私たちが幸福な人生を送り、幸福な恋愛をするうえで、どのような恋愛観念を持つべきなのでしょうか?
一途であることは重要だが、間口を閉めることはよくない。
日本人は恋愛において、「一途であるべき」という倫理観を持っています。
それは、ある意味では正解です。
「恋人になってください」と請われ「はい」と答えたなら、他の異性とセックスをするべきではなく、他の異性と温泉旅行に行くべきではありません。
「結婚してください」と請われ「はい」と答えたなら、他の異性とセックスをするべきではなく、他の異性と温泉旅行に行くべきではありません。
しかし、交際や結婚をしているからといって、「お前は他の男と遊んではいけない」「私は他の男性とお茶をしてはいけない」と、交流そのものを悪と考えるのは、やめましょう。
人と交流しなければ、より適した異性が誰なのかわからない。
なぜ他の異性との交流を悪と考えてはいけないのでしょうか?
「恋人がいるから他の男性とは交流しない」と閉め切ってしまうと、誰が自分にとってより適した男性なのか、わからないまま人生が終わってしまうからです。特に、結婚でなく「交際」というのはお試し期間であり、誰が結婚や長期的パートナーに適した相手かを見極めるための期間です。
それなのに現代日本人の恋愛観では、ある異性と交際をしたなら、他の異性との交流をしてはいけないような風潮があります。
それでは、本当に気が合うわけでもないのに、「3年も交際することになったんだから、そろそろ結婚しよう」と、妥協の結婚になってしまうのです。
現代日本人の9割以上が、「妥協の結婚」に陥っています。あまり気が合うわけでもないのに、他に選択肢もないから結婚しているのです。
これでは幸せな夫婦生活になるわけがありません。
交際していても、「他の異性とお茶するくらいはOK」と考えましょう。
交際を誓い合うほどの特別な異性がいるとしても、他の異性とお茶をするくらいの交流はしてもよいものだ、と考えましょう。
セックスはよくないですが、お茶をするくらいの交流は良いです。
そうして今の彼と他の男性を比較し、視野を広げ、人間関係を広げていくことは、とても大切なことです。
そうでないとあなたは、良い恋愛をすることができないです。
男性たちは、自分で恋愛相手を選んでアプローチしていることが多いのでまだマシです。しかし女性たちは口説かれたものに応じているだけのケースが多く、自分で自分の好みの相手を選んだわけではないので、比較吟味することをしなければ、質の良い恋愛ができなくなってしまいます。
「他の男と二人で会うな!」と怒る独占欲の強い彼とは、すぐに別れましょう。
あなたが「他の男性とお茶してもよいのだな」と思い改めても、彼氏がそれを拒むこともあるでしょう。「俺は許さないぞ。俺の価値観はこうなんだから、お前は他の男性と会うのはだめだ。メールしてはだめだ」と、言われることもあるでしょう。
彼氏がそのような独占欲を持っている場合、すぐに別れましょう。他にめぼしい男性が見つかっていなくても、「価値観の不一致」を理由に別れを切り出しましょう。
彼にあなたの交流が封じられるなら、実質的にあなたは彼の恋愛奴隷にさせられてしまいます。あまり好きでもないのに彼と結婚しなければならないようになったり、または彼の気まぐれで30歳手前であっさり捨てられてする羽目になります。
独占欲の強い男性と付き合っていると、人生が死んでしまい、あなたの恋愛も死んでしまうのです。
今の時点でもう、別れましょう。
「他の男と二人で会うな!」と言ってくる時点で彼は性格が悪いので、付き合うに値しません。
日本人女性は恋愛が下手。合った相手と恋愛していない。
日本人女性は軒並み、恋愛が下手です。
もっぱら言い寄ってきた男性に応じて恋愛しているだけで、それは気質にかなり偏りがあります。あなたは「たくさんの男性の中から選んだ」と思っているかもしれませんが、実際は、まったく選んでいないのです。あなたに合っていない男性と付き合っています。
しかもそうやって誘われた恋愛を2~3経ただけで結婚を決めてしまいます。日本人の女性の99%は、相性が40%くらいの男性と結婚してしまっています。だからみんな恋愛や結婚生活に不満なのです。豪華なデートに行ったときだけうれしそうにしています。(それはそのレジャーが楽しいのであって、恋愛が楽しいわけではありません)
もっと男性を吟味し、自分の感性に合った男性と恋愛すべきです。
そのためには、企業が面接をするように、男性と二人で会って彼の言動を見ることが大切です。
たくさん貢いでもらおう、という意味ではない。
「もっといろんな男性とデートをしてみるべき」と説いているわけなのですが、かんちがいをしないでください。
これは、あちこちの男性に豪華なデートを貢いでもらおうという話ではありません。あなたにとってデートの目的が、「彼を見ること」ではなくレジャーや食事をおごってもらうことになっているなら、それは間違っています。
貢いでもらうためのデートではなく、彼を見るためのデートをすべきです。
デートよりも「お茶」くらいのほうが効果的です。
「彼を見極めたい」という目的なら、洒落たデートに連れていってもらうよりも、「普通のカフェでお茶をする」くらいの質素な内容のほうがよいです。
女性は、デートの内容が洒落ていたりゴージャスだったりすると、「彼は魅力的」と考える傾向にありますが、それは彼が雑誌から得た情報を実践しているだけで、別に彼のセンスが良いわけではないのです。太っ腹に見えますが、懸命に見栄を張っているだけです。
また、豪華なデートを演出しようとする男性は、要は「自分自身」にあまり魅力がないのです。だから高級デートで武装するわけです。
だから、富裕者と交際・結婚するタレントたちは、次から次へと離婚します。富裕者たちはすさまじくゴージャスなデートをエスコートしてくれますが、しかし人間的には魅力的でなく、一緒に暮らしていて幸せでないのです。
そのため、彼に武装をさせない、「喫茶店でお茶」くらいのほうが良いのです。そして彼と語り合うと、彼の個性がよくわかります。あなたとフィーリングが合うかどうか、よくわかります。
また、お茶デートですと、そのあと強引にホテルに連れていかれるようなことは起こりづらいです。
恋愛というのは、外出のことではないです。恋愛の大部分は、「ささやかな生活」です。ささやかな生活、ささやかな交流が心地よく楽しめそうな男性を、選ぶべきなのです。デートのゴージャスな相手を選んでも、良い恋愛にはならないです。
そうして、様々な男性を見るべきです。
そうして、様々な男性と二人きりで会い、談笑をし、趣味や価値観を語り合い、色々な男性がいることを知るべきです。自分に合う男性がどんな人なのか、知るべきです。
結婚をするのは本当にフィーリングの合う男性にするべきですし、同棲や長期交際をするのもフィーリングの合う男性にするべきです。
女性たちが質の良い恋愛をし、幸福な人生を生きるうえで、こうした自由な考え方はとてもとても重要です。
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