軽はずみに放った一言から、大切な人を怒らせてしまい、絶縁されてしまった。
そのようなときに仲直りをするには、どうしたらよいのでしょうか?
自分の利益のためだけに仲直りをはかっても、上手くいかないでしょう。
「仲直りしたい」と思う、その理由はなんでしょうか?
「彼に悩み相談にのってほしい」といったように、自分の利益のために仲直りをはかろうとするなら、それは上手くいかないでしょう。あなたの性格の悪さは直っていないわけで、直っていないことはすぐ彼に見透かされてしまいます。
自分の何がいけなかったか、まずは深く反省しましょう。
当たり前のことなのですが、とても大切なことです!
自分の何がいけなかったのか、まずは深く反省をしましょう。
二人のやりとりを思い出してください。メールを見返してみてください。胸が痛いでしょうが、省みることは大切です。あなたは「A」という言葉で彼を怒らせてしまったと思い込んでいるかもしれませんが、彼は「B」や「C」という言葉で怒っているのかもしれません。あなたはそれに気づいているのでしょうか?
温厚であるはずの人が、あなたが驚くほどに怒ったのであれば、あなたは自分の犯した失礼を理解しきれていないのでしょう。自分が「悪かった」と思っていること以外にも、彼に与えてしまった失礼がありそうです。
彼はあなたのことを「怖い」と思っている可能性がある。
絶縁を言い渡されたとき、相手は「怒っている」だけとはかぎりません。
怒る怒らないの問題ではなく、あなたのことを「怖い」と思っている可能性があります。
あなたが、相手を責めたり傷つけたのであれば、彼は「怖い」と思っています。
あなたと交流を再開しても、またあなたに傷つけられたり、迷惑をかけられたりするだろうと不安になるのです。
あなたは彼を傷つけるつもりなどないのかもしれませんが、あなたの無神経さや感情的な性格などが、不意に人を傷つけたり迷惑をかけたりするのかもしれないのです。それを自覚しましょう。
自覚して、直しましょう。
「怖い」と思っている場合、許す許さないの問題ではなく、仲直りをしたくないものです。もうその出来事を気にしていなくても、またあなたに傷つけられることが怖いのです。
こうした相手の心情を理解しましょう。
「許してくれないなんて心の狭い人だ」ではなくて、あなたは人を傷つけうる人なのです。あなたは人を困らせうる人なのです。
仲直りがしたいなら、全面的に謝りましょう。
再び音信をとる理由が「許してもらいたい」ということであるなら、全面的に謝りましょう。「〇〇については私が悪いと気づいた。でも××については私は悪くないと思っている」などとごちゃごちゃと言うと、「この人は反省していないな」と彼は感じます。
「仲直りなんてしたくないな」「許せはしないな」と感じます。
謙虚にならなくてはなりません。
他者を怒らせてしまう人というのは、偉そうな人が多いです。謙虚でないのです。
他者が何か優しくしてくれても、「これくらい当然だ、大したことはない」と横柄でいます。他者が何か優しくしてくれても、「これじゃ足りない」とさらに要求したりします。
横柄な人が厄介なのは、自分が横柄だと自覚していないことです!
「あの言動はまずかったな」ではなく、「普段の生活から、もう一回り謙虚にならなくては」と心を改めましょう。一回りでは足りないかもしれませんが。
彼との仲直りのためだけでなく、あなたがもう一回り成長するために、常にもっと謙虚になることを心がけましょう。
物質的なお詫びをしたほうがよいです。
「ごめんなさい」と言葉で伝えるだけでなく、何か金品でお詫びの気持ちを示したほうがよいです。
1,000円のおまんじゅうではなく、高額なものであったほうがよいです。
少し懐が痛いと感じるくらい、無理をしたほうがよいです。あなたの本気が伝わります。
ちなみに、年収一千万の人が10万円の時計を贈っても、誠意は伝わらないでしょう。
10万円というのは贈り物としては高価ですが、年収一千万の人にとってそう大きな額ではないため、「誠意」とは感じられないです。あなたにとっての「懐が痛い」と感じられる額である必要があります。
また、どうでもいいものを贈らないことです。
たとえ高額品であっても、金の招き猫をもらってうれしい人はいません。
何を贈ればよいかわからないなら、お金でよいです。デパート商品券は使い勝手がよくないため、適した詫び品とは言えません。
言葉に気を付けましょう。
謝罪を受け入れてもらえたなら、以降は一段と言葉に気を付けましょう。2度怒らせたなら、もう次の仲直りはありません。
すれ違いが起こらないように、言葉に気を付けましょう。
あなたが何を求めているか、あなたが何を思っているか、素直なわかりやすい言葉で伝えましょう。
「好き」なら「好き」と言うべきです。遠まわしに交流の機会を作ろうと企むのではなく、「あなたが好きで会いたい」と言うべきです。
彼のことが好きで、そのために会いに行ったりする献身性を見せるなら、たとえ何か失礼な言動をしてしまったとしても、「悪気はなかったのだろう」と思ってもらえやすいです。
あなたが何を求めているか、素直に伝えるべきですが、仲直りの理由があなたにとって都合のよいものでしかないなら、相手は仲直りをしてくれないでしょう。彼には、仲直りするメリットがないのですから!嫌味の再来に怯えるだけの日々です。
あなたは、彼と交流を続けたいなら、彼にとってメリットを提供できる人間になる必要があります。彼が喜ぶメリットである必要があります。
仲直りしたいと思うとき、多くの人は、自分のことしか考えていません。
あなただけが利益を得る謝罪では、相手は仲直りを受け入れる価値がないのです。そのことを理解して、言動を直したり、相手に貢献する努力をすべきです。
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