日本人女性の大多数は「男性に尽くされたい」と考えています。貢がれたいのです。
しかし私のコラムの熱心な読者さんの中には、自ら愛しい男性に「尽くしたい」と献身的な思いにあふれている人もいるでしょう。
「尽くしたい!」と感じるなら、素直になって。
「尽くしたい」という思いは、とても素晴らしいものです。それが恋愛的下心に基づくものであっても、それでも素晴らしいものです。周囲の女性たちは真逆の考えなのですから!
好意ある男性に尽くしたいと考える女性は、心優しいために、「彼の迷惑になっては嫌だ」と考えているのではないでしょうか?「彼に会いたいけれど、迷惑になりたくない」と。
その思いやりもまた、素晴らしいことです。
しかし、あなたが優しすぎると、あなたの恋愛が成立しなくなってしまいます。それは気の毒というものです。
尽くしたいと感じるほどにある男性が好きなら、素直になりましょう。素直に、あなたの好意を伝え、会う機会を作ってもらいましょう。
女性の場合、恋愛的下心があってもよいです。
「尽くしたい」という思いがあると同時に、でもそれが彼との交流を期待する、いわゆる「下心」の感情が入り混じったものであると気づいたとき、自分に嫌気がさしたり交流をためらったりするかもしれません。
しかし女性の場合、「尽くしたい」と思ったときにそこに恋愛的下心が混在していても良いです。
女性の下心は、男性を不愉快にすることはないからです。あなたがキスをするとき、その彼もうれしいのです。あなたがセックスをするとき、その彼もうれしいのです。ひょっとするとあなた以上に幸せな気持ちになります。
男性の恋愛的欲求は多くの場合、女性を不愉快にさせますが、女性の恋愛的欲求はほとんどの場合、男性をうれしい気持ちにさせます。男性を幸せにします。
迷惑にならない関わり方を、彼に尋ねればよいのです。
もちろん、あなたがわがままをぶつけるなら、彼に迷惑になってしまいます。「セックスしようよ、今すぐ会いに来て!」などとあなたが言うなら、彼はうれしい反面、やはり迷惑をこうむります。
それは極端ですからあなたもわかるでしょうが、もっと控えめな交流でも、彼にとって迷惑になってしまうこともあります。だから悩むのでしょう。
であれば、彼に尋ねればよいのです。「あなたを何か手助けしたいと思っている。どんな関わり方だったら迷惑にならないかな?あなたの役に立てるかな?」と。
すると彼は、彼にとって負担にならない関わり方を、何かあなたに提示してくれるでしょう。それをすればよいのです。
彼の提案した答えは、あなたが期待していたほと親密な交流のあるものではないかもしれません。だからと言って、そこで機嫌を損ねて心を閉ざすのは、間違っています。あなたの思いは、元は「尽くしたい」であったはずです。
「お手伝いしたい」だけでは好意は伝わらない!
あなたは、「お手伝いしたい」と彼に告げたことで、自分の好意が彼に伝わったと思い込んでいるかもしれません。しかし、おそらくそれは叶っていないでしょう。
男性は、女性から「お手伝いしたい」と言われても、それが恋愛的好意だとは捉えないでしょう。単純に、手伝いたいと言ってくれただけだと思っています。
あなたの恋愛的好意は、まだ彼には伝わっていないのです。
手伝いたいだけでなく、恋愛的好意もあるなら、「恋愛的好意がある」ということも明確に伝える必要があります。そうでないともどかしい平行性が続いてしまいます・・・。
恋愛的好意があって、彼を見つめていれば満足なのでしょうか?それとも手つなぎやセックスがしたいのでしょうか?あなたの意思を伝えないと、彼はあなたの感情はわかりません。
とても恥ずかしい、ドキドキすることかとは思いますが、その核心を伝えないと、あなたの恋は進展してないのです。勇気を出しましょう!
自己主張することも大事。聞き分けが良いことも大事。
彼と親密になりたいなら、あなたのほうから適度に自己主張することは大切です。
一度何かの提案を断られたとしても、めげずに次の提案をしましょう。
たとえば、「あなたの営業回りに私も同行したいです」と進言しても、「それは会社の人たちに怪しまれるから無理だよ」と断れるかもしれません。そうしたら、そこであきらめて心を閉ざすのではなく、「では、プレゼン用資料の作成をお手伝いしてもいいですか?」などと他の案を提案してみるとよいです。
女性は、男性に関係を引っ張られるのをただ待ち続ける人が多いです。しかしそれでは関係は進展しないでしょう。そうではなく、あなたのほうからも男性に自己主張をすべきです。自己主張というのは、彼に色々文句を言うのではなく、「あなたとこうしたい」と自分の希望を伝えるのです。
自己主張は大切ですが、自己主張ばかりではだめです。聞き分けのよい人間でありましょう。
あなたが提案したことに対して、「それは無理だよ」と言われたら、屁理屈をこねてそれを通すのではなく、素直にあきらめましょう。「面倒くさいことを言ってごめんなさいね」と添えましょう。
しかし、「あなたの営業回りに同行したい」などちょっと大胆な進言もまた、大切なことです。
1度だけセックスするのは簡単。毎週セックスするのは難しい。
あなたは彼と、肉体的な交わりも望んでいるのではないでしょうか?
女性がセックスしたいと願うとき、それは意外なほど簡単に叶います。女性からセックスを誘われて嫌がる男性などおらず、断られることなどまずないからです。
あなたは、自分のルックスを70点以上はあると感じますか?であれば、あなたはおよそどんな男性とでもセックスが出来るでしょう。男性はストライクゾーンが広いもので、そこそこのルックスを持つ女性とは誰とでも、セックスしてみたいと感じています。
どんな方法でもよいので、「セックスがしたい」というあなたの思いを彼に伝えましょう。彼は喜んで、あなたを抱いてくれるでしょう。
しかし、毎週のようにセックスを重ねるのは難しいかもしれません。
あなたのために毎週時間を作り、毎週ラブホテル代を工面し、毎週外食代をおごるのは、男性にとって大きな負担です。恋人と認めた女性に対してすらそれも大変なことですから、「友達以上恋人未満」のあなたのためにたくさんの時間やお金を割くのは、大変なことなのです。
一度だけでもその願望が叶うなら、天にも昇るような幸せな気持ちになれるのではないでしょうか?
渇望が満たされると、ガツガツしなくなるでしょう。
多くの人は、渇望していたことが満たされると、ガツガツしなくなります。
彼との距離が近づいたのにセックスが出来ないでいるうちは、もどかしいものです。やたらとメールをしてしまったり、会いたい会いたいとせがんだりして、彼を困らせてしまったりもするでしょう。しかし、彼とのセックスにこぎつけ、至福を感じたなら、もう満足感でいっぱいなので、彼にしつこくメールをしたりしなくなるでしょう。
冷静になり、適度な距離感を保てるようになるはずです。
ある意味では、本当に「尽くせる」のはそこからかもしれません。
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