スピリチュアリズムと大麻は、少なからず関係があります。
大麻解禁の是非が議論されているが・・・
大麻とは、ご存じ酩酊効果のある植物です。
世界中の多くの国で、栽培や所持が禁じられていますが、その一方で「タバコよりは害が無い」という理由から解禁の動きも起きています。
それは日本も例外ではありません。
いや、日本の場合、《産業用の大麻》の解禁が、アースデイなどを好む環境保護系スピリチュアリストに声高に叫ばれています。
彼らの言い分を聞くと、たしかに解禁すべきな気がしてきますが、いえいえ、やはり大麻は禁止されたままのほうが良いでしょう。
大麻草には多岐にわたる産業用途がある。
大麻解禁の言い分の1つに、その万能性があります。
大麻草は、繊維をはじめとして、非常に多岐に渡った用途に活用が可能です。しかも生育が早いため、大麻を活用すれば森林伐採も減らせるというのが彼らの言い分です。
大麻の代替になり、危険のない植物はある。月桃(げっとう)など。
しかし、同じように万能性が高く、育成も早い植物は、他にもあります。たとえば沖縄でよく見られる《月桃(げっとう)》などがそれにあたります。月桃には陶酔効果などなく、安全なのです。
安全な植物が他にあるというのに、わざわざ大きな危険をはらんだ大麻を解禁する理由はあるのでしょうか。
大麻は神聖な植物と言われているが、それは迷信にすぎない。
大麻解禁の言い分の2つ目が、神聖さです。
神社の鳥居を飾る大きなしめ縄や祓い具は、古来より大麻草を用いて作られてきました。それにより大麻は神聖な植物であるとして、活用すべきだという言い分です。
たしかに神社では昔から大麻が活用されてきましたが、だからといって神聖だとは言えません。神社にあるものすべてが神聖だとは、誰も言いません。
大麻は解禁すべきではない。危険とリスクが大きすぎる。月桃(げっとう)で代用しよう。
大麻は、解禁すべきではありません。
理由は単純で、大きな危険をはらんでいるからです。
身体に滞留する害としてはタバコよりも少ないですが、しかし大麻によって陶酔した人間は酔っ払いよりもたちが悪いのです。また、科学的に見て中毒性がないとしても、実際問題としては大麻吸引に中毒する人は多く、大麻に陶酔すると仕事や生活が著しく乱れてしまう人が多いのです。
産業大麻栽培を隠れ蓑に吸引大麻を栽培する人は少なくない。
「それは吸引大麻の話だろう」という声が聞こえてきそうですが、しかし産業用大麻の栽培を広く解禁するなら、必ずや隠れて吸引大麻を栽培する人が出てくるのです。規制されている今でもそのような人々がいるのですから、これが一般解禁されたなら日本全国で何百何千という人が吸引大麻を隠れて違法栽培するでしょう。
そのような危険はなんとしても防がなければなりません。
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