多くの人は、若いときは依存的です。
「働きたくないな」と思ってしまいますし、「いつまでも親に守られていたいな」「彼氏に養ってもらいたいな」と感じます。
そして、いつもなんだか無気力で、ぼーっとしてしまいます。
占いが気になり、神秘が幸運を運んできてくれないかと期待してしまいます。
こうした依存的気質は、どうしたら改善できるのでしょうか?
守るべきものが出来たとき、強くなる人が多い。
歌の歌詞によくありますが、彼女や子供など守るべき人が出来たときに、強くなる人が多いです。
「この人のために稼がなければ!」「この人のために動かなければ!」といった思念が働くようになり、背筋が伸びるのです。
男性の多くはこの感覚を会得しており、だから毎日力強く仕事に向かいます。少々風邪をひいてもだるくてもめげません。
力強さは、人のためでもあり、自分にとっても有意義と感じる。
男性には、妻にも会社にもこき使われて黙々と働き続ける人も多いです。女性から見れば、「もっと自由になればいいのに。権利や対価を主張すればいいのに」と感じてしまいますが、彼らは暮らせるだけの収入が確保できているならもう文句は言わず、黙々と献身し続けます。
なぜ彼らは、自立を飛び越えて絶え間ない献身までもが可能なのでしょうか?
それは、「この人を守らなければ!」という思いから得たタフさが、自分自身の役にも立っていると感じるからです。
このタフさを得たことで、朝シャキっと起きられるようになります。朝のけだるさに負けずに体が動かせるのです。また、積極性が増して、自分から人に話しかけたり、頼みごとをしたり、行動を起こしたりしやすくなります。そうしたことをためらわずにパッとできるようになるのです。
これにより生活にハリが生じますし、たくさんのことを自己実現でき、人との交流も増え、「人生が充実しているな」と感じるのです。
充実した人生を送るコツを手に入れて、うれしくなります。
女性はこの感覚が希薄・・・
女性には、こうしたタフさが希薄な人が多いです。
だから親や彼氏に生計を守ってもらいたいと強く感じます。
ちょっとだるいともう休みたくなってしまいます。
ブランドバッグを買う、などの快楽的動機がないと、仕事をがんばれません。
インセンティブが付与されないと、職場で張り切りません。
「何かいいことはないかな」と夢想します。
パワーストーンや開運グッズに頼りたがります。
健康グッズにすがります。
裕福な男性を得たいと渇望します。
こうした傾向があてはまるなら、あなたもまた、タフさを会得してはいないのです。依存的な人なのです。
タフさを会得していない人は、「守るものができたときに人は強くなる」という感覚が理解できないでしょう。そうした言葉を見てもピンときません。
だから、「私も守るものを作ってタフになろう」とは感じないでしょう。
それが厄介なところです。
女性の多くは、子を産むことで多少のタフさを手に入れる。
自分から「私も守るものを作ってタフになろう」という考えには至らない女性たちは、強制的に守るものが生じてこの境地を悟ることが多いです。
それが出産です。
実情、多くの女性にとって出産は、「妊娠してしまったから仕方なく産む」というケースが多いです。しかし、自分の腕の中に小さなか弱い命を抱いたとき、「この子を守らねば!」「この子のためにがんばらねば!」と感じる人がいます。
こういう女性は、「子を持つことは素晴らしいことだ!」と説くようになります。
歌手が「守るべきものができて僕は強くなったよ。ありがとう」と書くのと同じです。
しかし、出産によってこの悟りに至る場合、女性たちはあまり幸せではありません。
強く積極的になったのはよいものの、向こう80年間子供の世話を義務付けられるからです。特に子供が成人するまでの20年間に自由はほとんどなく、苦痛やストレスも多くなります。
出産で得るタフさは、男性たちのタフさよりも劣ることが多い。
出産によって多くの女性が、強さと積極性を得ます。
しかし、このタフさは男性たちの達するタフさよりも劣ることが多いです。
そういう女性は、子供のためには懸命に尽くそうとしますが、その一方で旦那への依存心は抜けません。旦那に助けてもらいたい気持ちが強く、ぜいたく品を買ってもらいたがったりグチを聞いてもらいたがったりします。
男性並みのタフさに達した女性は、子が3歳にもなったなら、自ら労働に出ようとするでしょう。自分でお金を稼ぎ、自ら人と関わり、積極的に人生を創造していこうとします。
こういう主婦はパワーストーンや占いを好んだりしないです。
出産でタフさを得ることがあるが、出産でしか得られないわけではない。
「子供を産むことは
素晴らしい」「親になることは素晴らしい」と説く女性は多いです。彼女たちは自分が一皮むけたために、出産というきっかけを賛辞します。
しかし、そうした悟りを得るために、必ずしも出産は必須ではないのです。
出産は、強さを得るけっきかの1つにすぎません。
タフさを得るきっかけには、どのようなものがある?
タフさを得るきっかけは、出産以外にも様々なものがあります。
たとえば、男性の多くがそうであるように、「魅力的な異性」を守ろうと思ったときに、女性だって強くなります。ダメンズを養う女性などはこの感覚を持っているでしょう。(ダメンズを養うのは良いことと言えませんが。)
ダメンズでなくとも、主夫を生きたがる穏やかな男性、精神性にこだわる貧しい芸術家、奉仕ばかりしている貧しい男性などを深く愛し、「この人を守りたい!」と思ったとき、男性に甘える気持ちが皆無になり、男勝りに働き人を養おうとします。
まぁ、このような女性は1%にも満たないです。
学生時代、部活で主将など経験することで、強靭なタフさや責任感を得ることがあります。人を守る強さ、面倒見の良さを得ます。
仕事で管理職になったとき、やはり男性顔負けのタフさや責任感を得る女性がいます。自分で起業したケースよりも、昇進を経てグループの長になったときのほうが強くなりやすいです。
管理職にならずとも、職場で自分にしかできないような仕事ができるようになったときも、人生をタフに積極的に生きられるようになることがあります。
このように、出産に限らず人を守るような立場を経験したとき、人はとてもタフになり、依存的な気質を乗り越えることがあります。
人を守れるというか、ようやく自立する。
このように、彼女を得たり管理職になったりすることで、人を守れるというよりもようやく「自立」に達する感じです。依存的な体質が抜けて、人に甘えようとしなくなり、言い訳をしなくなり、いつも自分でどうにかしようとするようになるでしょう。いつも気力がしっかりするようになります。
この段階では安定的に人を守れるかどうかはまた別で、それは会社の報酬や環境の大変さも大きく関連するため、人を守り切れる保証はありません。
でも、「人を守るつもりで生きる」なら、自分の生活くらいは自分でしっかり支えられるようになるでしょう。月間200時間くらいは働けるはずで、すると時給900円のアルバイトしか得られないとしても、どうにか生計を立てていくことができるのです。
赤いオーラで70点くらい。
人を守る責任感を抱いた人は、赤いオーラで言えば70点くらいに達していることが多いです。本来、女性も含めて誰もが、これくらいには達したいところです。
赤いオーラで70点を目指したいなら、アルバイト生活をつつがなく送って満足、となるのではなく、人を守りながら生きるくらいのバイタリティを持ちましょう。女性でそれが出来ているのは、1割程度のものです。
赤いオーラが70点にも達すると、女性によくある不安症は克服できるでしょう。日々が不安でドキドキする、ということはなくなり、人におびえなくなり、男性に依存したい気持ちが消えます。本当に好きな人と恋愛し、結婚することができます。新しいことにどんどんチャレンジできます。
占いやスピリチュアルグッズなどに依存しなくなるでしょう。
ある意味では、人生はようやくそこからスタートします。
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