善人は動物に好かれる?
執筆者:れなさん
アニメや童話などで、誠実な人やピュアな人が動物に囲まれ、好かれている描写をよく見かけます。このようなことは本当にあるのでしょうか?
これは、一言で結論を言うのは難しいものがあります。
親身に世話をしていれば誰にでも、悪人にでも動物はなつく。
動物が人間になつくとき、その要因は2つのパターンがあります。
1つは、ある人がその動物に対して、とてもかわいがっているときです。エサを与えたり暖かい場所に迎え入れてあげたり、体をなでてやったりすることを続けると、多くの動物はその人になつきます。しかしその動物は、その人の人格やオーラを見ているわけではありません。単純に、自分に都合よくしてくれるからなつくだけです。
そのため、その人が違う場所で犯罪を犯していたり家族を虐待していたりしても、なつくのです。悪人にも、動物はなつくのです。
オーラフィールドの大きい人間を見かけて甘えにいく動物がいる。
もう1つは、オーラフィールドの大きい人を見かけたときです。
動物の中には、人間のオーラフィールドが視えるものがいます。犬は視える、ネコは視えない、といった種族的なことではなく、犬の中にもオーラの視える犬がいますし、視えない犬がいます。ネコの中にもオーラの視えるネコがいますし、視えないネコがいます。
オーラフィールドの視える動物は、オーラフィールドの大きな人間が心優しい傾向にあることを、経験的になんとなく理解しています。そのため、オーラフィールドの大きい人間を見つけると、自分から寄っていき、甘えたりそばに座ったりするのです。
また、その動物が病気やケガを負っている場合も、回復を求めてオーラフィールドの大きな人に寄っていくことがあります。
つまり、動物に対して甲斐甲斐しく何かをしているわけでもないのに何かと動物が寄っていく人というのは、アニメや童話で描かれるように誠実な善人であることが多いです。
オーラの大きな善人でも動物に攻撃されることがある!
注意すべき点は、すべての動物が人間のオーラを視えるわけではなく、すべての動物がオーラフィールドの大きな人間に心を開くわけではないということです。
ですから、ある場所で野良犬たちにとても好かれたとしても、また違う場所の野良犬には吠えられたり噛まれたりされてしまうこともあるのです。
映画『風の谷のナウシカ』の中でナウシカが、自分に敵意が無いことをわかってもらうためにキツネリスに指を差し出す(噛みつかれても怒らない、おびえない)シーンがありますが、あのような慈悲を見せても、すべての動物が心を開いてくれるわけではないのです。オーラフィールドの大きな人であっても、です。
最終的にナウシカは、オーラの感知できる王蟲に認められ、救われるというハッピーエンドを果たしますが、善人があのように体を張っても、上手くいかないケースもありうるのです。
オーラの大きな人間に甘えるとしても、助けることはほとんどない。
また、動物たちは、オーラフィールドの大きな人に対してなついたとしても、その人の困りごとを助けてあげるようなことまですることは、ほとんどありません。
スピリチュアルな小説、ファンタジー、映画などでは、動物が善人の主人公を助けるシーンなどよくありますが、実際に起こることはほとんどありません。つまり、動物からの助けを期待して山奥に入っていくようなことはすべきではありません。