インディゴチルドレンのことを「うらやましい」と感じている人が多いようです。
たしかにインディゴチルドレンは優秀な人が多く、うらやましくも感じます。
しかし、彼らは幸せな人生を送るタイプとも言えません。精神的に大人で、それを超えて達観しているため、世間から理解されず、迫害されやすいです。
正義のために叫んでいるのに、批判を浴びたり攻撃されたりするのです。
真面目な人は嫌われる。迫害されやすい。
インディゴチルドレンは、明るくユーモラスな人が多いです。
しかし、見境なく冗談を言っているタイプではなく、授業や仕事場において、大部分は静かに真面目に取り組んでいるでしょう。
そのうえ、周りがだらしなくざわついているなら、「静かにしようよ!」などと先生の代わりに注意をしたりします。
男の子たちが教室で、野球の真似事などし始めると、「それは窓ガラスが割れるからやめよう!」などと注意したりします。
しかし大衆は幼く、正論を言う彼のことを、疎むのです。いじめたり、嫌ったり、無視をしたりします。
クラスメイトや大衆のだらしなさが気になり、注意の声をあげたいなら、学級委員など少々権力のある立場につくとよいです。多少は、注意をしても疎まれにくくなります。
しかし、学級委員だからといって、注意する人や真面目な人のことを嫌う子たちも多いです。
ときには、周りの子たちに合わせて幼く振る舞うことも必要でしょう。
教育者をやると迫害されやすい。文部省教育は向かない。
インディゴチルドレンは、教師や教育者になりたいと志すことが少なくないでしょう。
教育や道徳に対して、明確な持論があるでしょう。それを子供たちに教えたいと願うでしょうが、迫害されやすいことを覚悟してください。
たとえば、「今の子は勉強しすぎだ。宿題なんかやらなくていい」とあなたが言うなら、多くの保護者から非難を受けるでしょう。
親たちは、子供の頃は宿題の多い学校にうんざりしていたのに、大人になって子を持つと、「子供は猛勉強をして高い学歴をつけるべき」と考える人が多いのです。そして、「勉強よりももっと大切なことをしよう」などという教師や大人を批判し、攻撃します。
あなたが教師をやりたいなら、文部省教育の学校を避けたほうがよいです。
フリースクールの教師や、カルチャースクールで芸術などを教えつつ、こそっと哲学を語るようなことのほうが良いかもしれません。
カウンセラーをやると理解されない。迫害されやすい。
インディゴチルドレンは、人の悩みを聞いたり、解決してあげたりすることを好む人も多いです。カウンセラーの道を志す人も少なくないでしょう。
あなたは、心理学や精神科医学を学んだとき、「これでは問題は解決しないだろう」と感じるでしょう。そして、独自のメソッドで人の悩み相談に乗ろうと考えると思われます。
あなたは、たとえば引きこもりやアルコール中毒の人に、「厳しいことを言ったほうが問題の解決につながるだろう」と感じるでしょう。それがリスクをはらんでいると承知しながらも、患者のためにそれをするでしょう。
しかし、日本人はカウンセラーや医師に対して、「厳しい言葉」を求めていないのです。薬を出して、処方箋を出して、診断書を書いて、「あなたは悪くないですよ」と言ってほしいのです。それで問題が解決しないとしても、そうしてほしいのです。
インディゴチルドレンは多くの場合、正論を言いますが、それは医者やカウンセラーの「セオリー」からは外れており、批判をされ、攻撃されます。
病気にせよ心の悩みにせよ、多くの場合、厳しい言葉や自己努力が必要です。
しかし、それを伝えても迫害に遭ってしまうのです。
カウンセラーのようなことをしたい場合、ブログを書くとよいです。特定の患者に言うのではなく、「誰か」に向けて書くのです。何千人に一人かは、あなたの言葉で救われる人がいます。匿名で書いたほうがよいです。
啓蒙活動にあまり力を入れないほうがよいです。
インディゴチルドレンの使命は、啓蒙にあります。社会改革にあります。私もコラムの中で、「啓蒙の使命を果たしてください」と書いています。
しかし、今の日本の実情を考えると、啓蒙活動にあまり力を入れないほうがよいです。
大衆はそれに耳を傾けないですし、そればかりか、あなたを迫害するからです。
あなたは、「真実を伝えれば世の中は変わるはずだ!」と目を輝かせているかもしれません。
しかし、日本は、「となりのトトロ」という映画が国民的アニメとして愛されているのに、自然愛の希薄な人たちばかりなのです。虫を毛嫌いし、都会のマンションに住もうとします。
およそあらゆる物事において、映画、自己啓発などがすでに真実を訴えており、ほとんどすべての人はそれを耳には入れています。それでも、善く生きようとはしないのです。
日本人大衆はそもそも、「善く生きよう」と思っておらず、快楽や怠惰に夢中なのです。
真面目な行動をすることはありますが、「問題を起こさないために」といったような消極的な動機に基づいており、正義心や良心が希薄なのです。
そのため、啓蒙活動をしても、実りが乏しいばかりか迫害されてしまいます・・・。
啓蒙活動をしてもよいのですが、あまり力を入れすぎないように気を付けてください。
現状の日本は、「ふるさと納税」のように、「利益があるから税金を納めて」というような政策でないと、動きそうもありません。こうした「ニンジンで釣って行動をさせる」というような子供じみた考えで手綱を引くほうが、合っているようです。
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