- ・
【詳述】ペンジュラムとは?~ペンジュラムの販売者もペンジュラムのことがわかっていない~
ペンジュラムがくるくる回るって本当なの?いぶかしげている人も多いと思います。
皆が抱いているペンジュラムに関する疑問にすべて答えていきましょう。
ペンジュラムとは?2択のチャネリング。
ペンジュラム(ペンデュラム)とは、守護存在と意思疎通をするチャネリングの一種です。
一般的に、ティアドロップ型(なみだのような形。円すい型。)のおもりがついた20センチほどのチェーンを指先からつりさげ、そのおもりがどちら向きに回るかで守護存在の回答を得ます。つまり、二択で答えを得る手法です。
一般的に、右回りが「YES」で左回りが「NO」とされていますが、当人が設定すれば守護存在はそれに応じてくれます。しかし他人が見ている場合にややこしいので、特別な事情が無いかぎり、《右回りが「YES」で左回りが「NO」》で扱うのが良いでしょう。
ペンジュラムは実在する。本当に動く。が、一部の人だけ。
ペンジュラムが回るということを信じられない人も多いかもしれませんが、ペンジュラムというチャネリング手法は実際に存在します。
ただし、誰でも回るわけではありません。
霊視や霊聴など他のチャネリングと同様、サイキック能力が活性しているなど諸条件が揃っていないと回りません。なので、一般的な人々がなんとなしに試しても、おそらく回ることはないでしょう。あなたが霊視や霊聴などを可能としているなら、ペンジュラムも回る可能性はあります。
が、霊視や霊聴が使えても、ペンジュラムが回らない人もいますし、回らないときもあります。
ペンジュラムが回る仕組み。
「無意識が筋肉を微細に動かす」のではない。
ペンジュラムが回る仕組みについて、「無意識が筋肉を微細に動かす」といった説明をしているメディアが多いですが、それは誤りです。それが真実だと感じている人は、ペンジュラムが正式には回っていません。つりさげているだけでもなんとなく動いてしまうものなので、そのわずかな揺れを「ペンジュラムの反応」だと思い込んでいます。
ペンジュラムを販売している人の中にも、ペンジュラムを回すことのできない人は多いです。そもそもペンジュラムが回るだけの精神性があるなら、1000円もするペンジュラムを販売したりはしないでしょう。
ペンジュラムを販売するショップは多数ありますが、「無意識が筋肉を微細に動かす」といった説明をしているショップからは買わないほうが良いです。そのショップはペンジュラムのことをろくに理解していません。回せてもいないのに商売しています。
ペンジュラムを動かすのは天使?守護存在の想念。
ペンジュラムを回しているのは、筋肉ではなく当人の守護存在です。
一般的には守護天使が務めますが、ガイド霊やアセンテッドマスター、妖精などが肩代わりすることもあります。ペンジュラムを、ガイド霊が容認しない無関係な者(低級霊など)が回すことはありません。
守護天使が回しているといっても、答えを出しているのはガイド霊です。守護天使は仲介役です。
低級霊が関与しない、唯一安全なチャネリングツール。
霊視や霊聴の場合、知らぬ間に低級霊にそそのかされることがありますが、ペンジュラムの場合はその危険性はありません。守護存在との意思の疎通という点では、最も確実なツールと言えます。
回る人はグルグルと激しく回る。腱鞘炎になるほど。
ペンジュラムが回る人は、「明らかに、筋肉や風の微細な揺れじゃない」とわかります。それくらいハッキリと、グルグルと、ぶんぶんと回ります。
あなたが実行してみて、なんとなく動くとしても、「気のせいのような?」と感じるなら、それはただ風や筋肉の動きで微細に揺れているだけです。守護存在からの回答は得られていません。
基本的に、ペンジュラムを回す際は支点となる指先を固定しますが、しかし物の動く反動として、手首から先がやや動きます。というか、指先または手首の力をやや抜き気味にすると、ペンジュラムが円滑に動きやすくなります。これは、他人から見ると、指の力で回しているように見えなくもありませんが、回している当人は「反動を許す」のと「回している」のとの違いがわかるでしょう。
基本的に、ペンジュラムが回ることを他人に自慢したり証明して見せたりすることはナンセンスです。他人から見て確信を得ることはできないからです。
ペンジュラムで他人の悩みに答えないほうが良い。
時々、ペンジュラムで他人の悩みに答えるセッションをしている人を見かけますが、それはあまりやらないほうが良いです。チャネリングの中でもペンジュラムは特殊な性質を持つもので、チャネラーには向きません。
ペンジュラムの特殊性については、ページの最後で後述します。
販売されているペンジュラム器具。価格と特徴。
販売されているペンジュラムは、軒並みパワーストーンのおもりがついています。そのぶん値段も高くなり、1,000円を超えることは普通です。
必ずしも水晶が付いている必要はない。
しかし、実はペンジュラムで情報を得るにあたって、水晶のおもりは必要ありません。おもりがパワーストーンである必要はないのです。
ラピスラズリなどのパワーストーンがサイキック能力を高める作用を持つのは間違いではありませんが、しかしペンジュラムはそのような力で増強しなくても円滑に回ります。
ペンジュラムを売る人々は、商品の単価をなるべく上げたいがために、水晶を用いたり特別な形状の石を用いたりするのです。
少なくとも、あなたがペンジュラムを回せるかわからないうちは、まだペンジュラムを買うべきではありませんし、ましてや1,000円を超えるような高級品を買う必要はありません。
イヤホンなどでも充分回る。100円も要しない。
たとえばイヤホンの耳側の部分など、ペンジュラムと同じような形状をしている身近なものをぶら下げて、回るかどうか確認すれば良いです。
回るとわかったあとも、別にペンジュラムを買う必要もありません。そのままイヤホンを回してもよいですし、似たような形状の身近なものを回したり、手芸で手作りしてもよいでしょう。5円玉にヒモをつけたものでもかまいません。とにかく、ペンジュラムの道具を得るのに100円も要しないのです。
外出先で回すにあたっても、仰々しいペンジュラムを回していると目立ち、奇異の目で見られるので、イヤホンや目立たないものを用いていたほうが実用的と言えるでしょう。
ペンジュラムの使い方。
2択でも、頭を使えば何でも知ることが可能。
ペンジュラムの回答は、二択しかありません。すると、聞ける内容は著しく少ないように感じますが、使い方次第でおよそなんでも知ることはできます。
たとえば、お世話になっている会社の上司にサプライズで誕生日プレゼントをあげたいときに、ペンジュラムに誕生日がいつかを尋ねることは可能です。
「〇〇部長の誕生日は1~6月ですか?」「NO」
「7~12月ですか?」「YES」
「7~9月ですか?」「YES]
「7月ですか?」「NO」
「8月ですか?」「YES」
「8月の1日~15日の間ですか?」「YES」
「1~7日の間ですか?」「YES]
「1~4日の間ですか?」「NO」
「5日ですか?」「YES」
といった具合に、絞り込みの手法を使えば3種類以上の選択肢を持つ回答も得られます。
あなたの適職を知ることもできますし、使命を知ることもできます。
ペンジュラムはある意味危険!自己成長と奉仕のことしか示唆しない。
しかし、ペンジュラムを扱うなら、注意が必要です。
ペンジュラムは基本的に、質問者にとって自己成長につながるか、または奉仕になるような事柄しか示唆しないからです。
たとえば、「私は今、どこの会社で働くべき?」といった問いかけをするなら、ラクな職場でも待遇の良い職場でもなく、今のあなたにとって最も学びが得られる職場を示唆されるでしょう。もちろんそれに応じないということは可能なのですが、そうしてペンジュラムの回答を無視し続けるなら、つまりはペンジュラムを回す意味は無いのです。
「チャネリングは私を守ってくれる」と考えている人にとって、ペンジュラムは非常に危険です。命を落とす可能性すらあるので、本当に危険です。
ペンジュラムは本来、アセンション達成者向けのツール。
ペンジュラムは基本的に、アセンションを達成した人向けのツールです。どのような内容の示唆にも応じられる覚悟(他人のために命を落とす覚悟すら)と多才さを持ちあわせている人でないと、ペンジュラムとはまともに付き合っていけません。それほどに容赦なく、無理難題を要請してきます。
ペンジュラムは中途半端に使うと混乱してしまう。
もう1つ注意点があります。
ペンジュラムが回るなら(あなたの守護存在が回答するなら)、アセンションのレベルに達していなくても回しても良いのですが、しかし中途半端に使うと意味がないどころか、混乱を招くでしょう。
たとえばあなたが、次の海外旅行でどこに行くべきかをペンジュラムに尋ねたとします。そこでペンジュラムが「モロッコ」と答えたとしましょう。次にあなたは、パックツアーで行くか個人手配で行くかを尋ねたとします。そこでペンジュラムが「個人手配」と答えたとします。しかし海外旅行に不慣れなあなたは、個人手配では不安なのでその示唆を無視するとします。そうしてモロッコに行ってみると、酷いアクシデントに見舞われてしまいました。
なぜそのようなことになるのでしょう?ペンジュラムは(守護存在は)、個人手配で行くことを前提にモロッコを推奨したのです。個人手配で行くことに同意し、さらには泊まる宿や飛行機の座席などもペンジュラムの示すとおりにしていたなら、何か有意義な出会いや出来事に遭遇できたかもしれないのです。
このように、ペンジュラムは常に、あなたがすべての示唆に応じてくれるであろうことを前提に指示を出すので、内容によって応じたり無視したりといった適当な対応をするなら、何の計画も遂行できなくなり、現実の結果は支離滅裂なものになってしまうのです。
ですから基本的に、アセンションレベルに達しているか、奉仕に身をなげうつ覚悟が出来てでもいないかぎり、ペンジュラムを活用することは推奨しません。
他のチャネリングを使いましょう。