top of page

ブループリントでは住むべき場所も決まっているの?

「自分のブループリントをまっとうして生きたい」と意気込む人がいるでしょう。

ブループリントとは、生まれてくるときに決めてきた人生の青写真です。

「使命」に近いもので、「こういうことをやり遂げるべき」という目標を指します。



誰もが住むべき場所に導かれるの?

沖縄や田舎の地域を旅していると、都会から移住してきて穏やかに暮らす人に出会うことがあります。お話を聞いてみると、「ここに導かれたの!」と、スピリチュアルな言い方をする人が多いです。

こうした話を聞くと、「私もどこか住むべき地域があって、そこに導かれる出来事があるのだろう」と運命の訪れを待ちわびる気持ちになるのではないでしょうか。


しかし、こうした人の言う「導かれた」は、「ブループリントを指示された」というものとは違います。違うことがもっぱらです。



田舎で話を聞くと、空き家や移住の話はよく出てくる。

昨今、日本各地の田舎地方で、空き家があふれかえっています。ニュースを目にしているなら、ある程度は見聞きしたことがあるでしょう。

地方には空き家をもてあましている人が多く、どうにかしたいと願っている人が多いのです。

すると、田舎に赴いて、「私この地域に興味があるんです。移住したいなと思ってるんですが、安い空き家とかありませんかね?」などと地元の人に話を聞くと、「私の親戚が持て余しているわよ」といった話はよく出てきます。

意外とよく出てくるものなのです。

当人は、宝くじを当てるような幸運に直面したと感動します。「ここに住むべきなのだわ!」「神の導きだわ!」などと思います。

しかし、そういうわけでもないのです。


田舎の人はよそ者に対して排他的だと言われますが、自分の話した相手に対しては優しく、人情があります。「笑顔で話しかける」ということを勇気を持ってアクションするなら、意外と親切にしてくれるものです。



ブループリントで住むべき地域が決まっている人はほとんどいない。

ブループリントの中で、「住むべき地域」までもが具体的に決まっている人は、ほとんどいません。

「生まれた町から離れるべき」ことが決まっている人は多いのですが、「どこに移住すべきか」までは課題としての設定はありません。それは社会の状況に合わせて決めればよいのです。



沖縄に移住すべき人は少数いる。

沖縄に移住すべきブループリントを持った人は、少数います。

沖縄は温暖で、田舎地方の中でも圧倒的に、自給自足がしやすいからです。アセンションに匹敵するような高い総合力に達するであろう魂の人は、沖縄に移住すべきと定められている人がいます。


とはいえ、沖縄に移住してきた人のすべてが、アセンションに近しい総合力を持った霊的な人というわけではありません。

沖縄は、海がきれいであるなど様々な魅力を持った地域であるため、様々な動機で様々な人が移住を志します。

ただ商売をしたいだけの貪欲な人も多いものです。



「今どこに移住すべきか」をガイド霊が指示するケースは多い。

ブループリントではなく、「今、どこに移住すべきか」については、ガイド霊が具体的な地域を指示したがっていることが多いです。

これは、ブループリントや使命のためではなく、今のあなたにとって必要な体験、または暮らすのに快適な地域を示すものです。



霊視ではわかりにくい。

あなたがどこに移住すべきか、それはガイド霊や守護天使がチャネリングを通して教えてくれます。

しかし、霊視でそれをキャッチするのは難しいので、注意してください。

瞑想をして霊視の映像に目を向けると、どこか今の住まいとは異なる場所で楽しそうに暮らすあなたの様子が視えたりするかもしれません。しかし、それはガイド霊からの指示ではなく、あなたの願望・妄想が映像化されているだけ、というケースが多いです。霊視とはそういうもので、自分の願望や妄想が、映像として視えることがあります。



現代人に、生まれた町に留まるべきブループリントを持った人はいないです。

小説や映画などを見ていると、生まれた町を守るために命を懸ける人、生まれた町を頑なに愛する人の美談などの描写があって、感動させられます。それを見て、「私もこの町を守るべきかも」と考える人はいるでしょう。

しかし、1976年以降に日本で生まれた人に、生まれた町に留まるべきブループリントを持った人はいません。あなたは別に、生まれた町にこだわる必要はないのです。

それ以前の時代に生まれた人の場合、生まれた町や家族を守るためにそこに留まり続けるべき人もいます。


自分の町に留まり、町を守ることに熱意を燃やす年配者は、自分の子供や若い人たちに対して、「あなたも生まれた町を愛するべきだ。恩義を返すべきだ」と説得する人が多いです。

また、スピリチュアリストにも、「自分の故郷を愛するべきだ」と説く人が多いです。

しかし、それは若い世代の人々にあてはまる概念ではありません。万人にあてはまる概念ではありません。



生計を守るために実家に戻ることを指示されるケースはある。

新型コロナウイルスの騒動などで、一人で生活するのが大変になっている人がいるでしょう。そのような人に対して、「実家に戻って暮らすべき」とガイド霊がアドバイスすることは多々ありそうです。

しかし、それはあくまで、収入を得づらくなったあなたが生計を確保するための目的であって、実家の町を守って暮らすべきという意味ではありません。場合によってはそのまま実家で暮らし続けてもよいでしょうが、そこに留まらければならないわけではないのです。



様々な地域を見ておくことは大切。

「生きにくい」と閉塞感を感じている人は少なくないでしょう。しかし、どこの地域だろうと大差ないと思っているのではないでしょうか?引っ越しを検討する機会があるとしても、近隣エリアで部屋を探そうとするのではないでしょうか?

しかし、地域によって、人の気質や習慣には結構大きな違いがあるものです。自然の量も、気候も違います。食べ物も違います。得意な産業も違います。

移住をすることで格段に暮らしやすくなる、ということもあるのです。

そのような幸福を手にするためには、様々な地域を見ておくことが大切です。

あちこちに旅行をすべきですし、高級旅行ではなく、その土地の素朴な風景を見ておいたほうがよいのです。庶民的な食堂でご飯を食べたり、商店でパンを買って朝食にしたりするのです。商売をしていない地元の人と触れ合う機会を作ります。

普通の旅行をするだけでは、その土地のことはあまりわかりそうもありません。


バックパッカーには、柔軟に移住をする人が多いのですが、それはバックパッカーの人たちが、様々な地域に旅をして、かつ地元のありのままの暮らしに触れてきているからです。また、コミュニケーション力に長け、公的な機関を利用しなくても空き家を見つけたりする能力に長けます。