恋愛相手や人生の師など求めて、「オールドソウル」を周囲に探している読者さんは多いことでしょう。しかし、なかなかそれっぽい人が見つからないでしょうか。
「オールドソウル」には、もちろん「オールドソウル」っぽくない気質を生きている人もいます。
平成世代にはむしろ、典型的な「オールドソウル」は少ない。
「オールドソウル」は、世直しのために生まれ落ちた精神性の高い宇宙人です。大衆啓蒙や国造り(自給自足の牽引など)を使命に持ち、卓越した知性と幅広い視野、鋭い意見を持ちます。
しかし、現代日本においては、このような「オールドソウル」は少なくなっているようです。むしろ少数派と言えるくらいです。
それは、人の気質というのは魂が持ち合わせるものだけでなく、生活環境や文化、周囲の人々の影響も受けるからです。
平成世代は社会問題には希薄な傾向があり、アニメ、ゲームなどの快楽にあふれかえって育つため、世直しや啓蒙に積極的な「オールドソウル」は少ないです。
若いうちから、社会に対する虚無感などは感じ取るでしょう。しかしそこで社会改革をするのではなく、そんな一般社会からは人生のフォーカスをはずし、特殊分野で知識・技術を追求したり、趣味に生きたりすることが多いようです。
社会の腐敗と戦わず、身をかわすのです。
一芸に秀でるスペシャリストが多くなっている。
近年の「オールドソウル」は、自分の好きな趣味・特技を追求するスペシャリストが多くなっているようです。彼らの知性や研究熱心、努力熱心さは趣味や特技に集中し、その道で誰にも負けないような領域に達したりします。
たとえば、フィギュアスケートの羽生結弦選手などがこれに該当します。
彼のスラリとした手足や、一重まぶたの独特な顔立ちは、いかにも「オールドソウル」ぽいものです。しかし、彼はスポーツに特化しています。
誰もできないようなジャンプを成功させたり、歴代最高得点を出し続けたりしますが、これは「オールドソウル」っぽい研究熱心さやストイックさのたまものでしょう。
また、超人的な筋力を持っていながらもスリムな体型を維持し続ける気質も、「オールドソウル」らしさを感じさせます。
芸能界に繰り出す「オールドソウル」も増えている。
元来「オールドソウル」はシャイな人が多く、欲や野心が薄く、芸能界や有名人を目指すことは少ないです。しかしここにも時代的な変化がみられ、平成世代くらいからは芸能人になる「オールドソウル」も増えています。
新垣結衣さん、AKB48の山本彩さん、乃木坂46の白石麻衣さんなどは「オールドソウル」です。
芸能人になる「オールドソウル」は、芸に対して完璧主義や多才さを追及したり、健康的な美容で大衆の意識改革をしたりします。または、いつも笑顔でさわやかで、好感度の高いタレントになることが多いです。
芸術の世界では台頭することが難しい。
「オールドソウル」は、芸術を好む人が多いです。自分の思想を芸術にこめて発信したり、芸術を使って大衆啓蒙をしようと考えることが多いです。
そのようなことを選んだ場合も、世の中には出てきていないでしょう。
彼らは極めて誠実で、フェアなやり方を好むからです。
しかし社会は、精巧な芸術やフェアな人を称賛しなくなっています。可愛い人や流行っぽいものをもてはやし、支持し、お金を払うのです。
プロダクションの社長なども、お金になりそうな人をオーディションで採用するような人ばかりになってしまいました。
「オールドソウル」が芸術に真剣に打ち込んでも、日の目を見るのが難しいのです。
風俗やAV、セクシーアイドルになる「オールドソウル」も。
アダルトビデオ女優やセクシーアイドル、そして風俗嬢になる「オールドソウル」も増えています。このような不誠実なイメージのある業界にも、「オールドソウル」はかなりいます。
「オールドソウル」は、ピンクのオーラのスキルに関しても突き抜けた人が多いのです。自分のセクシーで人を喜ばせることや、性的な献身で人を喜ばせることに大きな充実感を感じたりします。そうしてセックスの世界でも、クオリティの高い仕事をしたりします。それが業界全体の質の向上を牽引していたりするでしょう。
2日、11日、12日、20日、24日生まれに多い。
「オールドソウル」は、各月の2日、11日、12日、20日、24日生まれに多いです。
「誠実に生きるのはバカバカしい」と感じてもおかしくはない。
世直しを担う「オールドソウル」は激減しており、ホビーや快楽的な業界に進むことも多くなっているのですが、それも仕方のないことなのかもしれません。
彼ら彼女たちは、幼いときに「社会はおかしい。何かを変えたい」と感じ、少なからず考えたり動いたりしたでしょう。しかしそのとき、彼についてくる人はいなかったのでしょう。
大衆全体のモラルが下がり、腐敗を正そうとする人もいない世の中なのです。立ち上がった「オールドソウル」は、孤立するばかりか、「お前、うっとおしい」などとむしろ嫌われたり迫害されたりしがちです。
また、奉仕してあげるべき、助けてあげるべき大衆というのは、そう多くないと感じるでしょう。実際にそのとおりです。
すると彼らは、正義や世直しなど考えるのはやめ、「自分の世界を生きよう」と感じます。
「オールドソウル」の使命を果たす「オールドソウル」はほとんどいないのですが、しかし彼らを責めることはできません。大衆が、彼らの足を引っ張ったのです。
しかし、誠実な人を好むでしょう。
「オールドソウル」たちはこのように、芸能界などの快楽的な業界にも進出するようになってきています。そこの人々と関わって会釈をし、仕事をこなすでしょう。
しかし、それを心地よいとは感じていないはずです。
プライベートでの付き合いは、誠実な人と交わしたいと望むでしょう。明るいがさわやか、楽しいが無欲、そんな「オールドソウル」っぽい人を好み、安心感を覚えるでしょう。
恋愛も同様で、貪欲な実業家や口説きの巧いタレントについていっても不快に感じるでしょう。楽しくも誠実な男性を好むはずです。
それは自覚しておいたほうがよいです。芸能界やスポーツ界などで活躍してもよいのですが、プライベートではあなたに合った人と優しい交流をすべきです。そうでないと、あなたの心はすさむでしょう。
明るいがさわやか、楽しいが無欲、そんな男女は芸能界や華やかな場所にはあまりいないです。それを理解しましょう。
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