2020年満月カレンダー
1月 1月11日(土)4:22
2月 2月9日(水)16:34
3月 3月10日(火)2:48
4月 4月8日(水)11:36
5月 5月7日(木)19:46
6月 6月6日(土)4:13
7月 7月5日(日)13:45
8月 8月4日(火)0:59
9月 9月2日(水)14:23
10月 10月2日(金)6:06
10月31日(土)23:50
11月 11月30日(月)18:30
12月 12月30日(水)12:29
満月とは、月齢が満ちてキレイな真円に見える月のことをいいますが、スピリチュアリズムにおいては、特別な力を持つものと説明されます。
満月はたしかに、特殊な力を持ちますが、しかし皆さんが思っているほど有能なものではないかもしれません。
つまり、巷で説明されている満月の効能については、でたらめなものが多いのでご注意ください。
満月には「不思議なパワー」がある。が「幸運」というわけではない。
満月には不思議なパワーがあると語る人は多いです。そのため、満月の日にワークショップを開いたり特別なイベントをやると良いとよく書かれていますが、それは控えたほうが良いです。
満月はたしかに人体に影響を及ぼす不思議な側面がありますが、その効果というのは「幸運」とは違います。満月は、満ち潮を引きおこすのと同じ原理で血液を膨張させる作用があります。これによって、満月の日に興奮度が高まってしまう人は多いです。
満月の日にレイプや犯罪が多いというのは、研究者による統計結果が出ているものです。聞いたことのある人も多いでしょう。狼男の逸話もそのような事象からきていますが、つまり満月の日というのは、犯罪が起きやすいのです。
あなたが満月の日にワークショップを開いても、運気がアップするどころか、トラブルが起きやすくなってしまいます。
満月の日にイベントなどしても、アクシデントが起きやすい・・・。
酔っぱらった人がスピリチュリストたちのワークショップの現場に押しかけてくることはまずないでしょうが、主催者や参加者のお子さん(赤ちゃん)が妙になきわめいて会や外出を阻害する、などというのは非常によくある話です。
満月は生理が起きやすく、主催者や参加者が生理にぶつかってイベントの参加が大変になったり、イライラと不機嫌になって周りを困らせたり、というのもよく起きることでしょう。
満月はある意味特別な日ですが、しかし外出に向いた日ではまったくなく、家で休息をするほうが向いています。
「満月の願い事」は残念ながらデタラメ。
「満月の日に願い事をすると叶いやすくなる」と書いている人は多いですが、それはまったくもって誤りです。でたらめです。
ちなみに、新月の日のアファメーション(お願い事)が叶いやすいというのも誤りです。
もちろん、ボイドタイムにアファメーションしてしまったから願いが叶いづらくなる、ということもありません。
満月や新月の日に願いごとをアファメーションしたところで、何の神秘的作用も働きません。
願望成就に夢中な人は、「満月の願い事はでたらめだよ」と言われても、目を反らしたくなってしまうでしょうか。実際にこのページを閉じようとした人もいることでしょう。
しかし、冷静になってください。深呼吸をしてください。
満月の日に願いごとをして、あなたの望みは叶いましたか?
あなたのスピリチュアルなお友達は、満月の日にお願いごとをすることで、海外旅行に行けたり沖縄に引っ越したりしましたか?お金持ちになりましたか?
叶っていないのです。
「〇〇をすれば願いが叶う」という話に飛びつきたくなる気持ちはわかります。私もそういう話を真に受けて一生懸命だった時期がありますし、昔から人々は、宗教の願掛けに夢中でした。
しかし、誰かが「叶う」と自信たっぷりに断言したところで、もっともらしくヴォイドタイムだのテクニックを書き連ねたところで、叶ってはいないのです。
もし、ここまで冷静に説明しても叶わないことを認めたくないなら、
「タダで世界一周ができますように。」
「芸能人の〇〇くんと付き合えますように。」
「タダで沖縄移住が叶いますように。」
「努力無しで5kgダイエット成功しますように。」
と大きな声でお願いをしてみてください。紙に書いて部屋に貼っておきましょう。
1カ月経って、あなたの周りを見渡してみてください。叶いましたか?
これで、こうした話がでたらめであることが理解できるでしょう。
「〇〇をすれば願いが叶う」という話はどれもでたらめです。新月の願い事も、引き寄せの法則も、神社やパワースポットの恋愛成就祈願も同様です。
「満月のお願い事」に夢中な人は、SNSの友人などにもやはり夢中な人が多いことでしょう。彼らにも教えてあげてください。
また、「満月のお願い事はこうすれば叶う!」などと誘惑的なことばかり書いているスピリチュアリストからは距離をおきましょう。その人は他にも色々と嘘を書いているでしょうし、効果のない開運グッズやヒーリングなどを売っていることでしょう。
「満月の願い事」はサギに用いられやすい。
満月・新月の願掛けというのを何度か繰り返せば、事実としてそれが誤りであることには気づけるはずですが、延々とそれを主張し続ける人が多くいます。彼らは、神頼みを好む人たちを対象に商売や名声集めがしたいのです。正しいからそれを発信しているわけではありません。
神頼み・願掛け・願望成就・「〇〇運アップ」といったものに夢中になる人は、お金払いが良いのです。効きもしないパワーストーンやヒーリング、セラピーなどにお金を払ってしまう傾向にあります。それを知っているから、彼らはカモな客層を釣るために、「満月の願い事の本当のコツ!」などと書き続けるのです。
もちろん、満月や新月の日に祈祷なるものをしても、願いが叶いやすくなったりはしません。満月の祈祷・新月の祈祷といったものを発信する人は、ただ商売がしたいだけなのです。
満月・新月の願掛けを真に受ける人は、他の効果のないスピリチュアルグッズやヒーリング、ワークショップなどにもだまされてしまう傾向にあります。気を付けてください。
「願い事を宣言する」という行為自体は無意味とも言えない。
ちなみに、「願い事を宣言する」という行為自体は無意味とも言えません。
願い事を口に出し、友人知人に知ってもらうことで、協力者が増え、叶いやすくなります。
紙に書いて貼っておくことも手帳に書いておくことも、無意味とは言えません。それを見るたびに願ったことを思い出すので、努力のためのモチベーションを保ちやすくなります。
とはいえ、願い事を宣言したり紙に書いたりすることで、神秘的な力が働くわけではないのです。また、「願いごと手帳」のようなものを使えば一層叶いやすくなるわけではありません。100円ショップの手帳でも効果は同じです。1枚0.5円のコピー用紙でも効果は同じです。
願いごとを口にすることは大事ですが、そこにスピリチュアルな神秘は働きません。
スーパームーンやブルーム―ンの日は願い事が叶いやすくなる?
スーパームーンの日に願いごとが叶いやすくなる、ブルームーンの日に願いごとが叶いやすくなる、といった説もでたらめです。
スーパームーンに関しては、月からのエネルギー作用が大きくなるということは言えます。つまり、興奮する人が増え、犯罪が起きやすくなるということであって、イベントやワークショップの開催に向いた日という意味ではありません。
また、スーパームーンの日は生理や出産を誘発する作用も大きくなります。
ブルームーンにいたっては、1カ月の間に2回満月がめぐってくるというだけで、何の特殊性もありません。暦というのは人間が勝手に決めたサイクルにすぎず、このサイクルの1枠の中に満月が2回来たところで、そこに特別な意味やパワーがこめられたりはしないのです。冷静に論理的に考えれば、誰にでもわかります。
「スーパームーンにはすごいパワーがある!」「ブルーム―ンにはすごいパワーがある!」などと書いている人は、つまりものすごい無知なのです。または人をだまそうとする悪意の強い人です。注目を集めたい、閲覧者数を稼ぎたいだけなのですね。
ストロベリームーンは恋を叶えてくれる?
さらに、ストロベリームーンなる名前を持った満月もあります。アメリカ圏において、6月の満月が赤みを帯びることから、同時期に収穫が盛んになるイチゴにちなんでストロベリームーンと呼ばれます。
ストロベリームーンを好きな人と一緒に見れば、その人と結婚できるなどという噂がありますが、もちろんこれもでたらめです。月が少し赤みがかったところで、それによって彼があなたと結婚しようと感じるようになったりはしません。
満月に浄化やパワーチャージの効果があるのは本当。
満月の光にパワーストーンやクリスタルをさらすと浄化・パワーチャージが出来るというのは、本当です。
とはいえ、満月の日に特別な力が加わるというわけではなく、別に満月以外の月光にも浄化やパワーチャージの作用はあります。満月の日が最も強いというだけのことです。
満月の前後2日間くらいは、浄化の効果もパワーチャージの効果も満月の人とそう大差ありません。満月だからといって別格の何かがあるわけではなく、ただ最高潮になるだけです。
満月でパワーストーン/クリスタルを浄化/パワーチャージする方法。
満月でパワーストーン/クリスタルを浄化/パワーチャージする方法は、いとも簡単です。
3時間くらいも満月の光に当てていれば、パワーストーン・クリスタルの浄化やパワーチャージは完了します。曇りの日でも大丈夫です。雨が降っていても浄化・パワーチャージの効果は届いてはいますが、濡れてしまうので置き場所の工夫が要りますね。
オーラソーマのボトルも満月の光で浄化できますが、曇った色を戻すことはできません。
なお、人間は、満月の光を浴びても浄化・パワーチャージはできません。
「満月の光でオーラを強める方法」などと書いている人がいますが、満月を浴びるだけでオーラが強くなったりはしません。
満月の光には少なからずの興奮作用があるので、月明りの下での座禅瞑想やヒーリングは向いていません。ご注意を。
満月や新月の周期を意識することには意義がある。
カレンダーを見ながら満月の日時を気にすることは、意味があります。
特に浄化の進んでいる繊細なスピリチュアリストは、満月の日の2~3日前くらいから頭痛や倦怠感を感じるでしょう。これは頭痛薬で軽減できませんし、プロテクト効果のあるパワーストーンなど身に着けても軽減できないので、満月の前2~3日をあらかじめ休息日としてスケジューリングしておくと、影響の強い人は楽になるはずです。
これはちなみに、新月の2~3日前や、夏至、冬至、春分の日、秋分の日、日食、月食の日の前なども同じことが言えます。太陽フレアの爆発するときもそうです。
浄化が進んでいないなら、いくらスピリチュアリストでもレイキヒーラーでもあまり苦痛は感じないでしょう。
また、満月や新月の周期を意識するようになると、生理の周期が安定してきます。多くの人は、その満月や新月の前後に生理がくるようになります。この月経周期が作れると、旅行など、いろいろとスケジュールが立てやすくなるでしょう。
「周期を意識する」というのは、スケジュール帳に満月や新月の日を書き込んでおくと良いです。
満月の日に出産が多いのは事実。
満月の日に出産が多いというのも事実です。
これも、潮の満ち引きの作用と同じで、押し出す力が強くなることから出産を促す力が働きます。
満月の日に合わせて胎児の出産準備が進むというよりは、満月の前後に生まれるはずだった胎児が満月の作用により満月の日に生まれる、というニュアンスです。
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