊的存在の示唆に従って生きようとするなら、あなたがたは、「新手のオウム真理教だ!」などと強烈なバッシングを受け、迫害される懸念が高いです。宗教を毛嫌いする日本において、スピリチュアルなグループはカルト扱いされ、それが村を造るならオウム真理教を連想してしまいます。
また日本には、自治を尊重するような感性がありません。他の国では、ある州が国政と異なる価値観で歩みたいと願ったときに、国として独立する権利が尊重されています。国にまでならないとしても、「自治州」「自治区」としてある程度の独自性が尊重されます。
しかし日本にはそのような観念が無いのです。沖縄が独立を希望しても、きちがい扱いされてしまうのが今の日本です。政府も、そして大衆も、ある人々の国政からの独立を許容しません。理解しません。
すると、あなたが「どう生きるべきか?」と自問するとき、その答えは霊的真理(成長・アセンション)を目指すことだけでなく、「社会適応」も考える必要があるのです。
少し不誠実なやり方であっても、生活費を稼ぐことを考えましょう。
きちがい扱いされないように、たまには嘘をついて体裁を繕いましょう。
お金や大切なものを守るために、ときにはクレーマーになって戦いましょう。
テレビを付け、ニュースを知って世間話に合わせましょう。どんなタレントさんが人気なのか知っておきましょう。
お肉を食べて、新月満月や都会の喧騒に負けないタフさを維持しましょう。
今どきの服を着て、オシャレになりましょう。
シュタイナー教育やモンテッソーリ教育が素晴らしいものだと感じているとしても、日本の軍隊のような教育・社会にお子さんが適応できるようにさせましょう。ちょっとした苦痛やいじめ、理不尽を受け流すことが必要なのです。
今の日本社会に対して、ある程度合わせられるようになってください。それをキープし続けてください。そうでないとあなたの命を守れません。あなたは孤独になってしまいます。恋愛が手に入らなくなってしまいます。
今日本にいる、アセンションを達成した男性も、適度に社会に合わせて暮らしています。それはモナドレベルの守護存在たちからの示唆です。
あなたの不誠実さや黒さが、生きていくために仕方のないものであれば、あなたの守護存在はあなたを不誠実とは判断しません。嘘つきだとは判断しません。
少し具体例を出しましょうか。
たとえば、「私はお金を稼がずに無償奉仕だけをして生きているんです」とあなたが言ったとします。社会はあなたに賞賛を贈らず、きちがい扱いするのです。ニート扱いするのです。あなたは誰より素晴らしいのに、落伍者扱いされてしまうのです。スピリチュアリストですら、あなたを批判するでしょう。
世の女性たちは、無償奉仕に生きる男性にトキメキません。恋愛したいとは感じず、養ってあげようとも思いません。「金のない男なんてイヤだわ」と言うのです。すると恋愛も出来なくなってしまいます。
女性ならまだ、無償奉仕に徹してもそれを養ってくれる男性がいるでしょうが、男性がそれをやると飢えてしまうでしょう。
精神性の高い人にとって、社会適応は、それはそれで大変なことでしょう。
アセンションの条件を満たすよりも難しいと感じる人もいるかもしれません。
それでも、生命を守るためには社会適応が必要です。それが現代日本の実情なのです。
アセンションのようなゲームの一つだと思って、精神性は妥協しながら社会適応をがんばってみてください。
あなたの心苦しさを私は共感します。あなたの社会適応を、私は心から応援しています。
誠実な人の多い職場を探して、なるべくストレスをこうむらないように暮らすとよいです。
なお、自給自足のエコヴィレッジをやりたい場合、スピリチュアルな理念を掲げないほうがよいです。ただ「食料や多くのものを出来るだけ自給して暮らそうと取り組んでいる」とだけ言ったほうがよいです。
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