小説の添削はいたしかねます(>_<)
チャネリング相談、対面カウンセリングでは、芸術家志望の方への芸術のアドバイスも行っています(*'▽') Youtube、Instagramなどのあなたの発信物のページを見せてくださいね♪
・・・ということは以前からお伝えしています^^
ただし、「私の小説を読んで評価や添削をお願いします」という要望はお応えできかねます(*_*; 私は文章を読むのが速くはないので、小説1本の鑑賞となると膨大な時間が掛かってしまうのです 汗
また、私は私なりに小説を書くうえでの美学やロジックを持ってはいますが、「文学賞的にウケる」「商業作品としてウケる」という軸で小説を書いていません。
私のアドバイスを受けても文学賞ウケはしないと思います^^;
「文学賞を目指しているわけではなく、さとさんのような作品を書きたい」というお言葉はとても光栄で嬉しいのですが、文芸賞や商業展開を目指さなくて大丈夫ですか?と心配してしまいます^^;
私からアドバイスをするとすれば・・・
「伝えたい哲学がある」ということが大切!
「小説家になりたい」「小説を書きたい」という動機から技術をこねくりまわしても、あまり胸を打つ小説は書けないだろうと思います。
私の感覚として、良い小説を書くために最も大切なことは、「伝えたい哲学がある」ということです。思想、気づき、体験・・・なんでも良いですが、「こういう思いを伝えたい」というパッションがないと、小説はハリボテになってしまいがちです。
小手先の技術をこねくり回しても、文学賞は獲れるかもしれませんが、さとの書く小説のベクトルとは異なる仕上がりになると思います。
たとえば、私はRPGのラノベを書くにあたって、「ウケるエピソード」をあちこちの作品から寄せ集めるようなことはしません。「ここで恋人が死んで涙を誘うことにしよう」なんてセオリーも使いません。
自己満足でいい、という意味ではないのです!
読み手のことを思いやって、「キャッチーな文を書く」「面白い文を書く」という意識は重要です。が、それは商業ウケに迎合することとは違うのです。
ある意味では、「売れ線とは違う味を提唱していく」といった美学・改革心が必要かなと思います。
「セオリーを勉強して、セオリーを手放す」
小説を書く上でのセオリー(基礎)を、一通り理解することは大切です。
「小説を書くコツ」みたいな本を読んだり、書きたいジャンルの小説をたくさん読んでその共通項を掴んだりしましょう。
しかし、芸術とはただセオリーをなぞれば良いわけではなく、「セオリーを踏襲しつつ、セオリーを壊していく」といった冒険も必要だろうと思います。
個性的な何かが必要で、でもそれはセオリー(基礎)を知らずに奔放にやるのではなくて、「セオリーを理解したうえで敢えてハズす」といった成熟が必要です。
流行芸術を創るには、流行芸術だけでは足りない。
「良いラノベを書きたい」と思ったとき、ラノベを読み漁るだけでは不充分だと思います。
ラノベとは対極にあるような、昔からあるような文学や、児童文学、童話、そういうのも読み漁ったほうが良いです。
ちなみに、「ボカロ曲を作りたい」と憧れる音楽家の卵さんにも同じことが言えますよ。ボカロやイマドキの曲だけを聞き漁るのではなく、バンドの音楽やピアノメインのポップス、アコギのポップス、オールディーズと呼ばれる70年代頃の洋楽なども聞き漁ったほうが良いです。もちろんクラシック音楽も聴いてほしいですね。
書くことと同じくらい、客観視が大切。
小説を書くうえでは、「文章を書く」というのと同じくらい、「書いた文を客観視する」ということが大切です。
読み直す、推敲する、ということですね。
1つ文節を書いたあと、3日後に読み返してみたら、「なんか意味わかんない文だな!」と青ざめたことはありませんか?
書いた本人は意味がわかっても、他者には意味がわからないことも多いのです(笑)
誤字を直す、というだけではなく、「大々的に削る・書き直す」ということが必要です。
受賞作家が上手いとはかぎらない・・・
「文章が上手い」ということの定義は様々なベクトルがあります。
比喩表現の上手さや情景描写のリアルさが、一般的には小説家における「文章の上手さ」です。
でも、青空の青さを表現するのに3行も費やしていると、読み手としてはくたびれるんですよね。その3行を読んでるうちに、「で、何の話だっけ?」と内容を忘れてしまいます(笑)
ラノベというのは、文学小説のそんな欠点から端を発して「読みやすい小説」として栄えたようですが、このように、「作るものに対して必要な上手さ」を込めないと、作品がぐじゃぐじゃしてしまいます(笑)
私はラノベをあまり読んだことがありません。若い頃は少々文学小説を読み、それなりに夢中にもなりました。が、いつしか文学小説が読めなくなってきました。文学小説は、回りくどく感じるのです。言葉が多すぎると感じるのです。比喩表現が多すぎます。
「文章を書くにおいて、そんなに装飾は必要ないよな」と感じるようになりました。
私と同じように感じている人は結構多いんではないかと思います。
しかし文学賞の受賞作家は非常に饒舌に文章を飾ります。そういう人が一流、人気、と賞賛されています。世間で一流と賞賛される受賞作家を真似ることは、必ずしも良いこととは言えないです。
少なくとも、さとの作風とはベクトルがかなり異なります。もし、「さとの文章が読みやすい」と感じてくださっているなら、さとの文章は「極力短い文章に抑えているから」です。比喩的表現、情景描写、文学的技巧を「最低限に留めている」ゆえに読みやすいのです。
「テクニックを見せつけたい」という自己顕示欲みたいなものを手放さないと、さとっぽい文章にはならないと思います(笑)でもさとを真似ても文学賞は獲れないと思います(笑)
私は、作家として評価されることに興味がなく、「読みやすい文章を書く」ことを意識しているのです。
努力が要ります(笑)
「小説なんてカンタンに書けるだろう」と思っていませんか?
芸術を、特に創作をしようと思うなら、膨大な努力が要りますよ!(笑)
もちろん、世の中には天才というのがいて、さらっと書いてスゴイのを書けてしまう人もいます。でもそれは特例にすぎず、私たちのような凡人は、膨大な努力が要るのです。
いや、21世紀の日本には天才も多くて、あなたの友人にもさらっと書けてしまう人が何人もいたりするのかもしれませんが、それが普通ではないんですよ。
センスだけで満足のいくものを書けるならそれで良いんですが、さらっと書いてみて「あぁ全然ダメだなぁ」と感じるなら、膨大な努力が要ると覚悟しましょう。それがメンドクサイなら芸術はヤメたほうが良いです(笑)
「書く」以前に「読む」ことすら膨大な量が必要です。「ラノベ30冊読んだ!」ではまったく足りないです(笑)
言葉にすぐ詰まるなら語彙が足りておらず、それは膨大な読書によって蓄積するしかないです。
小説を書く人というのは大抵、小学生の頃から小説や本をいっぱい読んでいます。ラノベじゃない本もいっぱい読んでいます。ラノベじゃない本で蓄えた知識をラノベで放出している、というだけなんですね。
さとはラノベを書くと決めたらさらりと書き上げてしまった、という印象を受けるかもしれませんね。ラノベとしては「僧侶だけで魔王を倒すには」が処女作ですが、私はこれまでに膨大な量の文章を書いてきました!情報サイトの記事なんて5,000記事以上は書いてます(笑)小説も書いたことがあります。
だから応用が利いたというだけであって、「文章を書く努力」についてはそこらの小説家にも負けてないハズです(笑)
ラノベにかぎったことではないんですが、現代の芸術家志望さんたちはちょっと努力量が足りていない気がします・・・汗
仕事を犠牲にするくらいの意欲が要るかも。
文芸賞を受賞される方には、「普段はサラリーマンをしている」という人も多いですよね。
サラリーマンをしながら夜間に執筆をする、ということも可能ではあるでしょうが、昼間の仕事で体力・気力を使い果たしているようでは、ハイクオリティな小説を書けるようになるのは難しいかもしれません。
これも、他の芸術でも同じことが言えるのですが、芸術家というのは人生の軸を芸術に置いています。ミュージシャンになりたい人は、ライブハウスに出演する時間を作るために、正社員にならずにシフト制のフリーターを選んでいたりします。スタジオ練習に入る日が多いから、労働は週4日だったりします。
週4日の労働でスタジオ代と生活費をまかなわないといけませんから、レジャーなんか全然しない!彼女も作らない!とストイックに生きてたりします。
飲み会や女子会にはあまり行かないような人が、芸術家には多いです。お金も時間も浪費できないからですね。
「いつまでもフリーターなんかして!」と親や周囲の大人に軽蔑されても、メゲない精神のタフさが要ります。
「正社員の肩書きを犠牲にする」「人生を芸術に捧げる」というくらいの覚悟が、多くの場合は要ります。
片手間でやって成功しちゃう人もいるんですけど、それが普通じゃないんですよ!
・・・それくらいの努力もせずに、「私はなかなか上手くならなくて・・・」とショゲていても、「いや、そりゃそうだよね」と思ってしまいます^^;
私は個々人に対して「もっと努力しなよ!」なんて厳しいことは言わないですが、「芸術にはめちゃくちゃ努力が要るよ!」と思っています。
今の時代、ミュージシャンも小説家も俳優も画家も声優もみんなホントに努力が少なくて(遊んでばかりで)、まっとうに努力しているのはクラシック音楽の生徒くらいなものかなと感じます。
かといって、努力してげっそりしている様を皆に見せるのではなく、仕事や遊びの際は元気に笑っている必要がありますね(*'▽')