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れな

「心を開ける」とはどういう状態を指すの?

「心を開ける親友がほしい」「心を開ける人と恋愛したい」そう願っている人は多いでしょう。

しかし、実際に心開ける友や恋愛パートナーを持っている人は少ないようです。なぜ叶わないのでしょうか?



「趣味の会話が出来る」だけでは不充分!

新しい学校に入ったとき、「ジャニーズが好き」「アニメが好き」など趣味の共通する子を探して友達になろうとするでしょう。

しかし、若い女性の多くは孤独を抱えています。


婚活アプリを開くとき、「洋楽が好き」「登山が好き」など趣味の共通する人を探して交際しようとするでしょう。

しかし既婚女性の多くは恋愛(結婚)にむなしさを感じ、不倫に気移りしています。


つまり、「趣味の会話が出来る」だけでは、「心を開ける相手とは言えない」のです。

趣味の会話が出来ることは、「充分な暇つぶしができる」にすぎず、またはある程度の価値観の類似の手がかりになるだけなのです。それは大切なことではありますが、多くの人はそれだけでは物足りなさを感じるでしょう。

婚活アプリで、年収ではなく趣味でソートをかけて相手を選ぶのは良いことと言えますが、それだけでは満足のできる恋愛にはなりそうにありません。

(いえ、婚活アプリなど使わないほうがよいです!恋活アプリも使わないほうがよいです!)



「性」と「聖」の両方を語れることが重要。

「心を開ける」とは、簡潔に言えば、「性」と「聖」の両方を語れる相手であることが重要です。

自分の中のえっちなこと(俗っぽいこと)をさらけ出すことが出来、かつ、「奉仕的なことがしたい」といった高貴な自分も見せられる、そんな両極性のある相手が必要なのです。


多くの女性にとって、性欲や性的な趣向など、えっちな自分をさらけ出すときに大きな解放感を感じます。元来は、彼氏がこれに該当しました。セックスを交わせば自分の性欲も話せたのです。しかし現代では、愛のない恋愛がはびこっており、セックスは交わしていても自分の性的な本音をさらけ出せていない女性ばかりです。だから彼氏に物足りなさを感じ、気移りします。

出会い系サイトのようなものに登録し、変態チックな性欲を話したり実行したりする女性はいるでしょう。しかしそのような場所にいる男性は快楽的なだけで精神性がなく、高貴な会話はできませんし、安心して心を開くこともできません。また、快感の激しいセックスは出来ても「幸せなセックス」にはならないでしょう。


人は、特に精神性が高くなると、「奉仕をしたい」「清らかな自分になりたい」といった高貴な欲求が芽生えます。そのようなことについて雄弁に語りたいと願うようになります。

しかし、女子会で騒ぐ友人にそんな話をしても、「何わけわかんないこと言ってんのー」と一笑され、会話になりません。

高貴な思いは、意外と話せる相手がいないのです。

かといって、日曜教会を尋ねていって信仰の話など出来たとしても、その仲間たちにえっちなことや俗っぽい話はできないでしょう。


えっちなことと高貴なこと、その両方を受け止めて語ってくれる人というのはとても少ないものです。そのような人を見つけて確保しないと、人はなかなか「心開ける人が出来たわ♪」と充足感に浸ることができないのです。



厳密に言えば「性」と「聖」だけでは足りない。

厳密に言えば、「性」と「聖」が語れるだけでは物足りないでしょう。その2つを行き来できるような視野の広い人であることは必須で、かつ、「趣味や感性があなたと似ている」必要がありそうです。

「旅行好きな点が共通する」「芸術好きな点が共通する」「ユーモラスな感性が共通する」「穏やかなテンションが共通する」「スピリチュアルに興味がある」といったことです。

趣味・感性のすべてが合致する必要は無いのですが、2~3は共通点がないと「心開ける人!」とは感じられないでしょう。

特にスピリチュアルが好きな女性にとって、スピリチュアルな会話を濃く交わせるような相手でないと、「心開ける」とは感じられないでしょう。


なお、男性に対して、「ジャニーズ好き」「腐女子アニメ好き」といった趣味で共通することはあきらめてください。それは男性には無理があります。

それ以外の趣味や感性で語るとよいです。



セックスで大きな満足感が得られるのも、「心開ける人」です。

セックスで大きな充実感を得たいなら、その相手としてふさわしい男性は、あなたにとって「心開ける人」です。

激しい快感を体験したいだけなら、アダルトビデオの出演依頼にでも応募すれば、叶うでしょう。それはそれで快感を感じるかもしれませんが、「充足感」「幸福感」は得られないでしょう。

セックスは、女性にとっては特に、「優しく包み込んでもらった」といった包容力が重要で、その相手とは、充分に心を開けて信頼できる男性である必要があります。


「心開ける男性」に対して、「この人は恋愛相手じゃなくて話し相手にしておきたい」と考える女性が多いようです。体が飽きられたときに、親交さえもが途切れてしまうのが怖いのですね。

しかし、その考え方は正しくないです。

あなたにとって、最も信頼できる男性が、セックスの相手としても適しています。まず間違いなく、優しく思いやり深いセックスをしてくれるでしょう。

そして、そのような男性は、たとえあなたの体に飽きが来ても、あなたを見捨てたりはしないでしょう。友人として付き合い続けてくれるはずです。

あなたに依存や攻撃性、だらしなさなどがある場合は、男性は距離を置きたがるでしょうけれど。



「心を開く」とは「うじうじと泣きつく」ことではない。

「心開ける人がほしい」と言って、うじうじと泣く自分を毎晩のように包み込んでくれる友・彼を求める人がいます。

しかし、「心を開く」とは「うじうじと泣きつく」ことではありません。

それはただ甘えているだけです。


自分の悲しみや弱さを話せる男性など見つけたとき、とても喜ぶでしょう。しかし、しばらく経つとその彼が冷たくなってきて、離れてしまい、「冷たくするなら近寄らないで!」「裏切られたわ!」「本性は嫌な人だったのね!」と彼を責めたりしていませんか?

しかし、それはあなたが横暴というものです。

誰かにうじうじと泣きつかれ、それが何日も繰り返されるなら、人は非常に疲弊するものです。ストレスが募り、体調を崩し、辛い気持ちになります。あなたから離れたくなるのは自然なことなのです。

それは、お金をもらって話を聞く心理カウンセラーや教師ですら、辛いのです。


女性の友人たちが1週間と持たないとき、男性に頼ると、彼は10日以上もあなたのうじうじを聞いてくれるかもしれません。真夜中の電話にも付き合ってくれるかもしれません。そこであなたは、「この人は他とは違う!」と感動するかもしれませんが、それは早とちりでしょう。彼は、あなたとセックスがしたいだけなのです。あなたと2~3回セックスを交わしたなら、やがて冷たくなってくるでしょう。

男性の週刊誌などでは、「落ち込んでいる女性はねらい目」などとセオリーを論じるのです。そのような女性ばかり行き来する卑しい男性がいるのです。

あなたは、なおさら深い傷を負うでしょう。

それは男性も性悪ですが、「うじうじを包んでもらいたい」と依存する女性の側もまた、悪いのです。


悲観的すぎるうちは、「心を開ける友だち」「心を開ける彼氏」は出来ないでしょう。

自分自身で立ち直り、元気になってから「心開ける人」を探しましょう。



現代、「心開ける相手」を持つ人は非常に非常に少ないです。

こうしたことを、誰もわかっていないからです。

心理学系の本すらも、このような多角的な意見を書いてはいないでしょう。


趣味が合うだけでは不充分なのです。


そして、「心開ける人」を見つけられたなら、くれぐれも大切にしましょう。

一生に一人しか、出会えないかもしれませんから。

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