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れな

声に表れるその人の感性。

「明るい声が羨ましい」「可愛い声が羨ましい」などと、人の声について感じたことがあるでしょう。

声とは、体と同じように生まれつきのものと思っているかもしれませんが、そうとも言えません。



声を形成する要素は、体格だけではない。

声の個性は、もちろん持って生まれた体のつくりによる面もあります。

しかし、それだけではありません。

声は、簡潔に言えば筋肉によって作られています。すると、幼い頃からどのような声を繰り返し発声してきたかで、声の質は変わっていくのです。

あなたも、話し方を変えることで声質を変えることが出来るでしょう。



可愛い声の人は、可愛いしゃべり方を好む。

「アニメ声」と形容されるような可愛い声の人というのは、可愛いしゃべり方を好むものです。男っぽい振る舞いやおばさん臭い振る舞いを嫌い、女の子らしさ、優しさ、柔らかさを好み、それを普段から声にも表現しようとします。その積み重ねが彼女の可愛らしい声帯を作っていきます。


声を聞くだけで「この人は辛気臭そうだ」と感じることがあります。こういう人はまず間違いなく、ネガティブでウジウジしています。プロの歌手にもこのような人々がいますが、失恋の歌や憂鬱な歌を好んで歌っているでしょう。



歌を歌わせると、その人の気質はある程度分かる。

「何か一曲歌ってください」と言って自由に歌を歌わせれば、その人の気質はある程度わかります。自由に歌わせた第一声に、その人の気質は反映されやすいです。

荒々しい気質の人は、荒々しい歌を荒々しい声で歌います。

優しい人は、優しい歌を優しい声で歌います。

人の気質は、荒々しいか優しいかの二極ではありません。様々な要素の組み合わせですが、歌にもそれは反映され、とても優しい人はとても優しく歌ったり、少し優しい人は少し優しく歌ったりします。

カラオケなど行って何気なく歌わせると、その人の気質はある程度見えます。


もちろん、中には「自分がどう見られるか」を意識して敢えて気質と違う歌い方を多用する人もいます。


また、様々な歌い方を会得していて、ケースバイケースでそれを演じ分ける人もいます。「今は元気な歌を歌ったほうが良さそうだ」と思えば元気に歌いますし、「今は優しくバラードを歌ったほうが良さそうだ」と思えば優しい声でバラードを歌います。

そのため、必ずしもカラオケや忘年会での第一声で、その人の気質がわかるとは言い切れません。



自分の気質に共鳴する歌や歌声を、無意識的に繰り返す。

人の歌声は、持って生まれた体格によるものだけでなく、幼い頃からの習性によって形成されます。

人は、自分の気質に共鳴する(親しみを感じる、または尊敬を感じる)声や歌声を好んで、数多く歌おうとする傾向があります。

たとえば、同じインディゴ世代に生まれても、優しい気質の人は徳永英明さんの歌を真似て歌い、ワイルドな気質の人はBOØWYの歌を真似て歌います。ナルシストな気質の人はビジュアルバンドの歌を好んで歌います。


たとえば、あなたが恋活アプリで、とても優しい文体の男性に好感を持ってデートの約束をしたとします。彼とカラオケに行ってみて、彼がBOØWYの歌を熱唱したりするなら、彼の真実はあまり優しい人ではないでしょう。女性に気に入られたくて、優しい人を演じているだけです。

布袋寅泰のようなダミ声の人は、まず間違いなく優しい人でも繊細な人でもないです。普段から、優しいしゃべり方をしていないのです。



人は、無意識的にそれをわかって活用している。

「声には気質が表れる」ということを、人々はある程度わかっています。そして生活の中でそれを活用しています。

クラス替えをして新しい子たちと大勢出会うとき、彼女たちの話し声を聞いて、「この子は勝気な感じだから私とは合わないかも」などと察知して避けたりします。



優しい人は、優しい歌声を好む。

優しい気質を持つ人は、優しい歌声の曲や歌手を好みます。

そういう曲やアーティストをよく聴くでしょう。



歌う目的は何?

昨今、Youtubeなどで歌声を披露する人はとても多くなっています。

それぞれに歌う目的は違うでしょう。とにかく売れたいから、話題の曲や歌手を真似るだけの人もいます。

しかし、そうではなくて、「自分と似たような気質の人と出会いたい」といった目的の人もいるでしょう。

だとすれば、あなたは話題の曲を色々と真似て歌うよりも、あなたの気質に近い歌を、あなたらしい歌い方で歌い続けるほうがよいです。

10曲並んだ動画リストのうち大半を占める「あなたらしい曲」の傾向を感じて、あなたに似た気質の人はあなたを気に入ります。そして「一緒に音楽をしませんか?」と声をかけてきたり、ファンになって応援してくれたりします。



もの悲しい声をしているなら、改めたほうがよいかも。

自分の声を、客観的に聞いてみてください。

上手だとしても、「もの悲しい響き」がしていませんか?であるとすれば、意識的に歌い方を変えたほうがよいかもしれません。そのままでは、もの悲しい気質の人ばかりがあなたと共鳴し、ファンになったりコラボを誘ってきたりします。それでよいでしょうか?


「切ない」と「悲しい」は違います。

「切ない」であればよいでしょう。グリーンやロイヤルブルーの高い人は切ない声を好みます。



本格的に音楽活動や声優活動などを志していて、自分の声に疑問を感じるなら、当サイトの管理人様に相談してみるとよいです。彼は音楽に詳しいですし、この記事で語ったような「声と気質の関連性」にも詳しいです。私以上に。

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