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  • れな

アバターコースとは、詐欺商売です。

スピリチュアルなことに興味を持ってSNSなどやっていると、アバターコースのアバターマスターなる人から勧誘を受けることが少なくないです。彼らのプロフィールを見てみると、アバターコースとは何やら、現実を思い通りに創造できるテクニックを教えてくれるらしいですが・・・。アバターコースとは、どのようなものなのでしょうか?


結論を簡潔に言えば、アバターコースとは、悪徳詐欺商売です。アバターコースには関わらないほうが良いですし、このメソッドに何十万円も払う価値はありません。



アバターコースの内容は、要は「引き寄せの法則」。

アバターコースで教えている内容は、要は「引き寄せの法則」と同じようなものです。自分が何を望んでいるか頭を整理させ、その実現の足かせになっているものを分析し、その足かせを取り払って叶える手助けをします。


受講者の欲望を肯定して、彼らを心酔させる。

その足かせの多くは、「それは不謹慎だ」「そんなお金の余裕はない」という心的ブロックにあり、そのためアバターコースの教師は、「不謹慎だというのは思いこみです。人生はあなたのもので、あなたの好きなように生きてよいのです。むしろ、あなたの望みを叶えることが世界のためになります。」などと説いて、受講者を興奮させます。いわゆる「洗脳」です。



アバターコースの裏の顔は、ネットワークビジネスでの不労所得。

そしてお金の問題はと言えば、「アバターコースの勧誘をすることでワークショップセミナー受講料の一部が勧誘者にも入るので、あなたは働かずとも不労所得が得られる。」と説くのです。

それによってアバターコースの受講者は、自分もまたアバターコースを勧誘する側に回っていきます。SNSの中にアバターコース勧誘に熱心な人が大勢いるのは、あの勧誘行為によって彼らに収入が入るからなのです。本心から絶賛しているわけではありません。

このように、アバターコースの概要というのは、「引き寄せの法則」と「ネットワークビジネス」を組合わせたようなものです。


ネットワークビジネスは犯罪であり、アンモラルなものです。

ネットワークビジネスは、それを実践する人々は「これは犯罪ではない」と胸を張って言いますが、法律制度上で犯罪でないとしても、犯罪と大差ありません。仕組みと動機はねずみ講と大差なく、そのねずみ講が犯罪として禁止されているのは誰もが知るところです。

繰り返しますが、ネットワークビジネスは犯罪と大差ありません。現世社会が彼等を裁かないとしても、カルマは彼らを悪人として裁きます。

または、「アバターコースはネットワークビジネスではない」と力説する人もいるかもしれませんが、彼らの定義が何であれ、アバターコースに採用されている手法はネットワークビジネスと変わらないものであり、ねずみ講と変わらないものです。



願望成就が可能なら、なぜお金を稼ぐ必要があるの?その矛盾に気づこう。

次に、アバターコースで教えている願望成就のメソッドですが、そのメソッドだけで願望が叶えられるのであれば、なぜアバターコースの勧誘をしてマージン収入を得なければならないのでしょうか?彼らは、「アバターコースの勧誘さえすれば不労所得が得られる・働く必要はない」と言いますが、しかしアバターコースの勧誘行為は、巷で営業や宣伝と言われている作業と同じです。

彼らは、SNSのプロフィールに、長々とハイテンションにアバターコースの魅力を並べ立てます。そして何千人もの人々にかたっぱしから、「あなたのプロフィールを見ました。良かったらお友達になりましょう。アバターコースには興味がありませんか?」とメールをします。



アバターコースに夢中になるのは、強欲で不誠実な人。

こうした宣伝行為が大衆に迷惑がられていることを知っていながらも、なお自分の収入欲のために、「迷惑メール」「スパムメール」を見知らぬ人々に送り続けます。

彼等のやっていることはブラック企業の悪どい営業なのですが、いったい彼らはなぜ、良心が痛まないのでしょうか?

結局アバターコースというのは、「働かずに大金が欲しい人」「人をだましても心が痛まない人」が心酔し、広げている悪徳商売にすぎません。その商材がスピリチュアルなテイストを持つため、スピリチュアリストにこの加担者が多い、という話です。

ちなみに、末端会員の大部分は、ろくな収入を上げらてはいません。



アバターコース勧誘者の言うこと(書くこと)は嘘ばかり。

アバターコースに、くれぐれもだまされないでください。

アバターコースを受講し、宣伝する人々は皆、SNSのプロフィールにものすごく前向きなことを書き連ねます。「私はこれで変わった!今は幸せでいっぱいだ!なんでも思い通りに願いが叶えらるようになった!私も昔は悩んでウジウジする弱い人間だったが、アバターコースで変わった!」といったものです。

スピリチュアリストにはネガティブで悩み症な人が多いため、「ウジウジしていた私がこんなに明るくなった!願いが叶えられるようになった!」と断言しているのを見ると、心を奪われてしまう人が少なくないようです。

しかし、彼らは本当にポジティブ100%で暮らせるようになったわけではなく、あのようなテンションでの文章の書き方が、アバターコースの勧誘マニュアルであるというだけです。彼らはただ、マニュアルどおりに同じようなテンションの同じような起承転結の文を書いているだけです。



友人がアバターコースに盲目したら、被害者体験談を見せてあげよう。

あなたの大事な近親者がアバターコースに夢中になり、大きな被害に遭いそうになっているのを見かけた場合、口で説得するよりも、文章にして読ませたほうが効果的だと思われます。

インターネット上には、アバターコースの被害に遭った人々の体験談がたくさん報告されているので、そのような体験談集をそっと差し出してあげれば、その人もハっとわれに返るでしょう。



アバターコースに惹かれる人は、他のスピリチュアル詐欺にもだまされがち!気を付けて。

また、アバターコース勧誘の被害に遭う人(遭いそうだった人)は、他の効かないスピリチュアルなグッズ、ヒーリング、ワークショップなどの詐欺被害にも遭いやすいです。

あなたがアバターコースにのめり込んだ本人であるなら、他のワークショップやグッズ、ヒーリング、熟読しているスピリチュアルブログなども、うさんくさいものでないかどうか冷静に見つめなおしてみてください。世の中にあるスピリチュアルなもののほとんどは、うさんくさいものであり、嘘であり、効果がなく、詐欺です。

願望成就、開運、運気アップに関するものはほぼすべてがデタラメです。

スピリチュアルではないサプリメントや健康食品なども、騙されていないか見つめなおしてみましょう。

あなたの知人がアバターコースの被害に遭った、遭いそうになった場合は、彼/彼女が他にも怪しいグッズやヒーリング、ワークショップなどに心酔していないかチェックを入れてあげてください。必要に応じてそれらも、彼/彼女から引き離しましょう。

レイキはたしなむ価値があるが、それ以外のエネルギーワークはお金を払う価値はない。

ヒーリングについては、「レイキ」はたしなむ価値がありますが、それ以外のヒーリングは手を出さないほうが良いです。マネーレイキやクンダリーニレイキといった、「〇〇レイキ」なるものはレイキとは別なので、それは辞めさせましょう。

レイキ自体は良いのですが、しかしレイキのティーチャーには不誠実な人が多いので、ティーチャー選びは慎重になってください。誠実だと感じられるティーチャーが全然見つからないなら、受講を焦らないほうが良いです。



アバターコースは宗教ではない。が、カルト宗教みたいなもの。

「アバターコースは宗教ですか?」と問うている人をよく見かけますが、アバターコースは宗教とは異なります。

仮に宗教であったとしても、「宗教だからアバターコースは詐欺だ」と考えるのは危ういです。宗教のすべてが悪いことをしているわけではありません。いや、実情として、新興宗教も伝統宗教も、宗教団体(寺社仏閣)には偽善的なものが多いです。

が、本来、宗教とは精神道徳の場にすぎません。過去には偽善ではない宗教もありましたし、これから偽善ではない宗教が生まれる可能性もあるので、「宗教だから詐欺だ」「宗教は悪」と論理付けるのは控えましょう。



アバターコースはニューエイジではない。ニューエイジも危ういが。

また、「アバターコースは宗教ではないが、ニューエイジだ」と言う人もいますが、それも正しい認識とは言えません。

ニューエイジとは、「宗教ではない切り口からスピリチュアリズムを探求しようとする運動」のことをいいます。これも宗教と同じで、結局は偽善になってしまった団体・実践者ばかりなのが実情ではあるのですが、ニューエイジ(非宗教的なスピリチュアリスト)のすべてが偽善者なわけではないのです。ニューエイジのすべてが商売人というわけでもありません。ニューエイジャーのすべてが大麻吸引者というわけでもないのです。

まぁ、「宗教やニューエイジにはあまり近寄らないほうが良い」というのは、実情としてそのとおりだと言えます。偽善でない宗教や偽善でないニューエイジは、ほとんどいません。



スピリチュアル業界のネットワークビジネスは環境商品に多い。気を付けて。

なお、スピリチュアル業界に蔓延するネットワークビジネスとしては、エコロジー(環境保護)に関する商材も多いです。「地球に優しい、手肌に優しい洗剤」といったものです。アムウェイ(Amway)などが有名です。

「地球に優しい」を大義名分に、彼らはネットワークビジネスという手法の宣伝法を肯定します。「地球に優しいものを売っているのだからきっと善人なのだろう」と多くの人は思ってしまうようですが、それこそが彼等の作戦なのです。善良だと思ってもらえるように、あえてエコロジカルな商材を選んで悪徳商売をしているのです。

本当に地球環境のことを親身に考えるなら、重曹とクエン酸で洗うほうがよっぽどエコロジーです。本当に環境のことを勉強しているなら、重曹やクエン酸などに関する情報とて知っているはずで、それらを知らずに特定の商材ばかり宣伝するのですから、彼らの意図は環境保護ではなく収益にあるのです。

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