「子供は可愛い」と感じている親御さんは多いことでしょう。
しかし、可愛いと感じられるのもいっときまでで、段々と我が子の身勝手さやひねくれ具合に手を焼くようになってきます。高校生にもなると、可愛いという感情よりも悩みや憎たらしさのほうが上回るようになっている家庭が多いかもしれません。
どのような子供を「可愛い」と感じるかと言えば、素直で純粋、従順な性格をしていることだと思います。では、どのように育てれば、子供は素直で純粋になるのでしょうか?
子供の性格は同性親に似る。
簡単に言えば、子供の性格は親に似ます。特に同性の親に似ます。
そのため、あなたが家でグチばかり言っているなら、お子さんもグチやモンクばかり言う「かわいくない子」になっていきます。あなたが旦那さんを偽ったり、周囲の人を偽ってばかりいるなら、お子さんも「巧みな嘘」を駆使するようになります。「嘘をついていいんだ」と感じるようになります。あなたが不健康なスイーツを間食してばかりいるなら、お子さんも不健康なお菓子ばかり食べます。
そのため、基本的に、素直で純粋な子に育てるためには、親御さん自身が品行方正でなければなりません。
親が真面目すぎると、子供は隠し事をするようになってしまう・・・。
しかし、真面目であれば良いというものでもないのです。
親が真面目な場合、小学6年生くらいまではお子さんもかなり真面目な性格を見せますが、中学校に入ったくらいから様子が変わり始めるでしょう。
親に隠し事をするようになったり、親が連れて行かないような店に行ったりするようになります。それこそが親御さんにとっての悩みの種であり、「どうして?」と疑問に感じることであり、「裏切られた!」と悲しくなることですよね。
人は誰しも快楽欲求を持っていることを理解しよう。
なぜ中学生くらいで、お子さんが変ってしまうのでしょうか?
それは、人は誰しも、快楽的欲求を持っているからです。そして、快楽的欲求が最も、人間の行動にとっての大きなモチベーションになります。だから、快楽を知ると、人はそっちに吸い寄せられていってしまうのです。そこに痛みがあるとしても、です。
女の子たちは「おしゃれ欲求」が強い。
この快楽的欲求の1つに、「おしゃれ欲求」というものがあります。女の子たちは特に、「綺麗になりたい」「可愛く着飾りたい」という欲求を強く抱きます。これは、各種のメディアが朝から晩まで、繰り返し絶え間なくあおっているので、仕方のないことなのです。
真面目な親はおしゃれに無頓着・否定的な人が多い・・・。
しかし、真面目な親、品行方正な親というのは、おしゃれに関して否定的な人や無頓着な人が多いです。すると、その家庭のお子さんは、おしゃれに関することを親御さんの前で楽しむことが出来なくなります。それは教えてもらえませんし、それどころか否定され、悲しい顔をされてしまうからです。
親に隠れておしゃれを楽しもうとするようになってしまう!
すると子供たちは、親に隠れてショッピングモールに繰り出したり、こっそりスマートホンでファッション情報を読み漁ったり、ファッションの費用を親ではないところから工面しようと考えるようになります。
しかし、こうした快楽的な行為には、危険が付き物です。ショッピングモールにはあまりにも高すぎるものが売られていますし、ファッションのメディアにはセックスや出会い系サイトに関する広告が載りますし、援助交際や性的なバイトに手を出そうものなら、学生妊娠などの悲惨な目に遭って帰ってくるのです。
ファッションの誘惑はあなたの時代よりも激化していると理解して。
そして、ファッションに関するメディアからの誘惑は、あなた方が子供だった頃よりも今のほうがずっと、激しくなっているのです。今どきの中学生は、Tシャツがちょっと可愛いだけでは満足できません。ファッション小物をたくさんそろえたり、メイクをしたり、スキンケアをしたり、ムダ毛処理をしたりすることが当たり前のものとなってきています。それらが「当たり前」になってきてしまっているのです。
ひと昔前、女子高生がバーバリーやフェンディのマフラーをするのを見て、大人たちは驚愕したものです。「それは15才のまとうアイテムではない!」と。しかしその時代の女子高生において、それは「一般的なこと」でした。1,000円のマフラーをするのはクラスの女子の1/3くらいで、過半数はブランド物のマフラーをするのです。バーバリーやフェンディでなくとも、伊勢丹や丸井に行ってヤングブランドの5,000円のマフラーを買っているのです。
そのような現象が、さらに低年齢化している、さらに拡充している、と言えば理解しやすいでしょうか?
親御さんも少なからず美容やファッションに興味を持ったほうが良い。
では、どうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単なことで、親御さん(特にお母さん)自身も多少なりにファッションや美容に興味を持ち、ファッションや美容を肯定し、お子さんに教えてあげたり助けてあげたりできるようになることが大切です。料理をお子さんと一緒に楽しみながら教えるように、美容も親と子が一緒に楽しみながら、教えてあげるようにすることです。
お母さんがそのような姿勢を見せるなら、おませになったお子さんは、ファッションを知るためにコソコソとインターネットを開くのではなく、お母さんに尋ねてくるようになります。
美容情報を検索しながら、ネットの仕組みや危険を教えてあげよう。
また、ファッション情報・美容情報を知るにあたってお母さんが娘さんと一緒にインターネットをすることによって、いかがわしいバナーやサイトを、「こういうのは危険だからクリックしちゃダメよ」と教えてあげることができます。「何が危険なの?」と尋ねられたら、セックスやアダルトグッズ、出会い系、援助交際などの光と影をセキララに話してあげてください。それらのすべてを否定的に言うのではなく、「セックスは楽しいけれど、危険な男が多いのよ。」「アダルトグッズは気持ちいいけれど、ものすごく高額で売りつける業者が多いのよ。」「脱毛はいいけれど、ものすごく高額な業者が多いから気を付けて。」といった具合です。
スキンケアと脱毛は、もう十代から当たり前。
特に、「スキンケア」と「脱毛」は、もう十代のうちから始めるのが一般的になってきているという実情を理解しましょう。あなたは、「それはまだ十代の娘には早すぎる」と感じるかもしれませんが、しかし世相としてはそれが一般化してきているのです。
娘さんがデリケートゾーンの脱毛をしたがっても驚かないで。
あなたの娘さんが、デリケートゾーン(性器の周り)の脱毛をしたいと言い出しても、驚かないでください。
欧米では、女性が健康の面からデリケートゾーンの脱毛をすることは一般化しており、その情報が日本にも入ってきています。また、アイドルや有名人は軒並み、デリケートゾーンの脱毛をしています。それは健康のためというよりも、水着を着たり下着姿になったりすることが多いからなのですが、一般女性の着る水着も布面積の狭いものが多く、そして水着を着る機会が増えています。また、男性たちがデリケートゾーンの無毛を望むことから、それに応えたい女性も増えています。いまやデリケートゾーンの脱毛は、当たり前のことになってきているのです。
デリケートゾーン脱毛の会話が出来る土壌を作っておくと健全。
いや、デリケートゾーンの脱毛に関しては、恥ずかしくて親に言えない娘さんも多いことでしょう。相談できないゆえに高額なサギエステにひっかかってしまうということが起きがちです。ですから、「デリケートゾーンの脱毛が流行ってるらしいけど、あなたは興味ないの?」といった具合に、先回りでそうした話題を振ってあげると良いです。お母さんからそのような発言が出れば、娘さんはお母さんに相談しやすくなります。
脱毛をするときには、母娘で一緒に行くというのも良いアイデアです。そうすれば、高額な違法契約をさせられてしまうような問題も防げるでしょう。
節約方法や節約精神もしっかりと教えるべき!
これは、美容にじゃぶじゃぶとお金を使うべきという話ではありません。それはあまり良いことではありません。
「子供の美への欲求を満たす」「お金を節約する」この2つのことを上手く両立させるための知恵やテクニックを、教えてあげることが大切です。
「おしゃれ」を肯定しつつも、「高級ブランド」は否定しておく。
たとえば、「おしゃれ」を肯定しつつも、「高級ブランド」には否定的な意見を言ってあげましょう。するとお子さんは、安くても可愛らしい服を見つけてくるようになります。今で言えば「しまむら」で売っているようなもののことです。
「安くて可愛いもの」の観念を十代のうちに身につけておくとよい。
十代のうちに「安くて可愛いもの」を着ると、その後、二十代三十代になっても、高級ブランドにあまり興味を持たない、浪費をしない大人になります。浪費をしないけれども、おしゃれで可愛い女性になります。
「しまむら」の洋服を見たことがありますか?安くてもかわいい服がたくさんあります。かわいくても安い服がたくさんあります。「しまむら」のような安さとかわいらしさを両立したファストファッションは増えてきています。
運動やヘルシー食の重要性も教えてあげよう。
また、外観美のためには運動やヘルシーな食事が不可欠であるということも力説してあげましょう。スリムな太ももは長時間歩いていないと作れませんし、豊かなバストは胸筋に支えられているものです。(胸筋が弱いと乳房は垂れてしまいます。)ビールを飲むようになると、人は急激に太ります。そのことも教えてあげてください。
「浪費をしないけれどおしゃれ」は男性からの好感度も高い。
「浪費をしないけれども、おしゃれで可愛い」という感性は、男性にも非常に喜ばれます。つまり、男性にモテやすいということです。
女性たちは、男性にモテようと高級ブランドの服を必死で買いますが、しかし男性たちは高級ブランドを着る女性に対して、「お金がかかりそうだから、付き合うのは御免だな。」「お金がかかりそうだから、少し遊んだら別れよう。」と考えます。
高級ブランドを集めても、男性にはモテないのです。
これは、不況で賃金の低下している今の時代ではなおさら拍車がかかっています。
「恋」というのも、人間が満たしたい快楽欲求のうちの一つで、お子さんの抱く恋への欲求を肯定してあげたり協力してあげることは、お子さんと円滑な関係を続けるうえでとても大切です。
「浪費をしないけれどおしゃれ」はお母さんも体現すべき。
また、「浪費をしないけれども、おしゃれで可愛い」という感性は、お子さんに教えるだけでなく、お母さん自身も体現すべきことです。
これは、お母さん自身が体験していないとお子さんに教えてあげられないという意味もありますが、お母さん自身が「浪費をしないけれども、おしゃれで可愛い」なら、旦那さんが喜ぶからです。
男性の性欲は、美しい女性に対して顕著に芽生える。
男性は、美しい外見の女性が好きです。あなたの旦那さんはあなたの内面に好感を抱いて結婚をしたかもしれませんが、しかし、内面が良いうえに外見が美しければ、男性としてはもっとうれしいのです。
男性の性欲は、美しい女性に対して顕著に芽生えます。あなたが美しい外見を保つなら、旦那さんがあなたとセックスしたいと感じる頻度が増えるということです。これは、夫婦仲を円滑にしてくれるだけでなく、夫婦お互いの健康と美容にも役立ちます。(セックスは健康に大いに役立ちます。)
男女の性欲の違いを理解しましょう。女性の性欲は愛撫(触覚的刺激)によって誘発されますが、男性の性欲は視覚によって誘発されるのです。だから男性は女性よりも、美しい異性を求める気持ちが強いのです。そのため、夫婦がセックスレスにならずに性の営みを継続し続けるためには、女性は美に気を配ることがとても大切です。
アセンション達成者は美への意識も高い。「安くておしゃれ」な感性がある。
美容に夢中な女性には精神レベルの低い人が多いですが、しかし神話の中で女神や天女と呼ばれる高次元の女性は、美人ばかりです。これは、アセンションを為しえるほどの精神性の高い人々は、ふるまいが品行方正でありながらも美意識は強く、美容にも気を配る感性をしているのです。
もちろんアセンションレベルの彼女たちは、「安くておしゃれ」を実践しています。
化粧品の添加物が美を損ねることも。繊細体質な平成世代は気を付けて。
美容にこだわる場合、化粧品やヘアケア剤には注意が必要です。
化粧品やヘアケア剤には添加物の多く含まれたものが多く、これらを使うことがかえって美を損ねてしまう懸念があります。一時的には綺麗になりますが、肌荒れや髪質低下の原因になってしまうのです。平成世代に多いクリスタルチルドレンは、特に添加物に対して敏感で、化粧品やヘアケア剤でダメージを受けやすいです。
そのため、添加物の少ない化粧品を使ったり、アロマオイルなどを使って手作りをすることで、ダメージの少ないおめかしを勉強しましょう。市販のものを使うなら、ミネラルファンデーションがお勧めです。ドラッグストアやスーパーで市販されている1,000円以下のリーズナブルなものでも、無添加仕様のものは増えてきています。
また、マニキュアなどは、100円ショップで売られているものと高級ブランドのものとで、中身に大した違いはありません。100円ショップには、値段のわりに上質な美容アイテムが、かなり多く並んでいます。
スキンケアもお化粧も、お金をかけなくても充分に出来ます。
ファッション一辺倒ではもちろんダメ。品行方正でありましょう。
しかし、ファッションや美容、恋にしか興味を示さない親ではダメです。そのような感性で子育てをすると、お子さんは勉強も努力も労働もせずに、ファッションや恋に明け暮れるような大人になってしまいます。
品行方正で、それでいて美容にも長けたお母さんになりましょう、ということです。
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