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現在動物を飼われている方へ~海外旅行時の対応、手段、考え方etc
ペットを飼うことは好ましくない、ということを1つ前の記事で書きました。
しかしすでにペットを飼っている人もいることでしょう。
海外旅行のとき、ペットはどうすればよい?
海外旅行で長期不在になるとき、ペットをそのままにしておくわけにはいきません。
昔はお隣さんや親族に預かってもらったものですが、今ではそのような横のつながりは希薄ですし、ペットの世話に几帳面になってきているので、人に預けるのは難しいでしょう。
現代ではそれに代わるように、ペットホテルに預かってもらう人が増えています。専門家が世話をしてくれるので安心できますが、お金がかかります。1泊につき3,000円くらいはかかるでしょう。
ペットホテルは、ペットショップの中に併設されていることが多いです。ペットのトリマーサロン、ホームセンターなどにも見受けられます。
旅行が好きな人はペットを飼わないほうがよい。
旅行のたびにペットをペットホテルに預けると、それだけでかなりの出費になります。
また、ペットホテルの環境は少しずつ向上してきていますが、そうは言っても急に家ではない人のところに預けられ、飼い主がいないと、ペットはストレスをため込んでしまうものです。心を病みますし、それが病気となってしまうこともあります。
お金があるとしても、「ペットホテルに預ければいいや」というものではないのです。
すると、旅行が好きな人はペットを飼わないほうがよいと言えます。
ペットを誰に託すか。高齢者のほうがよい。
ペットを飼うことは、旅行の自由をさまたげ、移住の自由をさまたげます。
このサイトの熱心な読者さんは、フットワークの軽い生き方に挑戦しようと思っている人も少なくないことでしょう。ペットの存在は障壁になります。
ペットを飼い続けることに困難を感じるなら、誰かに託すとよいです。
その場合、すでにマイホームを築いている人を選んだほうがよいです。
できれば高齢者のほうがよいです。
マイホームを築いている人は、引っ越しなどの大きな環境変化をすることは少ないので、ペットが激動をこうむりにくくなります。
そして高齢者は海外旅行にはあまり行かない傾向にあり、ペットが孤立することが少なくなります。
二十代、三十代でペットを飼うと身動きがとれなくなってしまう。
二十代、三十代で一人暮らしや二人暮らしをしている人は、ペットを飼わないほうがよいです。
この年代だと海外旅行への興味があるはずで、しかしペットがいるとそれを我慢しなければならなくなってしまいます。
また、引っ越しを望んだり転勤を命ぜられたり、仲たがいで同居生活が解消されたりしがちです。そんなときペットは行き場を失ってしまい、大変な思いをするでしょう。
ペットを飼うなら、大きな家族基盤を得てから、または自立する前の大きな家族基盤の中にいるときのほうが好ましいです。あなたが海外旅行に出てもペットの世話をしてくれる人が豊富にいる状況であったほうがよいです。
ペットを飼うのは子供を産むのと同じようなもの。
現代日本人は、あまりにも安易にペットを飼いすぎています。
ペットを飼うことでどんな困難があるのか、自分の生活にペット飼育が適しているかどうか、ろくに考えもせずに飼育を決めてしまいます。
ペットを飼うと、暮らしが大幅に変わります。家の中がものすごく汚れますし、費用がかかりますし、散歩やエサやりなどの手間には多くの時間がかかります。
そして上述のように、旅行や大きな外出が制限され、移住や転勤、引っ越しが制限されます。
ペットを飼うことは、子供を産むのと同じくらいの覚悟がいるのです。
しかしぬいぐるみを買う感覚でペットを購入してしまう人があまりにも多すぎます・・・。この国のペット殺処分があまりにも多いのは、ペットを飼うことの実態を想像できずに(検討せずに)軽はずみに飼ってしまう人が多いからです。