Yutuberというものがすっかり一般化しました。
今ではプロダクションなどに所属しなくても、自分で自由に音楽表現などを行うことができます。
そして、それによって収入を得ることも出来るため、外部労働をせずにYoutuberに専念する人も増えてきているようです。
「タレントになりたい」なら、どんな収益方法でもよい。
あなたの夢や目標はなんでしょうか?
「タレントになりたい」と考えているなら、どんな収益方法でもよいでしょう。
握手券商法のようなやり方でもよいでしょう。
Youtubeなどの動画配信アプリには、「投げ銭」システムや「ファンクラブ自作」システムなどが登場してきています。これによって、再生数を何百万回と稼げなくても大きな収入が得られるようになってきました。
「タレントになりたい」と考えているなら、「投げ銭」や「ファンクラブ自作」を上手く活用するのもよいでしょう。顔写真を貼った文房具など作って、販売するのもよいでしょう。
大衆啓蒙をしたいなら、アイドル的な稼ぎ方をしないほうがよいです。
しかし、「タレントになりたい」わけではなく、「哲学的な歌詞を歌って大衆啓蒙をしたい」と考えているなら、上述の「投げ銭」や「ファンクラブ自作」のようなアイドル的な売り方は、しないほうがよいです。
お金にはなるでしょうが、まったく大衆啓蒙にならないでしょう。
可愛いあなたとビデオ通話したい人は、歌詞など気にしていない。
ライブ配信に参加し投げ銭をくれる人や、ファンクラブに入ってあなたのマニアックな情報を得たがる人は、歌詞など気にしていません。「可愛い顔を見ていたい」「人気者とおしゃべりしたい」といった動機で、投げ銭やファンクラブ参加をします。
「いい歌ですね」などとコメントしてくれたりするかもしれませんが、実際には歌はどうでもよく、どんな歌を歌ってもあなたを褒めるでしょう。
「投げ銭」「ファンクラブ」の視聴層に、啓蒙的な歌詞は刺さらないのです。哲学的な歌詞は刺さらないのです。
そして、哲学的感性を持つ視聴者はアイドル活動を嫌う。
そして、Mr.Childrenのような哲学的な歌詞を好む視聴者層は、ライブ配信での投げ銭イベントやファンクラブ商売を嫌います。哲学的な歌詞や音楽を好む層は、アイドルが好きではありません。アイドルの子を可愛いとは思っているでしょうが、アイドル的な売り方をするタレントが好きでないのです。「ルックスじゃなくて作品で勝負しろよ!」と思うのです。
すると、哲学的感性を持つ視聴者層にも、あなたの哲学的な歌は届かなくなってしまいます・・・。
ルックスを活用するのは良いが、渋い表現をすべき。
あなたが美人であるなら、Youtberや音楽活動などするにあたって、その美貌を露出して活動するのもよいです。
しかし、アイドルっぽく着飾るのではなく、「芸術的」「哲学的」「アウトロー」といった印象を抱きやすい装いをしたほうがよいです。
「アイドルとして売りたいのではなく作品を売りたいのだな」という意気込みがわかってもらえます。
たとえば、このような感じです。
このcheekyさんという方のこの曲のサムネイルは、アイドル好きではなく哲学的感性・芸術的感性の強い人が共鳴して、クリックするでしょう。
実情としてはあまり再生数は伸びていらっしゃならいようですが、要点をわかってください。
ビジュアルの良さは芸能活動をするうえで強力な武器になりますが、バランスといいますか、使い方が大切です。
選曲をよく考えるべき。
選曲も重要です。
Youtubeなどでは、再生数やフォロワー数を獲得したいがために、どうしても人気の曲をカバーしたくなるのでしょう。
しかし、哲学性の薄い人気曲をカバーしても、哲学的な歌詞の響かないミーハーな人しか集まってきません。そのような人々をかき集めてフォロワー数が10万人に達しても、あなたが自作のオリジナル曲を歌ったとき、1万人しか聴いてくれないでしょう。
また、あなたの哲学的な感性に好感を抱いてフォロワーになってくれた人は、あなたの動画一覧がミーハーな曲ばかりで埋め尽くされていたら、「なんだ、この子はミスチルっぽい感性の子じゃなかったのだな」とあなたに興味を失います。
啓蒙をしたいなら、おそらくアルバイトが必要です。
歌やエンタメを使って大衆啓蒙をしたいと考えていますか?
時代的に、啓蒙的要素の強い作品はあまり支持されません。再生数は伸びないですし、CDもあまり売れ無さそうです。
そのため、スナフキンのように啓蒙をし続けていきたいなら、アルバイトなどで生計を立て、余暇の時間にYoutube配信をする、といった考え方をするほうが良さそうです。
充分な生活費を他で得られていれば、あなたは注目を浴びるためだけにノー天気なアニソンを歌う必要がなくなります。フォロワー数獲得に必死になる必要がなくなります。
よりあなたらしい活動が出来るようになります。
あなたは、あなたらしい活動がしたいから、レコード会社のオーディションを目指さずにYoutubeで発信をしたのではなかったでしょうか?
それなのに、歌いたくもない歌ばかり歌っていて、それで幸せなのでしょうか?
「自分を見失う」「足元を見失う」といったことが、フリーランスの活動でも起こりがちなのです。
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