恋愛の経験は幾つか重ねていても、「深く愛されたことがない」と虚しさを感じている人は多いようです。
「運命の人」「ツインレイ」という概念に多くの人が憧れるのも、「ありのままの私を深く愛してくれるすごい人がどこかにいるはずだ」という思いがあるからでしょう。
なぜ、なかなか愛してもらえないのでしょうか?愛されるにはどうしたよいのでしょうか?
深く愛されることは難しい。
率直に言って、人から深く愛されることは難しいです。
付き合った当初、出会った当初に強烈に好意を持たれて、情熱的に愛情表現を向けてもらえることはあるでしょう。しかし、その情熱的な愛情が3カ月しか続かないから、人は、「私は愛されていない」と感じるわけです。
その通りで、特に男性は女性に対して、外見美に魅了されます。美人であるうえに、愛想が良かったりセックスが良かったりすると、その彼女に魅了されるでしょう。「大好きだよ!」「いつでも会いたい!」と情熱的な愛情表現を受けるでしょう。
しかし、いざ同棲生活など始めてみると、みるみるうちに彼の情熱は冷めていくのです・・・。
絶世の美人さえも、深く愛されるのは最初3カ月程度でしょう。そして彼の愛が冷めていくのをみて、「私は本当に愛されているわけではない」と感じて虚しくなります。
テレビを見てください。国民的アイドルのものすごい美人の女性さえ、結婚した男性に不倫され、裏切られ、捨てられてしまうのです。
外見だけでなく、性格も良くないと、愛され続けることは難しい。
愛されない理由は、実はシンプルです。
日本女性のほとんどは、性格が良くないのです。ぜいたくで、わがままです。美人は特にそうです。
日本人女性大衆は恋愛において、「男性に尽くされるのは当たり前」という観念を持っています。すでにそれが心に染みついており、無意識的にそうした言動が出ます。
デートではおごってもらうのが当たり前だと思っており、車で送り迎えしてもらうのは当たり前だと思っています。
デートでは、ちょっと高級な場所に連れていってもらうのが当たり前だと思っています。
彼の年収が500万円以下だと、彼を批判します。
セックスでは、彼に満足させてもらうことばかりを考えています。
恋愛の仲になると、こうした傲慢さや性格の悪さがどんどん露呈していきます。それを見るたびに、彼の愛情は下がっていくのです。それを見るたびに、あなたにげんなりしていくのです。
そのため、彼の夢中の愛情は、3カ月しかもたないわけです。あなたの欠点がまだ見えていなかった頃だけ、です。
女性たちが最初大きく愛されるのは、欠点が見えてないからです。芸能人やインスタグラマーがモテるのは、欠点が見えていないからです。
思いやり深い女性、献身的な女性は愛され続ける傾向が。
彼に対して思いやり深い女性、献身的な女性は、長く愛され続ける傾向があります。
男性は、「愛される」ということに慣れていないため、愛されることがうれしいのです。そして、献身的な女性などほとんどいないとわかっているので、目の前の彼女が献身的だと「彼女はすごい!」と尊敬します。
彼女がすごい人で、その長所が自分を心地よくさせるのですから、それは彼女に夢中になるというものです。
男性たちは、「女性のわがままを包み込むのは当たり前だ」と考えていますが、しかしそれをやるたびに疲弊してはいるのです。イライラしますし、相手にげんめつを感じてもいるのです。
「わがままを包み込む」というような面倒くさい世話の必要ない相手に対して、彼女との交流はとても心地よく、うれしいのです。
男性は、尽くしても彼女には愛されない・・・
男性の場合、話は別です。
「女性を得るためには尽くすことがセオリーだ」と巷では言われていますが、それが正しいのはあくまで「恋愛を得るところまで」にすぎません。彼女に献身的に尽くし続けても、彼女から深く愛され続けるのは難しいです。
女性は、母性愛を注がれることに慣れているため、彼が尽くし気質でも、そこにあまり感動しないのです。
尽くしてくれる男性の誘いについていきますが、それは「彼に惚れた」のではなく「金品についていった」観念で、彼自体にときめいているわけではないのです。
懸命に尽くしても、あまり愛されはしないでしょう。恋愛の長続きには役立ちますが。
良心のある女性は、尽くしてくれる男性に恩返ししようとします。長く付き合います。しかし、「愛している」わけではないでしょう。情があるだけです。
男性が女性に愛されるためには、他の長所を見せる必要があります。
たとえば、「彼女に尽くす」のではなく、「誰にでも献身的」という奉仕精神を見せることで、女性に尊敬され、好かれたりします。
多彩になると、愛される。
深く長く愛される秘訣は、「自分磨き」です。
多彩な能力、多彩な感性を持っていると、深く長く愛されやすいです。
可愛らしいうえに優しい、忍耐強くわがままでない、いつもにこにこほがらかで前向き、芸術で楽しませてくれる、仕事に対してイキイキしている、ユーモアセンスがあり会話が楽しい、哲学や詩心がある、セックスが魅力的、社会のことを真剣に考えている・・・などといった感じです。
このような人とは、何をしていても心地よいですし、どこから眺めても魅力的なのです。一緒にいて楽しく心地よいですし、離したくありません。
「そんな超人的な振る舞いは無理だわ!」とあなたは思うでしょうか?
そうです。だから、人から愛されることは難しいのです。深く長く愛されることは難しいのです。
深く愛されることは簡単ではなく、努力がいるのです。
運命の人ならつたないあなたを愛してくれる、というわけではなく、愛されたいなら、自分を磨き、魅力的な人間になる必要があります。「良い相手はどこにいるのかしら?」ではないのです。
要するに、アセンションを目指すのと同じ。
このような多彩な人は、要は様々な色のオーラで高い点数を誇っています。
「虹の7色」のすべてが80点以上になるとアセンション(解脱)の境地に達するわけなのですが、「人に深く愛されるような人格になること」は、アセンションを目指すのと同じようなものです。
アセンション達成者は、多くの人を魅了するでしょう。
多彩でなくても恋愛はできる。
別にアセンション並みに多彩な人間にならなくても、恋愛をすることはできます。恋愛を楽しむこともできます。
自分にいたらない点があっても、恋愛に臆することはないのです。いたらない点があったって、恋愛に飛び込んでいきましょう。それを楽しもうとしましょう。それでよいのです。
深く長く愛されたいと思うなら、それ相応に人格が成熟している必要があり、多面的な魅力を持っている必要があるよ、という話です。
Comments