スピリチュアルというよりは道徳でしょうが、日本では古来から、「謙虚であることが美徳」といった価値観があります。
大人から子へこうしたことをしつけていきますし、自己啓発本などでもこう教えていたりします。
この考え方は、本当に正しいと言えるのでしょうか?
アセンションを目的と考えるなら、正しいと言える。
「謙虚であるべき」という考えは、あなたがアセンションを目指しているならば、正しいことだと言えます。アセンションだけでなく、オレンジやブルー、ロイヤルブルーなどで80点を超えたいならば、謙虚であることは確かに必須です。
しかし、今の世の中において、アセンションを目指す必要はないですし、オレンジやブルー、ロイヤルブルーを80点にまで高める必要はないです。
必要がないばかりか、80点にも達してしまうとむしろ生きづらくなるため、「目指さないほうがよい!」とすら言えます。
よほど浮世離れして、もう快楽も友情遊びも興味が無い、というような人でないかぎり、80点の領域は目指さないほうがよいです。70点でも充分に素晴らしいです。
自己実現のためには、適度な自己アピールはしたほうがよい。
恋愛を充実させたい、仕事を充実させたい、日々の交流を充実させたい・・・といった自己実現のためには、謙虚すぎることは良くないです。
自分の長所や実績、趣味、価値観などについて、適度に自己アピールをしたほうがよいです。
謙虚でいて、天使が計らってくれるわけではない・・・
「誠実な人は報われる」といった教えが仏教やおとぎ話、各種のスピリチュアリズムでありますが、謙虚でいることで天使たちが代わりにあなたの実績をアピールしたり、アピールしなくても台頭できるように魔法をかけてくれたりはしません。
守護天使たちは多少、そのような努力をしようとはしますが、実情としてはほとんど、成果が出ていません。
おとぎ話のようにはいきませんし、ドラマやマンガのようにはいかないのです。
誰かがこっそり見ていてくれた、といったことにはならないのです。
あなたが夜中まで残業をして会社の窮地を助け、さらにトイレ掃除までして帰ったとしても、誰もそれに気づいてはくれないのです。昇給もボーナスもしてはくれません。褒め言葉すらないでしょう。
仕事では、自分の実績や実力をはっきりアピールしましょう。昇進の希望があるなら伝えましょう。
仕事では、自分のがんばりをことさらアピールしない人も多いのではないでしょうか?
それでお給料や待遇が低くて不満を溜めているなら、「察してよ」「わかってよ」ではなく、自分の実績をはっきりアピールしましょう。
「昨日、残業してこれだけの作業を片付けておきました」「私は前の会社ではアルバイトリーダーをしていたことがあるので、職場に慣れればすぐにリーダー業務もこなせると思います」といった具合です。
「私の仕事効率は、他社では年収500万円クラスです。昇給を検討していただけないでしょうか?」といった具合です。
こうしたことをアピールしないと、会社や上司はわかってくれないのです。または、わかっていても報いてくれないのです。
昇給や昇進を勝ち取る人というのは、実績の大きな人というよりは、「実績のアピールが上手い人」であったりします。近年は特に、こうした傾向があります。
あまりアピールしすぎると疎まれてしまうでしょうが、多少はアピールをしたほうがよいです。
恋愛では、容姿の良さをしっかりアピールしましょう。
恋愛面では、特に容姿が正否の大きなかぎを握ります。
ある程度容姿に自信があるなら、それを積極的にアピールしましょう。
あなたの可愛い容姿を知られているかどうかで、男性たちの反応は非常に大きく変わるでしょう。SNS等では、適宜自分の顔写真を披露するとよいです。
自分の容姿にある程度自信があっても、それを不特定多数の人々に見せることが嫌な女性もいるでしょうか。それは自己防衛の手段として間違っていません。
その場合、特定のフレンドさんだけが見える設定で顔写真をアップしたり、意中の人にだけあなたの顔写真を送信するなどするとよいです。
顔写真を見せるのが露骨だと感じるなら、「このあいだ旅行したときの写真です!」などと、容姿ではないものを見せる口実で、あなたの顔の写った写真を見せると良いでしょう。
以前よりも可愛くなったと感じられるときや、成人式でおめかししたときなど、再び顔写真を見せてアピールすると良いです。
女性は特に、これくらいの茶目っ気があったほうが良いです。それは可愛らしいもので、男性にも女性にも喜ばれます。好感を持たれます。
「オールドソウル」は気を付けて!
「オールドソウル」などの極めて精神性の高い人は、報われる、報われないなどということすら気にせずに、謙虚であり続けようとするところがあります。霊的真理がどうであれ、社会のモラルがどうであれ、謙虚でいたいと感じていたりするでしょう。
自分の成果をアピールするようなことをひどく嫌ったりするでしょうし、「がんばったので報酬をください」と進言することを嫌うでしょう。
それではあなたは枯渇してしまいかねません!
昇進できないどころか、食べていくことにすら困ってしまう危険があります!
親や恋人、友人などが無条件で守ってくれるようなことは少ないはずで、あなたは自分の寝食くらいはしがみついてでも確保する必要がありそうです。そのためには、「昨夜残業したので、残業代をください」といったことを伝える必要があるでしょう。
また、あなたは様々なことを体験して様々な気づきを得たいと願っているのではないでしょうか?
その範囲は日常生活を大きく超え、芸能界を垣間見たり、異国の暮らしを垣間見たり、独立自営を体験してみたり、といった特殊なことにも及ぶでしょう。
そうした特殊な人生体験をするためにも、「僕は何々がしたい」といったことをはっきりと公言する必要がありそうです。
「ここ3か月、人の2倍の仕事をこなしてきました。だから1か月の休みをください」と。
あなたが、「1か月休みをください」とだけ言っても、周りは応じてくれない可能性が高いのです。あなたがその埋め合わせのために人一倍がんばってきたことを、周りは気づいていない可能性があるのです。あなたが2倍の仕事をしていても、課長は社長に報告してくれていない可能性があるのです。それが現代社会の実情なのです。
多少は自己アピールが必要なのだと、割り切ってください。
謙虚すぎると行き詰ってしまうことがあるのです。
精神性の高い人と友人になりたいなら、あなたの精神性の高さをアピールしましょう。
精神性の高そうな人を見つけて友人になりたい、親しくなりたいと感じたときにも、あなたがそれに見合う人間であることをアピールしましょう。
「たくさんの国を見てきた」とか「自給自足に興味がある」とか、「趣味は瞑想です」といった具合に。
ただ「お友達になってください」とだけ伝えると、相手にしてもらえないことがありそうです。
たとえばFacebookで、自分のプロフィールをまったく書いていない状態で、人にフレンド申請をする人がいます。それは良くないです。
あいさつメールを丁寧に書いたとしても、相手はあなたのことがまったくわからず、興味を抱けないどころか不審に感じたりもするのです。
趣味が何であるか、特技が何であるか、プロフィールページにざっと書きましょう。
絵が得意ならイラスト画像を載せましょう。
フレンドリーな人柄であることを、絵文字やユーモアで表現しましょう。
昔バレエをやっていならそれを書きましょう。
相手と共通する趣味があるなら、それを書いてアピールしましょう。
謙虚な性格は、良いことです。
それはとても素晴らしいことです。
しかし、社会適応や自己実現のためには、多少の自己アピールはあったほうが良さそうです。
あなたの魅力を誇張しろということではなく、あなたの魅力や成果を適切に伝えましょう。要望を伝えましょう。
誠実な人が報われないのは、かわいそうです。
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