セックスの好きな女性は、妊娠を防ぐためにピルの服用を考えたことがあるかもしれません。
また、キャリアウーマンなど仕事を休みたくない人も、生理痛の辛さを軽減するためにピル服用を検討するでしょうか。
しかし、低用量ピルは副作用が危険などという触れ込みが多く、日本人女性にはほとんど普及していないのが実情です。
実際のとろこ、ピルは使ってもよいのでしょうか?使わないほうがよいのでしょうか?
ピルの副作用はあまり問題はない。
低用量ピルを飲むことで、副作用の出る人がいます。
一般的には、服用を始めて1カ月くらいの初期に、吐き気、頭痛などが出ることがあります。これらは、じきに発症しなくなっていきます。
乳房の張りや不正出血があるとも言われますが、実際に発症する人はほとんどいないようです。
生理痛軽減が目的の場合、ピルを飲まないなら他の生理痛薬を飲むことになるでしょう。そちらにも副作用のリスクはあります。
生理痛を軽減しつつ妊娠を防ぐことができるなら、ピル服用のほうがメリットが大きいと言えます。
ピルのメリットは避妊だけではない。生理痛の軽減も。
低用量ピルを服用することのメリットは避妊だけではありません。
生理痛を軽減する効果もあります。PMSのイライラや諸症状も軽減できます。
また、生理周期をコントロールすることもできます。旅行や結婚式の日程に合わせて生理を回避する、といったことができるのです。
上の話の繰り返しになりますが、生理痛の辛い人はどうせ生理時に薬に頼るでしょう。そしてそちらの副作用とも対峙します。であればピルを飲むほうが総合的なメリットは大きいと言えるでしょう。
1か月あたり3,000円程度。オンライン診療も始まっている。
アフターピルは高額ですが、低用量ピルは安価です。
1か月あたり3,000円程度で、3か月、6か月分をまとめて処方してもらうともっと安くもなります。
また、近年はオンライン診療を行うクリニックも多く、病院に行かなくてもピルは手に入ります。
「避妊のためにピルが欲しい」と言うのが恥ずかしい場合、「生理痛が重いから低用量ピルを服用したい」と言えばよいです。
あまり知られていないが、美容効果がある。
避妊ピルの記事の中でこんな話をする必要があるのかどうかよくわかりませんが、実は低用量ピルには、美容効果があります。
ピルはエストロゲンという女性ホルモンを含みます。これが生理の苦痛を軽減したり周期安定をもたらすのですが、エストロゲンは女性らしいからだを作るホルモンとしても有名です。美肌や乳房の発達を促します。
ニキビや肌荒れの改善効果もあります。
アダルトビデオ女優や水商売の女性には、30歳をすぎてもなお美しい容姿を保つ人が数多くいますが、こうした業界の人にはピルを服用する人が多いから、といった事情もあります。
セックスを重視する人は、妊娠を防ぎたいだけでなくいつまでも若く美しくいたい人が多いはずで、そういう面でもピルは役に立ちます。
欧米人女性は半数がピルを服用する。
欧米人女性は、国によりますが40~70パーセントもの女性が低用量ピルを服用するそうです。平均をとれば半数以上がピルを服用していることになります。
セックスをしない女性はピルを服用する必要性がないため、するとセックスを日常的に楽しむ女性はかなり多くがピルを服用しているということです。
日本では低用量ピル服用はほとんど浸透していませんが、これは、ピルが保険医療として認可そして推奨されるようになった年代の違いが大きいです。日本は1999年にようやく認可されました。欧米はそれよりも30年くらい早いです。
また、欧米人女性は「避妊は自分の責任」と考えるのです。「男性がすべき」というふうにはあまり考えません。
実はコンドームよりも避妊効果が高い。
物質的なラバーで覆うコンドームのほうが、避妊効果が高いというイメージがあるでしょう。
しかし実は、コンドームよりも低用量ピルのほうが避妊効果が高いです。
コンドームは、90%程度の避妊効果に留まります。
低用量ピルは99.7%の避妊効果があります。
なぜコンドームの使用率は伸びないのか?
メディアが散々「コンドームで避妊すべき」と言っても、社会のコンドーム使用率はなかなか伸びません。
この要因として、「男性がコンドームを嫌がるから」という意見が目立ちますが、実情としては女性の側もコンドームを嫌う人が多いのです。
コンドームを装着すると、男性は感度が下がります。つまり、勃起しにくくなるのです。勃起せず挿入すら出来なかったり、勃起はしてもあまり硬くならないと、女性たちも物足りなさを感じます。女性は、彼のペニスが硬く大きく勃起しているほうが膣が気持ちいいのです。
だから女性たちもコンドームの装着を嫌がります。「嫌だ」と言う女性は少ないですが、好ましくは思っていないため、彼が「生でしようよ」と言うとそれを口実に生挿入に応じるのです。
コンドームのゴム臭が嫌だ、コンドームを装着した際の膣の感触が好きではない、という女性も多いでしょう。
コンドームが男女の満足感を下げるのは事実で、であればピルで避妊をしたほうが有意義と言えます。
性欲が強い、と自覚しているならピル避妊をしたほうが良いです。
「私は性欲が強い」「セックスの強い快感が欲しい」と自覚しているなら、ピルで避妊をしたほうが良いです。
セックスが濃密になればなるほど、彼のペニスから精液が漏れやすくなります。射精をするつもりがなくてもがまん汁が出てしまうのです。
性欲の強い女性は、男性からの急な誘いに乗ってしまうこともあるでしょう。いつでも避妊出来ていたほうが安全です。
激しい快感が欲しいなら、素直になったほうがよいです。
「ピルで避妊をしようか」と検討している女性は、「セックスで激しい快感が欲しい」と感じている傾向があります。
なんとなく体を交わすのではなく激しい快感が欲しいなら、自分のパートナーに「激しい快感がほしい」と素直に伝えたほうが良いです。彼はあなたの望みに応えてセックスを変えてくれるでしょう。
彼氏のセックスが上手でない・配慮がないなら、彼氏を変えたほうが良いです。
「良質なセックスをしたい」という願望が強いなら、それを満たすために人生を動いたほうがよいです。セックスは、若ければ若いほど充実しやすくなります。「いつか出来るだろう」と呑気に待っていても、それは叶いそうもありません。
セックスが好きな人も、生理痛に振り回されたくない人も、ピルを検討すべき。
ピルには多くのメリットがあり、そしてデメリットは少ないです。
そのため、セックスが好きで妊娠を防ぎたい人はもちろんのこと、生理痛に振り回されたくないキャリアウーマン、生理痛が重くて悩んでいる人なども、ピル服用を検討するとよいです。
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