地球人にアドバイスメッセージを送るアセンテッドマスターの中でも、おそらく最も有名なのがバシャールでしょう。
バシャールとは?チャネリングで有名なアセンテッドマスター。
バシャールとは、1980年頃から地球にスピリチュアルなチャネリングメッセージを発信するようになったアセンテッドマスターです。バシャールは個人ではなく、複数の意識の集合体です。また、本当の名前でもなく、アラブ語で指揮官、メッセンジャーといった意味合いの言葉です。
バシャールは、「ワクワクすることをやろう」で有名。
バシャールは、「ワクワクすることをやろう」といった内容のメッセージを頻繁に口にすることで有名で、バシャールを信望するスピリチュアリストの多くも、その理念を主に敬愛しています。「時間という概念は存在しない」ということを広く普及させたのもバシャールです。平行世界や引き寄せの法則の概念も、バシャールが最初に提唱したと言えるでしょう。
バシャールのメッセージはあまり参考にならない。
結論から言って、バシャールのメッセージを信望するのは危険です。
バシャールは、アセンテッドマスター(アセンションを経たことのある存在)ではありますが、そもそもそう次元の高い者ではなく、また教師としての能力に長けた存在でもありません。彼は9次元の存在で、9次元は環境活動に取り組む課題を持つため、彼が地球人の霊的成長に介入することが許されました。しかし彼は、「相手によって言葉を選ぶ」ということができず、むしろスピリチュアリストたちの意識レベルを下げることになってしまっています。
「ワクワクすることをやろう」を大衆に発信するのは危険。皆が堕落してしまう。
「ワクワクすることをやろう」という彼の基本理念ですが、これは、すでにアセンションに近しい次元に達した人にだけ伝えるべき言葉です。このような状態にいる人々は、霊的修行や宗教信仰に打ち込んでいる人が多いのですが、彼らが次のステップに上がり次の役割を果たすには、そうした宗教じみた環境からは離れてくる必要があるのです。
しかしバシャールは、そのような次元の少数の人々のみならず、不特定の大衆みんなに対して、「ワクワクすることをやろう」と言ってしまいました。これにより、家事や仕事に打ち込むべき段階にある人々までもが、やるべきことを放棄して好き勝手な生き方をはじめてしまったのです。しかも彼らの多くは、人をだますような商売や怠惰な暮らしを選んでしまっています。
1980年頃のスピリチュアリストは、自己成長のためにスピリチュアリズムを活用している人が大勢いました。しかしバシャールの登場以降は、自己成長ではなく「楽しく暮らす」「夢を叶える」「幸せになる」「運気を上げる」といった誘惑的なことを目的とするスピリチュアリストが増えるようになってしまいました。
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