不幸の手紙とは?不吉な内容の手紙を無差別に送るいたずら。
不幸の手紙とは、「この手紙と同じ内容のものを3日以内に10人以上の人に渡さないとあなたは不幸になります。」などといった不吉な文面の手紙で、無差別的に多数の人を困らせるいたずらの一種です。
念のために書きますが、不幸の手紙やチェーンメールが来ても、無視をしてください。誰にも拡散しないでください。それによってあなたが不幸になるようなことはありません。
「〇〇をしなければ不幸になる」は全部でたらめ!
「〇〇をしなければ不幸になる」などという突拍子もない話には何の信ぴょう性もないものですが、子供たちを中心に、非常に多くの人々がこれを真に受けて友人知人に拡散してしまいます。ブームが起きるたびに、社会全体やその地域でちょっとした社会問題になります。
迷信を信じてしまう人が日本人にはとても多いということ。
迷信を信じてしまう人々の数が相当なものなのだということが、不幸の手紙といういたずら文化によって浮彫になります。日本人は、他国の宗教信仰に対して軽蔑の目を向ける人が多いですが、はたして不幸の手紙を信じこみ自分もそれに迎合してしまう人々と、神を信じて修行に励む人とでは、どちらが愚かなのでしょうか?
不幸の手紙には、何の神秘的な効力もないのですが、不幸の連鎖が起こることは事実で、これは「無意味なもの」とも言えません。
チェーンメールは現代版の不幸の手紙。
特に、携帯電話の時代が最も深刻だったと言えるでしょう。携帯電話が普及した頃、不幸の手紙やそれに類する文面のものが、携帯メールで拡散されました。それを真に受ける人は携帯メールにて友人知人に拡散するわけなのですが、当時の携帯メールには、「1通〇円」という通信料がかかるのです。10人に送ったところで損失額は数十円ですが、これが日本全体で見れば何千万円にも達するほどの金額になっているわけです。このようないたずらで、何千万円もの大金が動いているのです。
携帯電話以降の不幸の手紙に類するいたずら、いやがらせは、「チェーンメール」と呼ばれます。パソコンのメールで拡散されるものもありますし、近年ではLINE(ライン)で拡散されるものも出てきています。
LINEは幼い子供たちがよく使うツールであるゆえ、やはり大きな混乱が起きます。
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ェーンメールは巧妙化された文面のものが増えていて厄介。
なお、チェーンメールはどんどん複雑化・巧妙化してきており、「仔犬が殺処分されそうです。引き取り先を探しているのでこのメールをあなたの友人全員に拡散してください」といった厄介な文面のものも出てきています。あなたの友人が直接の発信元でない限り、むやみに拡散しないほうが良いです。大人でもだまされている人が多いので、気を付けてください。
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