私れなのコラムでは、「ナチュラルであるべき」「質素であるべき」とよく説きます。
それを見て、バブリーな感性を持つ人は「私には合わない思想だな」と感じて目を伏せるかもしれませんね。そしてシリウスやイルカの情報ばかり読むでしょうか。
しかし、別にあなたがバブリーな好みを持っていてもかまわないのです。それは自然なことです。
快楽やぜいたくは、楽しんだのちに卒業すればよい。
人は、5歳でアセンションを達成しなければならないわけではありません。
長い人生の中で少しずつ、自分を高めていけばよいのです。
あなたが快楽やぜいたくを好んでいても、それで高みへの到達が閉ざされたわけではありません。
快楽をむさぼらなくなることは大切なことですが、しかし快楽を抑圧しても、それはなかなかうまくいきません。
快楽をむさぼらなくなった人の多くは、若いころには存分に快楽を楽しんできた人が多いです。
特に平成世代は、親がバブル世代であり快楽ぜいたくを非常に好むので、快楽やぜいたくを好む感性が染みつくのは自然なことです。
快楽やぜいたくは、少しずつ卒業していきましょう。
大切なことは、時々自分をふりかえることです。
あなたは5歳のころプリキュアが大好きでしたが、12歳の頃にはあまり好きではなくなっていたことでしょう。感性は、年とともに変化するからです。
それと同じことが何にせよ言えます。
十代の頃は渋谷や原宿が楽しくて仕方なかったかもしれませんが、はたして今はどうでしょうか?本当に同じ街、同じ店を心の底から愛していますか?今はもう、飽きてきているかもしれません。
十代の頃はファーストフードが美味しくて仕方なかったかもしれませんが、はたして今はどうでしょうか?今はもう、飽きてきているかもしれません。
昔はヴィトンやプラダがカッコよく思えたかもしれませんが、はたして今はどうでしょうか?本当にそのロゴマークに恍惚しますか?
人は、過去の行動を無意識的に繰り返すようなところがあります。しかし経験の積み重ねによって感じ方は変化が生じます。今、冷静になって見直してみると、過去に大好きだったものにそれほど魅力を感じなくなっていることが、あります。
そうして時々、自分の周りを見直してみるのです。
「あれ、ヴィトンのバッグはもう魅力を感じないな」そう感じたなら、それはもう手放せばよいのです。皆があなたに対してヴィトン好きのイメージを持っているとしても、その期待に応えるために無理にヴィトンを身に着け続ける必要はないのです。
「あれ、ドーナツはもう魅力を感じないな」そう感じたなら、それはもう手放せばよいのです。親友たちがドーナツ好きでも、それに付き合い続ける必要はないのです。
「飽きたものは手放していく」その習慣をつけましょう。
「好みは変化しうる」その摂理に心を開きましょう。
こうした意識を持つだけで、あなたのぜいたくや快楽は減っていくでしょう。
仕事を変えるときは、たくさんのものを手放すチャンス。
ファッションや好みが急に変わると周囲が騒ぎたてるので、多くの変化を急速に起こすのは難しいものです。
しかし、仕事を変える時期にあるなら、それはたくさんのものを手放すチャンスです。
人付き合いが大きく変わるからですね。あなたの服装が急にキラキラしなくなっても、新しい職場の人々は何も言いません。
あなたが昼食に手作りお弁当を持っていっても、新しい職場の人は「なにそれダサくない?」などと言いません。
仕事を変えるときは、たくさんの快楽やぜいたくを手放すチャンスです。
大きな病気をしたときも、たくさんのものを手放すチャンス。
大きな病気をすると、1週間くらい何も食べられない日々が続いたりします。
それは大きなチャンスです。
1週間も断食をして体内が清浄になると、お酒やタバコ、油っこいもの、甘味の強いスイーツ、こってり味の食べ物などが、キツく感じることが多いです。それまで「好き」「美味しい」と感じたものがそう感じなくなるので、手放す好機です。体に悪いものは、それを機にやめてしまうと良いです。
また、人付き合いの面から盛んだった飲み会やファーストフード、スイーツ巡りなども、「病気しちゃったから控えることにしたの」と言えば、それを引き留める人はいないでしょう。周囲の理解を得やすくなります。
自発的に断食や菜食をするのも、有効なアイデアの一つ。
グルメを卒業したいけどなかなかうまくいかない・・・と困っている人は、断食や菜食の期間を自発的に設けてみるのも有効なアイデアです。
病気の際と同じように、自発的な断食や菜食で体内が繊細になると、タバコやお酒、油っこいものや甘みの強いものがしつこく感じられるようになります。辞めることをあまり苦に感じないでしょう。不快にすらなるでしょう。
レイキのアチューンメントを受けるのも、同じような効果が期待できます。
好きな人が出来たときも、自分を変えるチャンス。
「あ、あの男性素敵だわ」とトキメいたときも、自分を変える大きなチャンスです。
彼の行動を見ていて、または話を聞いていて、好みや趣味が合わなかったとき、「好みが合わないからやめよう」とあきらめるのではなく、彼の好みに合わせて自分を変えてみるとよいです。好みの差の中でも、霊的成長につながりそうなものを、彼に合わせてみるのです。
たとえば彼がタバコ好きだからといって、あなたがタバコを吸い始めるのは間違いです。それはわかりますね?お酒も然りです。
あなたの好みが豪華ホテル巡りで、彼の好みが教会巡りなら、豪華なホテルに泊まらなくても旅行が楽しめる、教会巡りの趣味を持ってみてはいかがでしょうか?
そんなふうにして、快楽やぜいたくは卒業していけるものです。
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