エネルギーバンパイア(エナジーバンパイア)には「いい人」が多い、という説をあちこちで見かけます。
これには正しい言及が必要だと感じます。
エネルギーバンパイアとは?一緒にいてくたびれる人。
エネルギーバンパイアとは、エネルギーを吸い取る魔法使いのことではありません。単純に、「一緒にいると何かとくたびれる人」のことです。
いい人・善人・良い人・・・表現のニュアンスはさておき、本当にいい人なのであれば、周りがくたびれるようなことはあまりないはずです。
それなのに「いい人」のことをエネルギーバンパイア呼ばわりするのは、迫害や名誉棄損のようで気の毒です!
しかし、いい人がエネルギーバンパイアとかんちがいされやすい要因は、分析することが出来るでしょう。
「八方美人な人」はエネルギーバンパイアになりうる。
「彼女はいい人だな」と好感を抱いても、長いこと彼女の様子を眺めていると複雑な気持ちに変わることがあります。昨日は芸術肌な私のことを褒めていたのに今日はスポーツ好きなあの人のことを褒めている・・・などと、つまり「八方美人」で調子のよい人でしょうか?
八方美人でも、他者に対して好感度の高い言動の多い人は「いい人」と形容されることがあります。が、八方美人な調子のいいだけの人は、エネルギーバンパイアになりうると言えます。
彼女が八方美人だと気づいた人にとっては、彼女の言動が本心かどうかわからないため、無用に詮索をしたり、注意深く警戒する必要性が生じます。このような交流に疲弊を感じることはあるでしょう。
また、八方美人な愛想の振りまき方がいかにもいやらしい場合、その言動をはたから眺めているだけでイライラしたり不愉快な気持ちになるでしょう。それもエネルギーバンパイアと言えます。
「いい人を演じているだけの人」もエネルギーバンパイアになりうる。
たとえば家電量販店の営業スタッフや、高級ブランド店の接客スタッフなど思い浮かべてみてください。非常に礼儀ただしく愛想がよく、顧客に対して親身に接客をしているように見えます。「良い接客だな」と好感を持ちます。しかし、「だけどこれは営業のための演技にすぎないだろう」とわかっている人は少なくないでしょう。
ビジネスの場にかぎらず、このように「いい人を演じている」「理想の姿を演じている」感の強い人がおり、このような人々もエネルギーバンパイアと言えます。
それが演技だと見透かしている人にとって、人当りが柔らかいとしても警戒や疑心で心が疲れるからです。
いい人の前で疲れるのは、あなたの精神性が低いからでは?
さて、本題はここからです。
多くのスピリチュアルメディアが「いい人はエネルギーバンパイアだ」と説く理由についてです。
わがまま・身勝手・不誠実・だらしない・・・など精神性の低い人は、いい人と交流をするときに疲れやすいことがあります。「相手に合わせて背筋を伸ばさなくては!」と感じるからです。少し背伸びをする、といいましょうか。
「あなたが先にお風呂に入っていいのよ」と言ってくれているのに、それを受け入れずに、「いえ、私はあとでいいです!」などと無理をすると、無用に疲弊するものです。
こうした人生体験の積み重ねから、「いい人はエネルギーバンパイアである」などと書く人が現れます。
その人にとって疲弊しているのは事実でしょうが、「エネルギーを奪われている状態とは言えない」です。
その人の精神性が高くなると、互いに思いやりあい、気遣いあうことに気苦労など感じず、むしろ心が温かくなって元気になります。精神性の高い人にとって、「いい人」はエネルギーバンパイアになどなりません。
その著者の精神性の低さが露呈してしまっている・・・
「いい人はエネルギーバンパイアである」と書いている人の文章を、よく観察してください。
「いい人に気遣われると疲れてしまう」といった、1つ上のトピックと同様な内容のことを解説しているのであれば、その著者は精神性が低いのです。いつも自分勝手に振る舞っており、人に気遣うことの少ない人なのです。顧客をだましたり振り回したりしても心が痛まないのでしょう。
著者がそのような人であることが、その文章によって露呈します。
このような人のセッションや商品は購入しないほうがよいですし、情報も読まないほうがよいです。
「好きなように生きればいい」というスピリチュアルは正しくない!
「人に嫌われてもいいから、一度きりの人生を好きなように生きればいい」といったことを書くスピリチュアリストは多いです。それに心酔してしまう人も多いです。
しかし、それは霊的真理として正しくありません!
他人をだますような商売をしてお金儲けをして、楽しいことだけして生きればいいのでしょうか?そんなわけはありません!
「正社員にならずに芸術家を目指して生きる」といったことであれば、悪い生き方ではないのですが、身勝手に生きてよいことはありません。
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