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天使と繋がる方法は?~本当はパワーストーンもワークショップも必要ない~

ドリーンバーチュー女史が登場したことにより、「天使」という言葉・概念は非常に一般的になりました。特にスピリチュアリストにとっては、「天使と繋がりたい」「天使と会話したい」「天使を視たい」と切望する人が多いことでしょう。

天使と繋がるにはどうすれば良いのでしょうか?効果的なコツやアイテムなどがあるのでしょうか?



誰もがすでに天使と繋がっている。まずはその事実を知ろう。

拍子抜けしてしまうかもしれませんが、そもそもあらゆる人が、すでに天使と繋がっています。

人は皆、生まれたときから守護天使が寄り添っており、それは死ぬまで続きます。いえ、死んだあとでさえも、あなたの次の人生を助けるためにその守護天使はついてきてくれます。

あなたはすでに、天使と繋がっているのです。

このことをまずは認識してください。天使とは遠い存在ではなく、特別な存在でもなく、誰にでも四六時中付き添っています。これを知ることによって、天使を無用に神秘視することはなくなるでしょう。そして、「天使と繋がる」と謳うワークショップップやパワーストーンなどを漁る・浪費することはなくなるでしょう。

働こうとしないニート、だらしない人、嘘ばかりつく人、凶悪な犯罪者でさえも、常に天使が守護しています。



「天使と繋がるパワーストーン」「天使とつながるワークショップ」すべて不要。すべてペテン。

巷には、「天使と繋がる音楽」「天使と繋がるパワーストーン」などと銘打って人の注目を集めようとしているものが数多くありますが、それはすべてペテンです。特定の音楽を聴かなくても天使はあなたのそばにいますし、特定のパワーストーンを付けたところで多くの天使が群がってきたりはしません。

「天使とつながるワークショップ」などというものが万単位の金額で開催されていたりもしますが、つまりそれもペテンです。ワークショップに参加しなくてもあなたは天使と繋がれますし、ワークショップに参加したからといって守護天使の数が10倍に増えたりはしません。



「天使とつながるワークショップ」に参加しても霊聴は芽生えない。

また、ワークショップに参加するだけで霊聴が芽生えるということもないので、だまされないでください。「天使とつながるワークショップ」には10万円近くするものもあり、そんなに高額だとさもすごい秘術を教われるのかと期待してしまいますが、ただ天使に関する情報を教わるだけです。そしてその情報もあまり正しいものではありません。



「天使と繋がるパワーストーン」を買っても霊聴は芽生えない。

パワーストーン、クリスタル、石についても同じことが言えます。

「天使と繋がる効果がある」などと書かれたパワーストーンを買っても、それだけで霊聴が芽生えたりはしません。

霊聴は、座禅瞑想を丹念に継続するか、レイキ伝授を受けることで芽生えます。(レイキ伝授を受けるのは慎重になってください。)

あるパワーストーンを持つことで、寄ってくる天使が増えるということもありません。つまり、「天使と繋がる」という効果は嘘なのです。

強いていえば、パワーストーンを持つことでそのパワーストーンの精霊と会話できるようになることは(霊聴ができるなら)ありますが、それはどのパワーストーンについても同じですし、道端の石にも精霊は宿っていますし、道端のタンポポやシロツメクサにも同じことが言えます。



「天使と繋がる音楽」は無いとも言えない。

「天使と繋がる音楽」なるものがYoutubeなどで配信されていたりしますが、それもペテンです。そうした音楽を聴くだけで霊聴が開けたり神秘な力を得たりはしません。

とはいえ、「天使と繋がる音楽」は無いとも言えません。

それは、「美しいメロディの音楽」「ナチュラルなサウンドの音楽」です。

天使たちは音楽が好きです(よくハミングしていますよ♪)。しかし、天使たちが好むのは、もっぱら「美しいメロディの音楽」であり、「ナチュラルなサウンドの音楽」です。天使たちは美しい、さわやか、清いものが好きなのです。

そのため、こうした音楽をよく聴いている人のそばには、守護天使以外の天使も遊びに行くことがあります。

たとえば、Mr.Childrenやスピッツ、ゆず(岩沢厚治さん作曲の曲)、いきものがかり、カーペンターズ、エンヤ、メイヤ、松たか子、My Little Lover、絢香、モーツァルト、ショパン、リストなどの曲を天使たちは好みます。

ダンスミュージック、R&B、激しいロック、打ち込み音楽、ボーカロイドなどをよく聴いている人のところには、天使たちは寄っていきません。


近年の流行ポップス・ロックには、美しいメロディの曲は少ないです。そのため、「メロディが美しい」という概念をよくわからない人が増えているようですね。

カーペンターズのベスト盤など聴いてみてください。美しいメロディの宝庫です。「美しいメロディ」の意味がわかるようになるでしょう。



「天使との繋がりを実感する」には、霊視や霊聴が必須。

おそらくあなたは、「天使との繋がりを実感したい」と考えているのでしょう。

霊聴で天使の声を聴いたり、霊視で天使を視たりしたいのでしょう。

これについてはたしかに、出来る人と出来ない人がいます。が、やはりそれを為しえるために必要なのは音楽でもなければパワーストーンでもなく、ワークショップや講習会、開運グッズの類ではありません。



サイキック能力を発達させる2つの方法。

霊視や霊聴で天使とコンタクトを取りたいならば、霊視、霊聴などのサイキック能力を発達させる必要があります。

サイキック能力を発達させる方法は2つあります。


座禅瞑想をコツコツと続ければ、誰でもサイキックが開花する。

1つは、座禅瞑想です。

1回30分かそれ以上の座禅瞑想を、1カ月くらい毎日のように続けていると、第6チャクラ(第3の目)が活性化され、霊視が行えるようになります。

これは、およそ誰でも可能なことなのですが、現代日本のスピリチュアリストは、座禅瞑想を毎日コツコツ続けるということが、難しいようです。そして、ついつい何かのグッズやワークショップにお金を払ってしまうのです。

霊視が扱えるようになれば、体質によっては天使の姿を視認するようになります。とはいえ、翼の生えた小人が視えたりはしないでしょう。天使とは本当は、そのような姿の存在ではないのです。光の粒があなたの周りを飛び回っているのが、視えるようになるでしょう。ただし、あなたのニーズに応えて、翼の生えた姿を見せてくれることもあるかもしれません。


霊視が扱えるようになってもさらに座禅瞑想の習慣と続けると、やがて霊聴が開きます。

この段階になると、声によって天使とコンタクトを取ることが出来るようになるでしょう。


レイキのアチューンメントでもサイキックは開く。が、不誠実なティーチャーが多いので気を付けて。

サイキックを発達させるもう一つの方法は、レイキのアチューンメントを受けることです。あなたの周りにも、レイキのアチューンメントを受けたことでサイキックを獲得した人が何人かいるのではないでしょうか。

しかし、レイキのティーチャーには不誠実な人が多いので、慎重に検討したほうが良いです。

また、レイキは本来、自己成長や奉仕のためにあるものです。天使と話したい、天使と繋がりたい、チャネリングがしたいという動機だけでレイキのアチューンメントを受けることは、あまり良いこととは言えません。



天使と仲良くなる方法。やはりグッズも儀式も要らない。

守護天使は、声を掛ければ掛けるほど、あなたと交流をしてくれます。

霊視や霊聴があることで、それは実感を伴うでしょう。

霊視や霊聴がなくても、「ねぇ守護天使ちゃん?」などと呼びかけることで、守護天使はあなたの声を聞いています。すべての声を聞いています。しかし、机の上のものを動かしてそれに応える、といったことはほとんど行われないでしょう。

また、「2222」といったゾロ目を見たからといって、それが天使からあなたへのメッセージであったりはしません。ゾロ目の数字の真相については、このページで解説しています。

とにかくあなたの声は聞いているので、話したいこと、伝えたいこと、要望などがあるならどんどん話すと良いです。



天使の出来ることはそう多くない。

とはいえ、天使というのは、出来ることはそう多くありません。

巷のスピリチュアルな本やブログなどでは、「天使にお願いして願いを叶えよう」などと解説しているものを多く見かけますが、天使があなたのために叶えてあげられることは、そう多くありません。


天使が出来るのは、あなたの要望を他の守護天使に伝えることくらいです。それによってあなたの願いが叶うことが、少しはあります。

たとえば、あなたが「今日はたい焼きが食べたいな」と思ったとします。それをハッキリ口に出して守護天使に伝えます。守護天使はそれを、あなたの旦那さんの守護天使に伝えます。もしあなたの旦那さんが、天使の声を聴くことに長けた人であったなら、会社帰りにたい焼きを買ってきてくれたりするでしょう。霊聴が発達していなくても、「直感」という形で天使の言葉(意図)をキャッチすることもあります。


しかし、こうした方法で叶えられる願いというのは、実情としてほとんどありません。

「新月の願いごと」や「アファメーション」「引き寄せの法則」「具現化の法則」などを好む人は、紙に書いた願望のいくつかが叶って、「天使が叶えてくれた!」と大はしゃぎしますが、実際のところは天使たちの努力のよって叶えられた事例はほとんどありません。あなたの願い事を(物理的に)聞いていた家族や友人が親切にしてくれたためであったり、ただ偶然に叶ったりしただけです。



天使にモノを具現化する力はない。プロテクトの能力もない。

天使がモノをカボチャの馬車のようにパっと具現化できるのだろうと考えている人がいますが、そういう力は天使にはありません。もちろんアセンテッドマスターやガイド霊にもありません。(神・創造主にもありません。)

懸賞を当てる力もありませんし、気になる彼を心変わりさせる力もありませんし。


他にも、ダイエットをおねだりしても天使の力で痩せることは出来ません。

赤面症を治すことはできませんし、友人との仲たがいを修復することも、天使にはできません。

おばあちゃんの病気を治すこともできませんし、遠足の日の天気を晴れにする力も、天使たちにはありません。

物理的な具現化が出来ないばかりか、あなたを低級霊やサイキックアタックから守ることも、天使には出来ません。悪夢を防ぐこともできませんし、あなたの部屋の四隅に結界を張るようなこともできません。

それが天使たちの真実であり、実情です。


では、天使には何ができるのでしょうか?



天使は「情報」を扱う。ナビゲーター、アドバイザーの役目。

もともと、ドリーン・バーチュー氏による現代天使論が広まる前までは、天使とはもっぱら、「神の御使い(みつかい)」と言われていましたね。

キリスト教会の宗教画などでは、天使たちは、神なる者の言葉を伝言するために、人間のところにやってきます。

霊界における天使の役割とは、およそこのようなことです。

天使は、「情報」を扱います。



天使は「それを叶えたいなら〇〇するといいよ」と教えるのが役目。

あなたが、明確な霊聴を伴って天使に何かお願いごとをするならば、守護天使はそれに対して、「情報」を授けます。「〇〇するといいよ」とアドバイスをするのです。

このアドバイスの内容は、つまりガイド霊の意見を守護天使が伝言しているのです。ただし、そのような伝言作業を繰り返したり、世界を長い間見続けることで、守護天使自身も知識が身に付いてきて、自分の見解でアドバイス