ドリーン・バーチューが登場するまでは、霊的存在と言えば天使よりも妖精のほうが人気があったのではないでしょうか。
子供の頃、少女漫画の付録のおまじないブックなど見ながら、妖精を呼び出したりすることに憧れた女性は少なくないでしょう。
妖精とは?植物や鉱物の精霊。
そもそも、妖精とは何でしょうか?
霊的真理の定義で言えば、妖精とは、「植物や鉱物の精霊」です。
植物霊のイメージが強いかもしれませんが、鉱物の精霊も妖精に属します。
すべての植物には霊体が宿っており、すると妖精は本当にいるのです。そして無数にいます。その植物が枯れるとき、霊体は抜け出していきます。
すべての鉱物にも妖精が宿っています。川原の無数の石には、それぞれに精霊が宿っています。一定の小ささを超えると、何も宿らなくなります。
碁石程度のサイズの石には精霊が宿っています。パワーストーンショップで売られているチャクラケア用などの小さな石にも、ほとんど精霊が宿っています。
妖精はあまり人間になつかない。
おとぎ話や神話、伝説にかぎらず、スピリチュアルな書物においても、妖精に関する記述の多くはでたらめです。妖精について適切に理解している人は、スピリチュアル作家(ブロガー)の中にさえほとんどいません。
しかし、ファンタジーなどでよく描写される「人間嫌い」という妖精の性質は、的を射ています。妖精の多くは、人間をあまり好いていません。
植物の中から眺める人間たちは、あまりにも身勝手で暴力的で、妖精から見れば野蛮で怖いのです。妖精たちは人間におびえています。
妖精が、人間についていくことがある!
人間嫌いの妖精ですが、ある人を気に入って、その人の守護存在としてついていくことがあります。
匿名希望さんの著書「ミシェル」の中で、ブルーベリーの妖精が主人公のミシェルについていく描写がありますが、このようなことは本当に起こります。ごくまれにですが。
霊視や霊聴がないと、妖精の存在は実感しにくい。
たとえ妖精がついてきてくれたとしても、霊視や霊聴が発達した人でないと、それを実感することは困難です。
当然ですが、妖精がそばにいたところで、霊視が無ければ見えません。
霊視や霊聴は、座禅瞑想を何週間も続けることで覚醒します。
またはレイキ伝授を受けることであっさりと霊視が覚醒する人は多いのですが、霊視のためだけにレイキ伝授を受けることは推奨しません。もう少しレイキについて本気になりましょう。
霊視を求めて、水晶やラピスラズリなどのパワーストーンを買おうとする人がいるでしょう。
それらの石は、すでに霊視が覚醒している人に対して、霊視の感度を少々高める力があるだけです。霊視の覚醒していない人がパワーストーンを持っても身に付けても、それで霊視が覚醒することはありません。どのような珍しい石でも、ものすごく高額な石でも、霊視などを覚醒させる力はありません。だまされないように気を付けてください。
妖精と仲良くなるには?
妖精は、どのような人についていくのでしょうか?
基本的に、グリーンのオーラの強い人間を好みます。
自然愛が強く、そして自然に対して友愛の言動を見せる人です。
公園に頻繁に出かけ、公園の野花を見て声をかけてしまうような人です。美しい花を見つけてなでたりキスをしたりするような人です。
花を摘んでよいです。それをブローチにしたり花冠にしたり、押し花にしたりして遊ぶと、花たちは喜びます。摘まれたけれど、「愛された」からです。
または、木登りが大好きなわんぱくな子なども好みます。女の子が木登りをすると、なおさら好みます。多少は枝を折ってしまってもよいです。
黙々とガーデニングをするような人のことも好みます。
無農薬の農業をする人なども好みます。
自然のど真ん中の家で暮らすような人を好みます。
花が好きでも、花屋で買ってきてばかりの人のことはあまり好みません。
または、精神性の非常に高い人を好みます。感心するのです。
たとえば田舎をさすらうバックパッカーなどです。
音楽の好きな人のことも好みます。
流行の音楽をiphoneで聴いている人ではなく、自ら歌う人です。アコースティックギターを弾きながらナチュラルな曲を歌うような人を、妖精たちは好みます。そのサウンドが好きで、その感性が好きです。
シロツメクサのお花畑で一人で童謡を口ずさんでいるような人のことも、好みます。
人によっては何十人も妖精がついてくる。
自然愛が強く、精神性が高く、愛想が良く、音楽を自ら奏でるような人の場合、何十人もの妖精がついていくこともあります。
しかし、それらの妖精が自己主張をすることはほとんどないでしょう。
たとえば、霊能者に「私についている守護存在を教えて」と依頼しても、それらの妖精については触れられないかもしれません。彼らはそのようなとき、身を隠します。
自分たちの存在を伝えるべきケースでのみ、ついていることを明かします。
一人だけがついてきている場合には、霊能者が視認し、指摘してくれることもあります。
あなたが霊視も霊聴も持っておらず、妖精を連れている自覚がないとしても、何十人もの妖精を連れている可能性はあります。
私の知っている限りでは、2,000以上もの妖精を連れている人がいます!
妖精は何をしてくれるの?
ついてきた妖精たちは、そう大きな役割は担いません。
基本的には、あなたの人生を眺めているだけです。そこから様々なことを吸収しようとしています。勉強しているのです。
あなたが霊視や霊聴を扱える場合、守護霊たちに交じってあなたにアドバイスを授けようとすることがあります。
おしゃべりな妖精の場合、プリキュアのお供の精霊のように、頻繁におしゃべりを投げかけてくることもあります。ただ向こうがしゃべりたいだけの場合もありますし、孤独な人を慰めようとしていることもあります。
霊視や霊聴を持っており、おしゃべりな妖精がついてくると、結構生活が様変わりするでしょう。退屈することがなくなりそうです。
厳密に言えば、誰にでも妖精はついている。
上述のような妖精との出会いがないとしても、誰にでも生まれつき一人ずつ、妖精がついています。守護妖精です。
植物霊のこともあれば鉱物霊のこともあります。
この妖精も、あまり自己主張をすることはないです。守護の役割はもっぱらガイド霊や守護天使が担います。守護妖精の役割は、あなたの人生を通して勉強することです。
守護天使に昇格することも。
何気なくついてきた妖精が、あなたの守護天使に大抜擢されることもあります!
普通、守護天使は、天使としてそこそこの経験を積んだ者が任命されるものです。妖精は天使の稚魚のような概念で、妖精としての学びを終えたあと、一度知識をリセットして新米天使をやり、幾つかの仕事を経てようやく守護天使の位に就きます。
しかし、ある妖精があまりにもあなたのことを気に入った場合、その愛情を見込んで守護天使に抜擢されることがあるのです。極めて稀ですが。
守護天使は、主人を愛していればいるほど名案を思い付きやすいので、あなたが妖精に気に入られることはそれ相応にメリットがあると言えます。
妖精に好かれたいなら、ナチュラルで誠実な人になりましょう。
都会的なおしゃれをしても良いのですが、ナチュラルなものも愛しましょう。
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