スピリチュアルな本やサイトを読んでいると、「3次元社会」という言葉をよく見かけます。「あなたがたの住む3次元社会は」といった使われ方をし、私たちの住む地球社会を指す言葉のようではあるようです。
私たちは、ドラえもんというアニメを通して、世界に「次元」なるものがあることを知ったかもしれません。のび太くんや私たちの住む世界は3次元で、ドラえもんのポケットの中の不思議空間が4次元です。
ドラえもんによって学んだ概念での「3次元」とは、縦・横・奥行きという3つの軸を持つ領域世界を指します。
たとえば、近年流行りの萌えアニメでは、アニメの中の非現実のキャラクターのことを「2次元キャラ」といいます。縦・横のみの平面に描かれ、立体ではないから2次元ということです。
そのようなキャラクターが、アニメやTVゲームの中で極めてリアルな立体ディテールで描かれると「3Dアニメ、3Dポリゴン」などと形容され、これはさも縦・横・高さの3つの軸があるように見えることから呼ばれます。
しかし、実は、スピリチュアルな書物で語られる「3次元社会」というのは、こうした縦・横・高さの3元軸の話ではないのです。
スピリチュアルな概念でいう次元とは、「精神レベル」または「オーラの量」を指します。
スピリチュアルな概念で言えば、1次元とは、「サバイバルの精神」を指します。
生きるために物を食べたり、走って狩りをしたり、子供を産み育てたりしようとすることです。
動物たちは1次元の精神です。
人間の場合、狩りの代わりに賃金労働をすることや、朝遅刻しないようにシャキっと目を覚ましたり、栄養バランスのとれた食事を作ることを指します。または、数々の苦難に耐え忍ぶ忍耐力や体力もここに含まれます。
1次元に関する能力が上がると、赤いオーラが増えていきます。
このサバイバルの能力が充分なものに達すると、その人は2次元の人となるわけです。
2次元は、「セックスを適切に扱える精神」です。または「快楽を適切に扱える精神」です。
動物にとってセックスとは、生殖の手段でしかなく快楽を楽しむ意図はないため、動物は2次元のオーラは上がりません。
人間の場合、セックスを楽しむだけでなく、中毒しないように自制してコントロールする能力も大切です。女性を強引に押し倒したり、お酒の力を借りてセックスをはじめたり、相手を巧みにだましてセックスに持ち込んだり、セックスで物やお金を得ようと企むなら、それはセックスが自制できている状態とは言えません。
近年の日本において、セックスを抑圧せずに楽しめる人は大勢いますが、しかし適切に自制できている人はほとんどいません。
子供の場合、まだセックスを扱うには幼な過ぎるので、お菓子やテレビゲームなどの快楽がこれに該当します。
2次元に関する能力が上がると、オレンジ色のオーラが増えていきます。
このセックス・快楽を適切に扱うモラルが充分なものに達すると、その人は3次元の人となるわけです。
3次元は、「知性の精神」です。
勉強や読書などの、知的な探求を「楽しい」と感じられる精神、そして論理的な思考をする頭脳です。
「暗記」は知性とは異なり、ただ歴史や英単語を暗記するだけでは知性の能力は上がりません。
読み書き計算が出来るように、人にだまされなくなるほどの論理的思考力を育む必要がありますが、しかし人をだますような仕事ばかりしているなら知性が豊かとは言えません。本当に知性の発達した人は、「人をだましても誰の特にもならない」という大局的な視野に達します。準じて、資本主義や貨幣社会に不便さを感じ、「お金のない社会にしたい」と強く願い、働きかけるようになります。
3次元に関する能力が上がると、黄色のオーラが増えていきます。
この「たしかな知性」に至ったならば、その人は4次元の人となるわけです。
4次元は「良心」と「自然愛」の精神です。
優しい心と言動を好むようになり、他者と調和するためにアジャストをします。
本当に良心が育まれていると、やはり資本主義経済や貨幣社会に胸が痛むようになります。
また、自然を慈しむ気持ちも4次元の精神です。
酸素を供給してもらうために森林を守るのではなく、木々に愛おしさを感じるために森林を守るようになります。
都会よりも田舎のほうが心地よいと感じるようになります。
4次元に関する能力が上がると、緑色のオーラが増えていきます。
良心や自然愛が充分なレベルに達すると、その人は5次元の人となるわけです。
5次元は「芸術の精神」と「変化を恐れない精神」です。
芸術に、衣食住と同じくらいの価値を見出し、それを表現するために心血を注ぎたいと感じます。また芸術の能力も含みます。
「変化を恐れない精神」は、仏教でいう「諸行無常」といったものです。物質的な事柄に執着せず、人やものの流れにしがみつかない軽やかな生き方をするようになります。
5次元に関する能力が上がると、青色のオーラが増えていきます。
芸術を愛し、環境変化への卓越したしなやかさを身に着けると、その人は6次元の人となるわけです。
6次元は「奉仕の精神」と「信仰の精神」です。
信仰の精神は大抵、宗教信仰を通して培われていきます。
宗教が身近でない現代日本の場合、オーケストラ音楽の修練やチームスポーツの修練などを通して培われていきます。
奉仕の精神は、見返りを期待せずに他者に献身するような取り組みを通して培われます。「ボランティア」では不足で、もっと人生を投げ打って人助けするようなことが必要です。
ボランティアをする日本人は大勢いますが、奉仕の精神がある日本人はほとんどいません。
6次元に関する能力が上がると、紫色のオーラが増えていきます。
類まれなる献身が身に付き、いつでも他人のために動いていたいと感じるようになると、その人は7次元の人となるわけです。
7次元は「サイキック」と「質素」の精神です。
座禅瞑想などによってサイキック能力を獲得し、そして座禅瞑想のような非活動的、非生産的な振る舞いに価値を感じるようになります。
ぜいたくをすることよりも質素であることのほうが心地よいと感じるようになります。
7次元に関する能力が上がると、藍色のオーラが増えていきます。
藍色のオーラをも高いレベルでまとうに至ったなら、8次元に達し、アセンションに達したということです。
次元はまだ続きますが、とりあえず説明はここまでにしましょう。
また、上述の各次元にはもっと多くのテーマがあるのですが、ここでは割愛しています。
今の日本は「3次元社会」ではない。
スピリチュアルな概念における「3次元社会」とはつまり、3次元の「知性の精神」に達する人々が大多数を占める社会のことを言うのです。
「3次元社会」という言葉と対比するように語られる「5次元社会」というのは、つまり「芸術の精神」「変化を恐れない精神」を為しえた人々が大多数を占める社会を指します。アセンション文明とは、そのような人たちばかりなのです。
しかし、実のところ、今の日本社会は「3次元社会」ではありません。
ヨーロッパ先進国はたしかにチャネリング文の言うように3次元社会なのですが、日本は違うのです。
かなりショッキングではありますが、2023年現代の日本は「1次元社会」です。
現代日本人は、平均してみれば1次元・・・。
日本人の大半、特に女性の多くは、1次元さえも達成できていないのです。自ら賃金労働に繰り出すことを避ける人は、サバイバル能力が充分であるとはいえず、1次元すら合格点ではありません。朝決めた時間に起きられない人、キャンプや被災地の野宿に耐えられない人も、サバイバルの能力が足りていません。
日本人男性は、1次元は達成できている人が多いですが、今度は2次元のセックスの精神が未熟な人ばかりです。ほとんどの男性は、女性を巧みにだましながら恋愛やセックスにこぎつけています。愛していないのに「愛してる」と言います。セックスを獲得したいがために嘘をつくのです。(そして女性たちはその嘘にだまされます)
「草食系男子」と呼ばれるような人のほうが、セックスの精神は高いです。彼らはセックスに興味がないわけではなく、無理やりセックスにこぎつけるようなことを好まないのです。
3次元の「知性の精神」においても、ほとんど誰も熟達していません。貧富の差を激しくしている資本主義経済に違和感を感じている人は、現代日本にはとても少ないのです。むしろ人をだましてでも貪欲に稼ごうとする人たちばかりです。彼らは計算の能力は高いですが、しかしその50点くらいのところで知性の上達も止まってしまっています。
3次元を達成できているのは、都会から離れて自給自足の共同体を作ろうと頑張っている人たちくらいなものです。
女性の大部分が1次元、男性の大部分が2次元で、日本人大衆の平均値で言うと1次元になっています。これが日本の実情なのです。
日本は平和にはほど遠く、平等にはほど遠いです。それはあなたにもわかるでしょう?
ヨーロッパには多角的な価値観で暮らす人が多い。
ヨーロッパやアメリアには、自給自足まではいかずともお金に夢中にならずに多角的に暮らす人が多く、そのためアセンテッドマスターや大天使たちは、地球人に語り掛ける際に「あなたたちは3次元社会だ」と形容したのです。ほとんどのチャネリング文・チャネリング本は欧米人向けに降ろされたもので、日本人が目にしているのはそれが翻訳されたものにすぎません。
5次元社会どころか3次元社会にさえも達することが難しい・・・
繰り返しますが、2023年の日本は、5次元社会にステップアップできないどころか3次元社会ですらなく、国民の平均値で言うならば1次元社会です。
日本は、国政の方針が非常に過保護で、女性や子供に対して自分の力で問題解決するように諭したりはしないので、日本は今後数十年くらいは、1次元社会が続くでしょう。より次元の下がる人がどんどん増えていくでしょう。
もちろん、個人差があり、日本国民の中にも5次元に達している人もいますし、それ以上に達している人も少数はいます。
日本のスピリチュアリストはほとんどが1次元か2次元。
なお、日本のスピリチュアリストは、多少のサイキックを持っている人は多かれども、ほとんどが1次元か2次元です。
商売じみたスピリチュアリストは皆1次元か2次元で、名声欲のためにスピリチュアルブログを書いているような人々も1次元か2次元です。
イルミナティがどうのと批判的なことばかり書いている人も、1次元が2次元です。
5次元超の精神に達しているスピリチュアリストは、名前を出さずに活動をしていたり、ひっそりと控えめに活動をしています。高い精神性の人は、お金持ちになるための方法論を説いたりはしません。
スピリチュアルなグッズや引き寄せの法則などで願望成就をしている人たちも、皆1次元か2次元です。
フィンランドは5次元平均。北欧も軒並み高い次元精神を持つ。
なお、2020年の地球の中で最も精神レベルが高い国は、フィンランドです。フィンランドは国民平均で5次元程度の精神性を持っています。
スウェーデン、ノルウェー、デンマークの北欧各国がそれに続き、3カ国とも4.5次元くらいです。
カナダ、スイス、ベルギーが4次元くらいです。
ブータンやチベットなどはスピリチュアルな国というイメージがありますが、大衆の精神性としては2次元程度にとどまっています。僧たちも、質素に暮らしてはいますが、そう次元が高いわけではありません。
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