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華やかな世界が不誠実だと気づいたときに。

執筆者:れなさん

子供の頃に、芸能界やテレビやスポーツ選手に憧れるのは、自然なことと言えます。
しかし、大人に近づいていきその業界を垣間見られるようになったり、ついにはその業界に入ることが出来るようになったとき、見えてくるものがあるでしょう。

 


華やかな世界は、どこも不誠実・・・

華やかな世界は、ほとんどがどこも不誠実なのです。
芸能界は、テレビ番組のディレクターが必死にサクラのような観客をはやし立て、番組が盛り上がっているように見せかけます。タレントたちは誰もが濃いメイクで、実物よりも美しく見せかけます。アイドルは握手券を付けてCDを売り、「100万枚を売った!」と豪語します。
プロの業界にいる人々はそれなりには能力がありますが、しかし誇張の力によって上手く見せ、聴衆をだましているのだ、と気づいたでしょう。

サッカー選手は、上手くてかっこいいので世界中から賞賛されます。しかし試合をじっくり眺めてみると、ずいぶんとラフなプレーが多いものです。ボールを奪うために相手を押し倒します。解説者の話によく耳を傾けてみると、「審判の見ていないところでズルをするのも実力のうち」と言っています。
サッカーはどうも、他のスポーツに比べてラフプレーが多いですし、「審判が見ていなければ良いのだ」とずるい考え方をする選手が多いです。
ずるいプレーばかりしていても、得点を多く決める選手が、英雄だ神だと賞賛されています。

 


芸能界やスポーツ界が嫌になるのは、自然なことです。

憧れた芸能界にようやく入っても、ディレクターや仲間たちが不誠実だと気づいてそこにいるのが嫌になってきた・・・。そう悩むのは、自然なことです。
誠実な人間は、周りが不誠実であることに強く悩みます。そして、そこにいるのが嫌になります。「歌は楽しい、ダンスも楽しい。けれどテレビに出たくない」と感じるのが自然です。
長く業界にいる人は、ディレクターや周りのタレントが不誠実であることにあまり嫌悪感を感じていないのです。自分も似た感性をしているからです。

ボールを蹴るのが楽しくてサッカーの選手になっても、周りの選手たちがラフプレーばかりするのを目の当たりにして、誠実な人は嫌になります。ラフプレーの多い選手が賞賛されている現実に嫌になりますし、ラフプレーをする人々の中でプレーすることが嫌になります。
長く業界にいる人は、相手を押し倒してボールを奪うことに抵抗がないのです。不誠実だからです。

 


誠実な第一人者は、華やかな世界にいないのです。

すると、音楽がとても上手なうえに心が誠実な人というのは、テレビの仕事の現場にはいないのです。彼はもう、不誠実さに嫌気がさして引退してしまっています。

あなたの価値観は、どうでしょうか?
不誠実であっても歌が上手ければ、そういう人を尊敬するでしょうか?であればテレビの世界で仕事や交流を楽しんでいればよいです。
「音楽に優れていて、そして誠実な人にトキメキを感じる」そういう価値観をしているでしょうか?
それなら、テレビに出るような仕事を引退することを検討しましょう。
あなたの求める人はそこにはいませんし、あなたは心が満たされないまま、年老いてしまいます。
恋人も見つけられないまま、真の親友も見つけられないまま、年老いてしまいます。
真の師を見つけられないまま、年老いてしまいます。

たとえば、Youtubeにチャンネルを開設し、何の不正も誇張もせずに、歌やダンスを披露して活動すればよいのではないでしょうか?

 


世の中には、テレビに出ようとせずに活動する人もいるのです。
名声を得ようとせずに活動しようとする人もいるのです。
報酬など気にせずに活動しようとする人もいるのです。

あなたは、どのような人になりたいのでしょうか?
お金と名声が、何よりも優先なのでしょうか?

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