日本は、世界で最も「縁起物」が売れる国なのだそうです。日本人は縁起を非常に気にしていますが・・・。
縁起とは?本来の意味は「因果応報」。
縁起とは、現代人は「幸運を呼ぶもの」といった意味合いで用いていますが、それは本来の意味ではありません。
本来の意味で縁起とは、仏教用語で因果論のことです。「原因に縁(よ)って結果が起きる」という言葉を略したものです。
因果論とは、「起きた物事の原因は、自分の選んだ言動にある」といったもので、たとえば合コンでひどい目に遭ったとしても、それは合コンという下品な場で男探しをした自分の責任だよ、といったことです。朝起きるのが辛いとグチを言っても、それは夜更かしをした自分の責任だよといったことです。
現代日本人にとって縁起とは、「根拠はないが良い印象がある」といった意味。
これに対して現代日本人の使う縁起というものは、「根拠はないが良い印象がある」といったものや行為に対して使われています。
縁起物はすべて迷信。商売人の戦略。
現代人が「縁起が良い」と言っているものは、全て、単なる迷信です。
縁起に関するものは、不安症な大衆からお金を搾取しようとする商売人の策略で、やってもやらなくても何の意味もないのです。
たとえば、結婚式のご祝儀に、2万円などの「2で割り切れる数」は縁起が悪いから避けるべきだなどと言われますが、2万円を包んだことで低級霊が新婚夫婦に悪さをしたり、その他の神秘的な要因で運気が下がったりはしません。
もちろん、仏滅に結婚式を挙げても、低級霊が二人の仲を裂いたりはしません。
縁起を気にしている人に対しては、合わせてあげたほうが無難。
しかし、相手が縁起を気にしている場合、縁起の悪いと言われていることをやってしまうと気分を害してしまったりあなたが無礼者扱いされてしまう恐れがあるので、結果的に縁起を守ることには意味があります。人間が自分で自分の首を絞め、無用にお金が掛かるようになってしまい、無用に手間がかかるようになってしまったのです。
あなた自身が「縁起は迷信である」と理解しているなら、縁起を担ぐ必要などまったくありません。
初もうで、門松・・・伝統宗教の縁起物も、すべてが無意味であり、嘘。
伝統宗教の世界にも、無意味な縁起物がたくさんあります。
たとえば、年末になると破魔矢や鏡もち、門松、だるまなどの縁起物に何万円も払っている人は多いですが、それらには何の意味もありません。詐欺なのです。
年越しそばを食べなくても寿命が縮んだり病気になったりはしませんし、初もうでをしなくてもバチが当たったりはしません。
縁起物を売る人は、信頼のおけない不誠実な人。
つまり、縁起物を販売しているスピリチュアリストは、伝統宗教の神職者であっても、信頼のできない人物だということです。彼らは、「人間には魂がある」といったきわめて基礎的なスピリチュアルな知識を教えてはくれますが、高度な霊的真理を理解してはいません。
つまり、ほとんどすべての神道神社は信頼に値しないということです。
ジンクスも迷信。左足から靴下をはいても良い結果にはならない。
縁起と近しいものに、ジンクスがあります。ジンクスも迷信です。
左足から靴下をはくことでピッチャーの守護天使が力を与えてくれたりはしません。
しかし、ジンクスによって自信がつくことで、無用に力まず本来の力が発揮でき、良い結果を招きやすいことはあるでしょう。
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