「巫女」という言葉や概念が気になって仕方という人が、スピリチュアリストには少なくないでしょう。あなたは過去世で、巫女をやっていたのかもしれません。
巫女とは?神に仕える女性のこと。
巫女とは、元々は神に仕える役割を担う女性のことを指しました。現代では神社など宗教施設で働く女性スタッフのことも巫女と呼んでいます。
巫女は「みこ」「ふじょ」などと読みます。他に、神子(みこ)舞姫(まいひめ)御神子(みかんこ)、イチコ、イタコ、アズサミコといった呼び名が使われることもあります。
巫女の本来の役割。チャネラー、霊媒師。
現代日本の寺社仏閣において、巫女は販売スタッフ、雑務スタッフのようなものですが、もちろん、本来の巫女の仕事とはそのようなものではありません。
巫女の元々の役割は、チャネラー、霊媒師です。霊的存在の言葉を仲介することです。
女性は男性よりも霊媒的資質が高いため、古来からチャネラー役は主に女性が受け持ってきました。
踊りや音楽は神道宗教の影響。本来の巫女の役割ではない。
書物などで読む古来の巫女の役割に、ご神事の場で踊ったり音楽を奏でたりするものがありますが、それは神道宗教の影響によるものです。チャネリングを行う器に満たない巫女候補者に対して、踊りや音楽などの役割を与えたことが始まりです。
本来的に言えば、巫女に踊りや音楽の能力は必要ありません。
本来、啓示をおろすのに舞いや演奏の作業は必要ない。
また、アニメやゲームなどで、神事の際に巫女的な女性が踊るのをよく見かけますが、霊的存在から言葉を下ろすにあたって踊りや音楽を披露する必要性はありません。
チャネラーの素質を磨くうえで、舞いや音楽の練習は役に立ってはいる。
ただし、チャネラーとしての資質には「素直さ」「従順さ」という要素が大きく関連するので、踊りや音楽をやらせてみてそれを忠実に頑張るかどうかを見るのは、有効な選別判断だったと言えます。
もちろん、白と赤の衣装を着ていないとチャネリングが出来ないということもありません。
巫女(チャネラー)が処女である必要はない。
神職巫女や一部の地域の巫女では、「処女の女性に限定する」という風習がみられますが、チャネリングをするにあたって処女である必要性はまったくありません。
処女を選ぶようになった理由としては、セックスの快楽を覚えてしまうと、恋人との遊びのほうを優先したくなってしまい、従順さや忠実さが薄れてしまいがちなことが起因しています。
非処女が神道巫女をやってもバチが当たったりはしない。
各地の寺社では、巫女を採用する際に「結婚前の女性のみ」「未成年のみ」「黒髪の人のみ」といったような条件を付けていることがありますが、その条件を満たしていない人が職業巫女をやってもバチが当たったりはしません。こういった条件は、その寺社の自己満足のようなものです。
誰もが巫女の素質を持っている。チャネリングは訓練で開花する。
巫女は、生まれ持った資質のように言われることが多いですが、そんなことはありません。チャネリングの能力は、座禅瞑想やそれに類する行為を繰り返すことによって、誰にでも会得することが出来ます。またはレイキなどのエネルギーワークで会得することが可能です。
そのため、巫女によってチャネリングの能力には差があります。
霊視は出来るが霊聴はできない、という人もいます。
大麻の補助は本当は用いないほうが良い。大麻は神聖なものではない。
巫女がチャネリングをするために、大麻の陶酔効果が用いられたことがあります。そのことから、今でも神社では大麻草を神聖な植物と説いていますが、その考えは正しくありません。
古代の巫女は、大麻が神聖だから用いたのではなく、能力の低い巫女の補助輪として、仕方なく用いただけです。
大麻はリスクが大きいため、使わないほうが良いものです。
ちなみに、大麻草でしめ縄を作ったところで、何の神秘的効果もありません。
古来、巫女のチャネリング作業はとても慎重に行われていた。
巫女は、今でいうチャネラーや霊能者と同じものですが、しかし古来の巫女は現代チャネラーや霊能者よりももっと慎重でした。
チャネリングでは、高次の存在と繋がるつもりが低次元の者と繋がってしまうことがあります。また、託された言葉ではないもの(自分の意見・見解など)をチャネラーが他者に告げてしまうことがあります。こうした不手際は大きな問題を引き起こしかねないので、鎌倉時代くらいまでの巫女は、常に審神者(サニワ)と呼ばれる審判役の男性を付けていたのです。
サニワは、スピリチュアルな知識や経験に長けた者が請け負い、チャネリングにおいて高い地位にあったのは巫女ではなくサニワのほうでした。
本来、チャネリングはこのように慎重にやるべきなのですが、現代のチャネラーにそのような慎重な人はほとんどいません。チャネリングした内容の責任の重さを、あまり理解していないのです。
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