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「そのままでいいんだよ」チャネリングの主は誰?

執筆者:れなさん

スピリチュアルなサイトやブログなどを眺めていると、チャネリングメッセージとして、「そのままのあなたでいいよ。」「あなたは輝いているよ。」「好きなことして暮らせばいいんだよ。」「成長しようとしなくても良いんだよ。」といった楽観的な言葉を発信している人々を見かけます。

一体、これらの言葉は正しいのでしょうか?こうした楽観的なメッセージを発しているのはどのような霊的存在なのでしょうか?

霊的な見地から見て、正しいのか正しくないのかという二択で言えば、もちろん、正しくありません。

もし、「そのままのあなたでいいよ。成長しようとしなくていいんだよ。」という言葉が正しいなら、スピリチュアリズムは何を啓蒙してきたのでしょうか?成長意欲が希薄なスラム街の惨状は、それが正しいのでしょうか?

答えはもちろん、NOですよね。


 

これが最もわかりやすいので、もう一度繰り返します。

大衆に対して、「そのままで良いんだよ」「成長しなくて良いんだよ」「好きなことをして暮らせば良いんだよ」と言ってしまうと、スラム街になってしまうのです。スラム街をご存じですか?暴力、窃盗、レイプが日常茶飯事で物騒きわまりない、危険な街のことです。


 

「そのままのあなたで良い」と言ってしまうと、5次元アセンションどころかますます退廃してしまう・・・。

「そのままのあなたで良い」という言葉を、この戦争と怠惰、詐欺の絶えない地球社会で正義化してしまったら、地球はますます腐敗しています。

戦争や超資本主義による貧富格差、拝金主義、ぜいたく中毒などの誤った価値観を是正するために、スピリチュアルな啓蒙というものが存在し、アセンテッドマスターや霊的覚者が啓蒙をしてきたのです。

大衆一人一人が、自分の快楽・怠惰よりも社会貢献を優先するようにならなければ、5次元社会は生まれないどころか、戦争社会も終わりません。

もちろん、私たちは1時間や1日、1カ月くらい一休みすることがあっても良いのですが、しかし「そのままのあなたでいいよ。成長しようとしなくていいんだよ。」というのは啓蒙者のメッセージとして危険すぎます。


 

「そのままのあなたでいいよ。」の言葉の主は誰?

では、「そのままのあなたでいいよ。」などの甘やかしな言葉は、どのような霊的存在が発しているのでしょうか?

これは2つのケースがあります。
 

初級レベルの守護存在。

1つは、低レベルな守護存在です。守護天使や初級ガイド霊(初級守護霊)が該当します。

これらの低レベルな守護存在は、とにかく主人(あなた)がやりたいと思っていることに協力をします。それが快楽であっても怠惰であっても、犯罪であっても協力します。これは、快楽や怠惰、犯罪などの精神性の低い行為の中にも、学べることがあるからです。

そのため低レベルな守護存在たちは、善悪を判断せずに主人の手助けをします。
 

低級霊。

もう1つのケースは、低級霊です。精神性が低いとき、その人がチャネリングの電波を伸ばすと低級霊とつながってしまいます。そばで守護天使やガイド霊が見守っていようとも、あなたの精神性が低いなら容赦なく低級霊とつながってしまうのです。怠惰な人はしょっちゅう低級霊とつながっています。
 

低級霊は、あなたやあなたの周りの人々に嫌がらせをするために、でたらめなことを言います。

「そのままのあなたでいいよ。成長しようとしなくていいんだよ。」という言葉は、優しい言葉のようにも見えますが、がんばっていたら何か素晴らしいものが掴み取れていたかもしれないのに、そこから気を反らされ、「現状維持」や「無難なもの」に縛り付けられてしまったわけです。

低級霊の言うとおりにしていると、お金に困ることは減りますし、大きな富が手に入ることもあります。

しかし、人生において最も大切なものは、お金があっても手に入りません。それは、アセンションなどの精神性であったり、素晴らしい恋であったり、素晴らしい冒険であったりします。お金で得られるものは、どれも「無難な幸福」でしかありません。

多くの人々はしかし、それで満足します。素晴らしい恋も素晴らしい冒険も得られなくても、満足できる人はできるのでしょうが、しかし彼らは永遠にアセンションに至ることはありません。そしてこの窮屈な社会に、何回も何千回も生まれ落ちることになります。輪廻転生を卒業することが人生の意味なのですが、それをしないまま枝葉の喜びと大きな苦痛とを繰り返しながら生き続けます。

あなたは、それで良いのでしょうか?


 

冷静になって、自分を見つめなおしてみよう。

「そのままのあなたでいいよ。成長しようとしなくていいんだよ。」といった言葉に魅了されてしまう人は、精神性が低いのです。

「怠惰でいたい」という欲求があるため、こうした言葉を言われるとうれしくなりますし、それが霊的存在からのチャネリングだというお墨付があると、もうそこに妄信してしまうのです。
 

怠惰でいたい人を叱責するのは難しい。自ら変わるのを待つしかない。

「怠惰でいたい」という欲求が強い人は、結局どこに行こうとも甘い言葉を言う人のほうへなびいて行ってしまうので、彼らを無理に叱責してもあまり意味がありません。彼らは彼らの生活の中で、「グルメよりも自己成長が欲しい」「レジャーよりも奉仕がしたい」と感じるようになるまで経験を重ねるしかないのです。

3次元以上の精神の人は、「成長しようとしなくていいんだよ」と言われても、何か新しいことを探求したくなる。

精神レベルが3次元以上に達している人は、「成長しようとしなくていいんだよ。」と言われても、何か新しいことを探求したくなります。「強要されて成長する」のではなく、「成長したくて成長する」のです。

スピリチュアリストの中には、人間の宿命・カルマの宿命として自己成長に励まなければならないと考えて頑張ろうとする人がいますが、彼らは本当の成長意欲をまだ持ってはいないのです。罰を恐れて成長を頑張ろうとすることは成長意欲ではなく、懲罰意識です。これは2次元未満の人の思考です。

「霊的成長のために奉仕する」と考えている人は、本当の奉仕心をまだ持っていない。

奉仕についても同じで、「良いことがあるから奉仕する」「徳を積むために奉仕する」「霊的成長のために奉仕する」と考えている人は、本当の奉仕心をまだ持っていないのです。本当に奉仕心がある人は、「奉仕が気持ちいいから奉仕する」のです。奉仕することが当たり前の所作になっています。

彼らも旅行をしたり芸術をしたりしますが、しかし何をしていても無意識的に、「奉仕的なやり方」でそれをやります。根っからの奉仕好きなのです。

このような奉仕精神のない人は、「これは神のお告げだが、君は好きなことをやっていて良いんだよ」と言われると、奉仕ではない、好きなことをやりたがるのです。

奉仕したいと思っていない人に奉仕を強要しても、それは奉仕ではないので、守護存在は彼女に奉仕の示唆を出しません。「そのままのあなたでいいよ。と言うのです。


 

自分の精神性が落ちたことに気づかない人が多い。

厄介なのは、いったん高次レベルの守護霊が憑いても、その人が自己成長や奉仕の振る舞いをあまり見せないなら、高次レベルの存在は去っていってしまうということです。しかし、その人はもっぱら、自分の守護霊が初級レベルの者に戻ってしまったことに気づきません。

初級レベルの守護霊は、その人の次元(精神レベル)が落ちたことをその人に指摘しませんし、説教もしませんし、再び向上するように叱責したりもしません。そのため、高次レベルの守護霊の言葉だと思いこんだままで、初級ガイド霊や低級霊と交信してしまっている人もとても多いです。
 

アセンション間際に至った女性の9割以上が、こうした過ちに陥る。

女性には特に、このような人が多いです。女性は、いっとき自己成長を頑張りますが、なかなかそれが長続きしません。そして、「僕が君の人生を(生計を)助けてあげるよ」と男性に手をさしのべられる機会が多いため、その誘惑に負けて、また依存的な精神レベルへと落ちてしまうのです。

アセンション間際に至った女性の9割以上が、こうした過ちに陥ります。そして、むしろ以前よりも堕落的な生活を送るようになってしまいます。

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