体感的に察知している人は多いと思いますが、現代日本という場所は恋愛のしにくいところです。
アニメや映画のようにはいかない・・・
私たちは、アニメやアメリカ映画など見た影響から恋愛に憧れを抱きます。そしてそれらを真似て、学校や会社の中で恋愛を営もうとするでしょう。
しかし、アニメや映画で見たようには上手くいかない、と苦悩する人が多いのではないでしょうか。
他人の恋愛に対して、嫉妬などの感情が大きいから。
日本で恋愛が難しいのは、他人の恋愛に対して嫉妬などのネガティブな感情を抱く人が多いからです。他人の恋愛を、寛大に尊重できないのです。日本はある意味、まだまだ恋愛後進国と言えます。
学校や会社において、こうした反応は顕著です。
あなたがクラスの人気の男子と恋愛すると、クラスの女子の多くがあなたに嫉妬の感情を抱き、関係が険悪になってしまうでしょう。あからさまにいじめや無視に遭ったり、そうでなくても皆が素っ気なくなったりします。
これは職場でも同じことが言えます。
職場恋愛、職場結婚は少なくないのですが、同僚と恋愛していることが知れると社内が険悪になるため、結婚が決まってから発表し、そのまま妻は退社して気まずい状況を回避する、といった行動をとるカップルは多いです。
あなたの恋愛する相手が人気者の男子でないとしても、女子たちは、「あなたが恋愛している」という事実に嫉妬して、やはり険悪なムードになってしまいます。
そういう空気があるなら、クラス内や社内では恋愛しないほうがよいかも。
あなた自身がまだ当事者になっていなくても、クラスの中で先駆けて恋愛をする子たちがいて、クラスの子たちの反応が生じているのを目の当たりにしたでしょう。
あなたのクラスや部活、社内においてもこのような空気が見られるなら、あなたはクラス内や社内では恋愛をしないほうがよいかもしれません。
恋愛の喜びは素晴らしいものですが、それを得る代わりに同性の友人を失くして高校生活をいつも一人で過ごす、というのは苦しいものです。その孤立は高校卒業後にも響きます。
社内恋愛の場合は、「職を失う」ということにも及びます。
リスクの大きさを考えると、クラス内、部活、社内、サークル内では恋愛をしないほうがよいのかもしれません。
誰にもバレずに恋愛ができるなら良いのかもしれませんが、そのように器用な人はあまりいないでしょう。
だから恋活アプリなど流行るが、そこに良い相手はおらず・・・
恋活アプリ、出会い系サイトなどが流行るのは、「身近なところで恋愛するのは気まずい」というこうした事情の影響もあるでしょう。
しかし、友達の知らない異性を求めて恋活アプリなど登録してみても、そこに良い相手はいません。恋活アプリなどするのは軒並み不誠実な男性ばかりで、愛想が良くてもそれは「狡猾な演技」です。女性をエスコートするのが上手い男性ほど、恋活アプリ内で女性を漁ってとっかえひっかえしています。
恋愛事情を人に話さないスキルは磨いておいたほうがよいかも。
「女子トーク」という言葉があるように、女性の多くは気の置ける友人たちと恋愛トークをするのが好きです。
しかし、友人の恋愛を素直に尊重できる人があまりにも少ないこの社会で生きるにおいて、「恋愛事情を人に話さないでも生きていける」というスキルは、磨いておいたほうがよいかもしれません。
恋愛、セックスというプライベートなことを友人に打ち明けられるのは、精神的には良いことです。オープンである、素直である、恋愛やセックスにブロックがない、という長所です。
しかし、しがらみ増やさないために敢えて伏せておく、という判断をしたほうが良さそうです。
「親友だから大丈夫」という問題ではなく、あなたにとって最も距離の近い人であっても、あなたの恋愛に嫉妬したり憎しみを抱いたりすることが、あります。
あなたの彼氏が魅力的な人であればあるほど、友人に話さないほうが良さそうです。彼が魅力的な人であればあるほど、嫉妬心を煽ってしまうからです。
恋愛することが難しい、気難しいデリケートな国であるようです。
こうした風潮は、「アイドルは恋愛してはいけない」という世相が続くかぎり、続くと思われます。
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