おしゃべりな人は、ムードメーカーになりやすいです。
周りから人気を得やすく、社交性を褒められるでしょう。その個性を長所と認識し、自信を持って暮らしているのではないでしょうか。
それは良い面もたくさんありますが、おしゃべりな人が陥りやすい欠点もあります。
屁理屈、正当化、言い訳が多い。
おしゃべりな人は、会話の瞬発力が高いです。すぐに内容を思いついて話しはじめます。それゆえ場を盛り上げたり会話を牽引したりできます。
が、とっさに話してしまうため、屁理屈、正当化、言い訳、そのようなものが多くなりがちです。
本心でない理由を話してしまったり、真実でないことを言ってしまったりが多くなりがちです。
これは周りの人を困らせますし、この特徴に気づいた知人や家族から、あなたは信頼されなくなってしまいます。
直したほうがよいです。
「うーん」と一息つく人には、2つのタイプがいる。
他者が会話において、黙り込んだり「うーん」と一呼吸置いてしゃべるとき、「この人はとろいなぁ」とあなたは卑下しているかもしれません。
世の中にはたしかに、会話の得意でない人がおり、何を話せばいいかまとまらない人がいます。
しかし、よくよく観察してみてください。
おしゃべりが上手なはずなのに、状況によっては「うーん」と一呼吸を置く人もいます。
この人は、あなたのようにおしゃべりの上手さを持っていながらも、「慎重」なのです。
あなたの質問に対して頭に答えを思いついても、すぐに話しださずに、一呼吸置きます。「この考えは理屈が通っているかな?」「この考えは私の本心かな?」と。
この人は、外交的でありながらも「慎重」であり、「客観性」があり、「冷静」なのです。
レッドやイエローが高く陽気ですが、ブルーやグリーンも高く、大人びています。
「あなたは屁理屈が多い」などと指摘されたら、自分を見つめ直そう。
自分の会話内容に正当化や言い訳が多く混じることを、人はなかなか自覚できません。そのため、5歳児がこれを自分で治すのは困難です。
しかし、社会生活を続けていれば、「あなたは屁理屈が多いわね」などと、指摘してくれる人間が現れるでしょう。早ければ小学1年生のときにも、指摘する人がいるはずです。
本来は親がそれをやるべきですが、子供の屁理屈を問題視しないモラルの低い親が増えており、家庭でしつけられることは減っています。
とにかく、「屁理屈が多い」「変な言い訳するなよ」などと立て続けに言われたなら、自覚して直す努力をしましょう。
人に指摘されなくても気づいたなら、直す努力をしましょう。
会話のたびに自分を観察するしかない。
では、屁理屈や正当化の癖はどうやれば治せるのでしょうか?
それは、簡単なことではないでしょう。
会話のたびに、いつも自分を観察するしかありません。自分が屁理屈や正当化を口走らないように、常に客観的に自分を見るしかないのです。
作業はシンプルですが、簡単なことではないでしょう。
だから60歳になっても屁理屈ばかりのおしゃべりおばさんなど多いのです。
何百回の転生を繰り返しても、克服できていない人も多いのです。
しかしそれは、スピリチュアルなセラピーで治せるものではなく、フラワーエッセンスやアロマテラピーで治せるものではありません。
そして、屁理屈や言い訳を口走る自分に罪悪感を抱かないと、直せはしないでしょう。
ディベートが達者ならよいわけじゃない!
屁理屈や正当化の多い人は、フリーランスのワークショップ講師や営業マン、起業家などに多いです。
現代の学校教育は、このような不誠実な人を無暗に増やすようなものになってしまっています・・・。
「ディベートが出来る大人になろう」と、ディベートを学校の授業に取り入れるところが増えました。
それは外向性を培ううえでとても良いことと言えます。
しかし、現代日本のディベートでは、「とにかく大声で意見を言えれば優秀」といった風潮があり、つまり屁理屈や正当化が多くてもそれがあまり指摘されていません。
そしてもっともらしく意見を言ったり、上手に文化祭の出店の営業の出来る子が、「優秀」と賞賛されてしまいます。
ディベートが出来ればよいというわけではないのです。
意見が軽薄では問題が多発してしまうばかりです。
あなたは、営業が上手で商売や営業インセンティブが繫盛しているかもしれませんが、その一方で、他の知人からは「言い訳の多い人だな」と煙たがられているかもしれません。
それは、あなた自身のためにも人のためにも、治したほうがよいものです。
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