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エネルギーバンパイアと肉体疲労の違いは?
今回は主にセックスについて書きますが、セックス以外での交流についても同じことが言えます。
人と密に交流するとき、そのあとでどっと疲れが出ることがあります。相手が依存的な人であった場合、エネルギーを奪われてしまうのです。大きな疲労感や眠気に襲われます。これを俗にエネルギーバンパイアといいます。
しかし、エネルギーバンパイアではなく、ただ肉体的に疲労しただけ、ということもあるのです。
セックスでのエネルギー交歓は、エネルギー充足は実感しにくい。
セックスにおいて、献身的な二人がゆったりとセックスを交わすと、エネルギー交歓が起こることがあります。または、愛撫が献身的であったりレイキが扱えたりすると、相手のエネルギーを高めることができます。
「エネルギー交歓」自体は、熱感のある人であれば、実感しやすいものです。
しかし、そのエネルギー交歓によって「自分が回復した」ということは実感しにくいです。
なぜなら、セックスは運動のようなもので、肉体的に疲労するからです。エネルギーの充足感よりも運動後のような疲労感が勝りやすく、充足したというよりも「疲れた」と感じやすいです。すぐに眠くなって、ぐっすり眠ってしまうことも多いですね。
長時間であるほど、官能させられるほど、肉体疲労しやすい。
まず、交わすセックスが長時間であればあるほど、肉体疲労しやすいです。
30分散歩するよりも2時間散歩するほうが全身疲労を感じやすいですが、それと同じ原理です。
次に、彼の愛撫やプレイが献身的であればあるほど、あなたも肉体疲労しやすいです。
人は、性的に官能するときに体に力が入るからです。運動しているのと同じようなものです。疲労や筋肉痛を帯びます。
言い換えれば、セックスをしながらカロリーの燃焼やしなやかな筋トレが出来ます。
また、同じ強度のセックスを頻繁に繰り返していればやがて筋力が付いてきて、大きな疲労や筋肉痛を伴わなくなります。
セックスの翌日に特定の部位に痛みを感じることがあるでしょう。それは大抵筋肉痛です。2~3日もすれば治るでしょう。三十代、四十代になっていて筋肉が非常になまっていると、筋肉痛よりも重症な神経の痛みなどになることもあり、要注意です。
直後や翌朝に大きな疲労を感じても、エネルギーバンパイアか肉体疲労かわかりづらい。
上記のような理由から、セックスの直後または翌朝にあなたが大きな疲労感を感じても、彼がエネルギーバンパイアだったのか、体を動かしすぎて筋肉痛になったのか、判別は難しいでしょう。
セックスで疲れたからといって、すぐに彼の「エネルギーの吸い取り」を疑うのは横暴です。
エネルギーバンパイアの疑いが高いのはこんな人。
彼がこのような人であったなら、その疲労感はエネルギーを「吸い取られた」ものである可能性が高いです。
依存的な人
あなたに愛撫などを求めてばかりくる
彼が落ち込んでいる、くよくよしている
彼がウツやノイローゼの傾向
「君がいないとだめなんだ」などと言ってくる
ちょっと頼りない感じの男性や、あなたにセックスで多くのことを求めてくる男性は、エネルギーバンパイアになりやすいです。あなたが献身的な性格で、「かわいそう」と感じていても、このような男性とはセックスをしないほうがよいです。
肉体疲労の可能性が高いのはこんなセックス。
このような彼、このようなセックスであったなら、その疲労感は単なる筋肉痛である可能性が高いです。
たくさん愛撫をしてくれる
セックスの時間が長い
ちょっとアクロバティックな体位をした
あなたがたくさん愛撫をした(たくさん愛撫をしたいと思えるほど興奮していた)
お酒を飲んでいた
あなたがセックスに慣れていない
セックスが久しぶりだった
肉体疲労の場合もしんどいと感じるが、またしたくなるのでは。
エネルギーバンパイアされたわけではなく、あなたの筋肉痛にすぎない場合も、直後や翌朝に疲労感を自覚すると、「あぁ、セックスがしんどかったな」と感じるでしょう。
しかししんどかった半面、たくさんの快感や喜びを与えてもらったため、「それでもまた彼とセックスがしたい」と感じるでしょう。
エネルギーバンパイアされる場合、セックスの内容も不快ばかりが続くでしょうから、「彼とはもうセックスをしたくないな」と感じるでしょう。
このような感じで、あなたの場合がどちらであったのか、判別が出来るはずです。
体力を付けるとよいです。
魅力的な男性とセックスの間柄になれると、セックスでの体力消耗も大きいです。官能させられるだけで筋肉疲労が起きるからです。
そのため、セックスがあなたにとって重要なのであれば、体力を付ける努力をしましょう。
重たいバーベルを持ち上げたりする必要はありません。軽いジョギング、軽いダンス、ウォーキング、立ち仕事など、ゆるやかな運動を長時間続け、全身の筋力を鍛えます。
あとは、セックスをする際に、「こういう体勢のときにここの筋肉を使っているな」と自分で分析して、その部位を鍛えてみましょう。
たとえば、足上げ腹筋のようなことをして腹筋を鍛えなければと感じる女性は多いはずです。
長い時間フェラチオをしてあげるために、首や背中の筋肉を鍛える必要がある、と感じるかもしれません。
セックスで足を開く際、股関節が痛いと感じる女性がいるでしょう。それは日ごろから柔軟をすれば、痛くなくなります。
吸い取られたのではなく「充満した」のかも。
あなたのベッドで彼と濃密なセックスを交わしたあと、ベッドの上にいるとクラクラしたり、とても暑くて苦しくなったりすることがあります。
それはエネルギーバンパイアされたのではなく、エネルギーが「充満した」のです。パワースポットのようになってしまったのです。
充満することは悪いことではないのですが、実際問題として不快に感じることが多いです。これは、シーツ類を洗濯したり、アルコールスプレーを吹きかけることで改善します。100円ショップのアルコールスプレーで充分です。洗剤売り場にあります。
セックスは運動と同じようなものです。
セックスのあとや翌日に疲労を感じるのは、仕方ないことと言えます。